おはようございます
昨晩の米国株式市場は上昇となりました。
NYダウ +507.85 45010.29
NASDAQ +127.34 21020.02
S&P500 +49.29 6358.91
VIX指数 -1.13 15.37
原油 +0.11 65.42
為替 146.47
トランプ大統領が日本との貿易交渉に合意し、関税率は15%となる模様です。ただ、これってまた変更されるという事はないのでしょうか。流石のトランプさんも、当面はこれで行くという事だと思いますけど、分からんですよね。しかも、合意したと言ってはいますが、通常ですと合同記者会見などをしますよね、これからなのでしょうか。しかし、この話が出てきて、日経平均株価は1,000円以上の上昇となりましたし、トヨタのような大会社が15%も上昇しました。そんなに良い結果なんでしょうか。言える事は25%が15%になった事、一応決着した事くらいです。その代わりと言っては何ですが、日本円換算で約80兆円もの資金を、米国のために投資して、しかも取り分は9割が米国、出資した日本が1割だそうです。本当でしょうか、本当にこんな条件で合意したのでしょうか。無駄に時間をかけて、得られた成果がこれですか。とゆーか、これって成果なんですかね。ただ単に、カツアゲされにわざわざ相手国へ出向いたみたいにしか見えないんですけど。この80兆円というお金はどこから出てくるのでしょうか。民間企業の投資などを合計した数字なのでしょうか、それとも国が出すのでしょうか。これだけの金額となれば、当然ながら今すぐではない事は分かります。しかし、9割が米国の取り分というのはおかしくないでしょうか。交渉してきて、何と引き換えにこのようなディールとなったのか、よく分からないんですよね。ただ関税率を10%下げてもらう代償というだけなら、果たして喜んで良い話なのでしょうか。日本政府は、この合意でよいと考えた根拠を国民に対して示す責任があります。まさかとは思いますが、「辞任します」でお終いという事はないと思いますが、河野みたいな馬鹿がいる党ですからね。日本に不利な条件だったのかどうか、キチンと説明してもらわなければなりませんし、事と次第によっては背信行為になり得ると思いますね。ニュース記事を読むと、何だか合意した事だけをもって喜んでいるような風潮ですけど、10%引くのと80兆円出すのとで考えると、一体何がどう日本にとって良かった事になるのか、速やかに、そして正確で詳細な説明を求めます。
米国株式市場は案の定上げました。日米貿易交渉の合意で他国との交渉ペースも上がるだろうという思惑もあったと言われます。日経平均先物も約500円上がってました。まぁそんな感じでしょう。こうなると史上最高値更新を目指す、若しくは通過点として新たな目標株価を目指す相場となりそうです。こんな調子で株高を演出しておけばみんな喜ぶんだろってことでしょうか、何だか虚しさすら覚えます。ただ日本がこれから約80兆円という巨額投資をするというだけでも、相当なドル需要があるという事になります。詳細が分からないので、一体何に投資をするのか分かりませんが、金額ははっきりしています。それ自体が既に米国内にあるドルを使って行うものなのか、新しく日本から米国へ振り込まれる資金なのかで全く違う結果となります。新規資金を米国へ振込むという話であれば、これは純粋にドル高要因でもあり、米国経済にとって良い傾向となり得る純投資となり、そればかりではなく、その投資の利潤の90%を米国が受け取れるという話だそうですが、とても米国にとって都合の良い交渉だったことになります。これを見て欧州などの交渉中の国々はどう思うのでしょうか。日本があれだけお土産を持たせたんだから、我々にはもう大した要求はないだろうと日本に感謝するのか、それともあんな条件で合意されたら我々にもきつい条件を突きつけられるじゃないかと怒らせてしまうのかどうなんでしょう。いずれにしても米国にとって有利でしかない結果が得られたことで、米国株は更に上昇することになると思った方が良さそうですね。
本日も暑さが厳しい一日となりますね。どうかご自愛ください、それでは。