株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

MENU

本当にインフレなのか?

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は続落となりました。

NYダウ   -500.10     28725.51

NASDAQ     -161.89           10575.62

S&P500       -54.85              3585.62

VIX指数       -0.22                    31.62

原油            -1.49                    79.74

為替                                        144.80

 

相変わらずベア相場が続きそうな感じですね。3指数揃って年初来安値更新ですって。金利をかたくなに上げ続ければ、そりゃ株価は下がるしかないですよね。住宅部門も資源も下がっているのに、なぜか物価だけは上げ続けているんですよね。これって日用品や車とかが値上がっているんでしょうか。大きい買い物と言えば、その代表的なものが「住宅」であり、不動産取引ですよね。それが落ち始めていると言われているにも拘らず、全体としてはインフレが進んでいると言うんでしょ。そうすると、やはりほぼほぼ何でも値上がりしているという事になりますよね。でも、GSCI商品指数とかCRB指数はもう6月にピークアウトしていてどちらも25%、18%と下落しています。何がどうインフレなのか、消費者物価が高い伸びと言っているんですけど、指数と実数が乖離しているようなんですよね。でもそれって何でこんなに違うのって思うんですけど、私はまた何かとんでもない勘違いをしているのでしょうか。試しに様々な商品価格を見てみると、やはり総合指数に沿った動きとなっていまして、大体の商品は今年前半でピークを付けているんです。モノによっては3割以上下落しているものもありまして、こうした指数や相場の価格を見る限りでは何がどうインフレなのか私の小さい脳みそでは理解しがたいんですよね。ましてや天下のFRBが、「インフレだ」って議長から地区連銀総裁まで揃いも揃って言い続けるんで、世の中そうなのかなって思ってしまいますよね。確かに商品指数の価格だけじゃなくて、流通や規制、そして制裁まで含めれば要因は多々ある事でしょう。しかしだからこそ商品価格はこれまで上昇してきたわけです。相場はどれもそうした様々なことを織り込んでいると言われますよね、だからそうした要因を反映した価格となっているはずなんです。なのでもし万が一ですね、FRBがこぞってインフレを叫んでいる理由が他にあるならば、それって今後将来に亘ってインフレが当面続くと宣言しているという事になりますかね。そんなこと、今さらって仰るかもしれません、現にFRB高官らもそう言っている感じですからね。でも目の前のインフレを2%台に落とすためと言っているわけですから、基本は将来ではなくて「今」の物価を抑制したいとしているはずです。となれば5~6月にピークアウトしている商品市場を見ればそれほど極端な発言などは不要かと思うんですよね。あと他に理由があるとすれば、やはり政権からの圧力という事になるでしょうね。ウクライナに侵攻しているロシアを世界から、そしてウクライナから守る役割を果たしています。その結果起こっているインフレに対しても現政権は対応できていますと、米国民にアピールしたいだけのために、実際とは異なる金融政策を取らせているのではないかという事です。仮にそうした思惑があったとした場合なら、それは中間選挙が終わってしまえばその後のことなんて現政権にとってはもうどうでも良い事になります。そうなってくれれば、金利上昇も無くなってきて、今度はむしろ金利低下期待すら出てきて株価上昇となるやもしれません。もしそうなら今は耐え時であり、今月か来月には絶好の買い場が巡って来るかもしれません。むしろ私からしたらそうしたシナリオの方がやりやすいんですけどね。本格的な景気後退となってしまったら、下手すると今後数年間は下落相場から脱出できなくなることも考えなければなりません。あの2000年の頃のITバブルも崩壊後2年くらいは鳴かず飛ばずとなりました。あの頃はそれに代わって新興国、今では死語となっているBRICS相場が台頭してきたので、また大きなひと相場が起こってくれて助かったんです。そうこうしているうちに、ITバブル相場で散々出てきた夢物語が、その後の技術進化によって現実化してきて、リーマンショックとその後の低金利と合わさって壮大なハイテク株相場へと繋がっていったんですね。そして今です、やはり低金利でのハイテク株へと何でもアリ相場をやりつくしてしまった株式市場は、次の壮大なテーマを欲しています。無ければ、出てこなければ、そのまま長期低迷となるだけです。果たしてそれはどんなテーマを持ってくるのでしょうか。これまでのハイテク相場を超える材料って? 米国株3指数が揃ってまた大きく史上最高値を更新して、「あの頃の悩みなんて大したことなかったよね」と言えるくらいの上昇を見れるようなテーマや材料って何があるんでしょうか。半導体がweb3等の実現のためには圧倒的に品薄状態ですし、ハイテクそのものの株価もそれなりに未来まで織り込んでしまいました。いずれまた相場になるでしょうがそれまで株式市場を支え、相場の大黒柱となるテーマって何なんでしょう。結局何でもハイテクに繋がるって話になりますし、でもハイテクはピークアウトした感じだしってことですよね。となると、大きなテーマが作り出せないとすると、やはり本格的な「第3次世界大戦」という事なのでしょうか。考えたくもありませんが、世の中の、特にウクライナの情勢を見ているとそんな事も考えない訳に行かないような気もしてきます。バイデン政権の支持率がドン族となりやけになって愛国心に訴えかける的な感じだとすると、言葉は悪いですが手っ取り早く戦争だって事にならないですかね。そっちに傾きがいくと一気に怖い世界になってきます、それこそ株式どころではありません。では戦争を回避しつつ、インフレも抑え、株式市場が適正に上昇相場を形成していくには何が必要なのでしょうか。

う~ん、私には到底分かるはずもない次元ですね(笑) 

なので考えないようにしようと思います。ここ半年くらいは、粛々と米金利と株価を中止して上手く渡り歩くか、暫く株式から遠ざかるかって感じで行きますかね。ちょっと消極的ではありますが、分からなさ過ぎて買うのか売るのかも分からないって感じなので、当面は様子見でいるのが良いのかもしれません。無理してやるものでもないですからね、休むも相場です(笑)

と言うわけで、長くなりましたが、この土日は久しぶりに気持ちの良い週末となりそうです。私はこれから洗車に行ってまいります、それでは。