株歴30年生の雑感ブログ

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Whaley Breadth Thrust指標とは⁉︎

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場はマチマチとなりました。

NYダウ   +81.20   39935.07

NASDAQ    -160.69          17181.72

S&P500     -27.91               5399.22

VIX指数     +0.41                    18.45

原油          +0.56                    78.15

為替                                        153.86

 

7月30日と31日は日米の中央銀行が会議をして今後の金融政策を決める事になっています。時間的には日銀が先に発表する事になります。FRBが結論を出す前に、先に結論を出さなければならない立場はどんな気持ちなんでしょうか。もちろん、他国の事は関係なくて、自国に資するために判断するわけですが、じゃあ各中銀がなんの対話もなく完全に勝手に決めている、なんて事はあるわけないと思います。むしろ緊密に対話をしながら、日銀が指示を仰ぐ的な関係ですかね。今市場では日銀が金利上げに舵を切ると噂されています。だからこその円高でもあるわけですが、私は何もしないと思いますね。それか、またやった感を出すだけの些細な上げに止めるのではないかなと思います。

米国株式市場は、ダウこそ少しだけプラスになりましたが、NASDAQやS&P500は続落となりました。まぁ、この程度で済んだのなら普通の調整だったことになります。これから決算発表が本格化するわけですから、今後の成行を見ることになると思います。ただ、これまで相場を牽引してきた半導体はそろそろ良いところまで調整は完了している可能性はあるのではないでしょうか。昨年と今年のSOX指数の調整は、高値から約18%前後の下落率で終えました。今回は今月11日のざら場高値が5931だったと思いますが、そこから同率で調整すると約5026辺りが目処になります。昨晩のSOXは5005で終えていますので、ほぼほぼその意味では調整終盤と考えて良いと思うんですね。となると、そこを軽く下回るならば、むしろ下げの始まりだった事になる可能性が高いと判断して良いのではないかと思います。しかし一方で、昨日見た記事ですが、1年後の勝率100%のサインが点灯したという記事がありました。それは何かというと、「Whaley Breadth Thrust指標」と言われるものです。どんなサインかと言いますと、「5日間の値上がり銘柄数が5日間の値下がり銘柄数を約3倍上回ったときに発動される」といったものです。最近ラッセル2000指数が上昇していましたが、これは中小型株の指数です。この指数が上がるという事は中小型株が幅広く買われた事を示しています。この指標は「銘柄数」に着目している点が特徴なんですね。つまり、幅広く買われないと発現しないサインだという事になります。米国株式市場はマグニフィセント7と言われる超巨大企業の占める割合が高く、それらが堅調でさえあれば、他の銘柄が大した事なくても相場全体が上がれる状況になってしまっています。このサインが出たという事は、相場つきが変わってきて、M7ではない銘柄に幅広く買いが入ってきたという事を表していますが、それは相場の息が長くなる事を表していると捉えられるのだと思います。なんでも、1950年以降で14回出現し、そこからの1年間の平均上昇率は23%というもので、これまで100%の確率で上げてきた実績のあるサインとのこと。当然、平均値ですから、それより以下だったり以上だったりするんですが、それはその時の相場環境に左右されるので今回がどうなるかは天のみぞ知るという事になりますね。

さて、今後どんな相場となるか余計に分かりにくくなりましたが、基本的に大統領選までは暴落はないと踏んでいるとすると、この下げは買い場となる可能性はかなりあるのではないかと思うんですけどね、どうなりますかね。

今週も金曜日になりました。梅雨も明け暑い日が続いてますが、急な雷雨や豪雨が各地で見られます。体調管理も大切ですが、身の危険が意外とすぐ側にあると考えないといけないと思います。くれぐれも無理せず自分を大切に行動したいものです、それでは。