おはようございます
昨晩の米国株式市場は反発となりました。
NYダウ +307.06 38904.04
NASDAQ +199.14 16248.52
S&P500 +57.13 5204.34
VIX指数 -0.32 16.03
原油 +0.14 86.73
為替 151.60
やはり株式の水準が高くなると多少の値動きでも大きく見えるものですね。1000円下がると大きい動きのはずですが、左程大きいとは感じませんし、小さくはないものの、変動率に直したら大した事でもありません。一昨日の米SOX指数は3%下落しました。3%の下落は日経平均株価にすると1200円以上の下落です。小さくはないですが、まぁそれなりといったところですね。そして、雇用統計の発表を受けた米国株式市場ですが、取り敢えず反発となりました。ただし、下げ幅を取り戻す以上の上げとはならずに週末を迎えることとなったので、少し不安もありながらの引けとなったような気もします。それには、イランも関係しているという事なのでしょうか。原油価格に下がる気配がありませんね。これは結構注意しないといけないのではないかと思いますが、そこまででも無いのでしょうか。米国の決算発表が本格化するまでのこの約2週間くらいの間は、経済指標の発表に左右されやすい展開と考えておかなければならいのでしょうね。
米国の債券市場は、徐々に利回りが上昇してきていますが、やはり資源価格の上昇に対して素直に反応しているように見えます。特に米国は資源価格の変動にインフレが敏感に反応すると言われているようじゃないですか。いやですね、戦争絡みとかになると。
雇用統計ですが、非農業部門雇用者数は予想の20万人を大幅に上回り、30万3000人の増加となりました。また、失業率は3.8%で前月の3.9%より低下となりました。何でも、26か月連続で4%を下回っているようなんですが、それって1960年代後半以来の長さだと言うんですね。26ヶ月と言うと2年以上の長さですが、完全雇用に近い状態が2年以上も続いているんですね。コロナがあったからなのでしょうか、インフレで賃金が上昇しているようですが、そんなに景気の良い状態が続いているという事なのでしょうか。ローンの延滞が多いとか、商業用不動産の下落が激しくて差し押さえになるようなケースがこれから多くなるとか言われていますが、失業者はほとんどいないという事なのでしょうか。これは、所得格差がこうした一見矛盾しているとも聞こえる違和感を生み出しているのでしょうかね。もっと経済統計などをつぶさに観察しないといけないのでしょうけど、そこまでの気持ちも無いので違和感のまま過ごしてしまっています。
さて、週末を迎え、テレビでは桜が満開を迎えると喧伝してますが、外はそれなりに寒くて、花見に行きたいと思えないですね。晴れ間でもあるなら気持ちも変わりますが、こう曇ってばかりだとどうも気持ちも前向きにまでは成れない感じです。こんな時は家でじっくりと体を休めて来週の仕事に備えていくのが賢明ですね。お互い風邪など引かぬようにしていきましょう、それでは。