株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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統計も相場も分からん

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は上昇となりました。

NYダウ    +703.27         43221.55

NASDAQ         +466.84        19511.23

S&P500           +107.00          5949.91

VIX指数           -2.62                   16.09

原油                +2.80                   79.17

為替                                          156.50

 

あまり意識はしていないのですが、先日の米雇用統計では、予想よりも雇用者数が大幅に増加していました。通常、統計は連続性を重視します。従って季節調整を行う事で、それぞれの計算期間で起こる特殊な要因等で統計が分かりにくいものにならないように調節するんですよね。それは分かっているつもりなんですが、それでも今回のように季節調整をしていない数字は、実はマイナスなのに、つまり増加どころか減っているのに、季節調整をすると、予想をも遥かに超える増加数に変身してしまうんです。特に騙しているという事はないのですが、それでも、減っている事が増加する数字になってくる事には少し違和感を感じてしまいます。だから季節調整なんだという考え方が正しいのでしょうけど、まず、原データがあってからの調整だと思うと、そもそもはマイナスなのにプラスと言われても、それは調整って言うのか、みたいにどうしても考えてしまうんですよ。

そんな疑問を持ちながら、昨夜のCPIですが、前月比も前年同月比も鈍化した結果となりました。これも何やらよう分からんのですが、結果として昨年よりも3.2%価格は高くなったんですよね。予想と比べて伸びが鈍化したと言ってますが、それは利下げが遠のくという事ですよね。何故か債券は利回り低下となりましたが、予想より伸びなかったとはいえ、昨年よりも物価は3.2%上昇したんです。なのに債券は買い直され、株は大幅に値上がりしました。そんなに買える材料なんでしょうか。雇用の実数は減少し、物価は高くなっているわけです。なのに債券は利回り低下で株は大幅高、そんなに予想がきつかったんでしょうかね、何であんなに買われるのか、理解に苦しむというか何なんでしょう。まぁ、これが相場なんだと言われれば、私に相場観が無いという事になるんでしょう。おまけに原油まで高騰して、WTI原油先物は80ドル台を付けました。つまり物価高になったという事です。こうなると、米国株式市場は米国が好景気であると解釈したのでしょうか。上がった銘柄は、マグニフィセント7と銀行がメインで、後はハイテクが続きました。決算が良かった銀行株は分かりますが、M7が一斉に上がったのはよく分かりません。イスラエルハマスで停戦合意がなされたというのも、昨晩の上げに影響したんですかね、何だか私には分からない世界となりました。仮想通貨もあっという間に戻りだしましたし、リップルなどは史上最高値を更新してしまいました。この先どこまで行けるのかわかりませんが、こっちだけはもっと上がる気がしてなりません。株なんか持ってるよりも本当なら仮想通貨へ投資の配分を傾けるべきなんでしょうけど、税金がネックですよね。そんな事も考えつつ、今後の対応策を検討しなければなりませんね。

今朝は寒くなりました。日中も気温は上がらないとの事です。まだまだインフルが流行していますので、気を付けてお過ごしください、それでは。