おはようございます
昨晩の米国株式市場は下落となりました。
NYダウ +39.15 33670.29
NASDAQ -166.98 13407.23
S&P500 -21.83 4327.78
VIX指数 +2.63 19.32
原油 +4.81 87.72
為替 149.56
原油価格がまた急上昇しました。イスラエルがガザ地区への地上戦を開始した事が要因です。それにしても、一気に5%以上も急騰するのもどうかと思いますけどね、だって既に80ドル台なんですから。そうするとまた物価高が避けられず米国金利が上昇ムードとなるわけです。そしてお決まりのFRB高官の誰かが、「う~ん、金利は影響を受けるかもしれませんねぇ」なんて発言が飛び出してきて、ドル高進行、長期金利も上昇して米国株は調整止むなし、みたいな展開は簡単に想像できますね。もう少し裏読みすると敢えてFRBはだんまりを決め込んで、物価や資源価格の上昇を見て、悠々と「物価高に対処します」なんて後出しみたいに言う事で11月の利上げに留まらず、次回以降も「状況によって」利上げをするかもよって言いだすかもしれませんね。言葉遊びが過ぎるんですけど、でも止められない止まらない「かっぱ○○せん」みたいなんじゃないでしょうか。これまでもこうした物価高については、想定通りに事が運んだことは無く、物価高が止まらないなどの理由から、金利は上昇し続けることが多かったと思います。これって裏返すとそれだけ景気が強かったとも言えてしまうかもしれませんが、今は決して好景気などではないと思います。結果的にお金が回収できていないので貨幣価値の低下がイコールとして物価高が収まらないという事でもあると思いますね。だから見た目は、数字上は悪くないように見えるんでしょうけど、実態はそれほど良いとも言えないという感じなんじゃないでしょうか。いずれにせよ、物価高が金利高を呼び込む傾向が終わりを迎えるのは意外ともっとずっと先の話となるのかもしれません。となると、株式市場、とりわけハイテク株はまた長期低迷となるやもしれません。嫌な感じがしますが、戦争おごととなると簡単に解決しないですからね、やはりここは撤収しておくことが望ましいのかもしれません。
さて週末となりました。今日は良い天気ですが、明日は雨模様となるようです。丁度良いですから、今日は外出して明日は体を休める日にしたいと思います。皆様も夏の疲れを馬鹿にせず、ご自愛いただきたいと思います、それでは。