おはようございます
昨晩の米国株式市場は下落となりました。
NYダウ -219.28 33727.43
NASDAQ -138.09 13492.52
S&P500 -33.56 4348.33
VIX指数 +0.53 13.44
原油 -0.01 69.50
為替 143.73
為替の動きが止まりませんね。昨日は6月のPMIが悪かったので金利低下したにも関わらず、ドル安とはなりませんでした。これはパウエル議長の上下院での証言で、これからの利上げを肯定的に発言した事の表れだとしているようですね。でもそれなら何故金利は下がるのでしょうか。為替はパウエルをとり、金利はPMIをとったという事でしょうか。前回の安値を更新するまではいかないと思いますが、相場は何が起こるかわからないですからね、気がついたら150円手前に来てるなんて事もあるかもしれませんね。
米国株式市場は金利低下にも関わらず下げました。これもパウエル議長の発言を嫌気したという事でしょう。ただ、気になるのはEV関連の株価の下落が目立ったことです。もっとも、モルスタがテスラのレーティングを引き下げた事が原因のようですけどね。しかし、これまでパウエル議長は何度もインフレは強く、金利を上げることや金融の引き締めを言ってきました。それでもいとも簡単に株式は上昇して見せてきました。それがここ最近の下げで何となくですが、相場に翳りのようなものを感じますね。米国の投資家はFRBが米国経済を壊すなんて事をするはずがないと思っているのかもしれないですね。何だかそろそろ米国株が大きな転換点を迎えるかなぁなんて思ってみたりします。
そうなると日本株はどうなるのでしょうか。当然ながら米国株が大きな調整となるならば日本株も大きく下落となります。これまでの経験からすると、下手したら米国株式市場よりも大きく下落する事さえ考えられます。日本の方が金利が低い事を考えると、今回は米国株よりも下落しないことも考えられますが、FRBが金利を引き下げることをしてきた場合には円高にもなることから、結局は日本株の方が下がってしまうことも充分にあり得てしまいます。折角醸成されてきたデフレからの脱却に水を差す事にならなければ良いが、そう上手くはいかないかもしれません。
いずれにしても少し様子を見る必要はあると思いますが、その日は近づいているのかもしれませんね、それでは。