株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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インフレ許容力とは?

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は反発となりました。

NYダウ   +16.08         32915.78

NASDAQ        +48.64       12061.37

S&P500          +12.89         4121.43

VIX指数          +0.28               28.07

原油                +0.53             119.40

為替                                      131.86

 

日本の防衛費は近いうちに本当にGDPの2%になるんでしょうか。これまでが1%でしたので、今年急に2倍にはならないでしょう。しかし、確実にその方向へ向かっていることは間違いないですよね。1%が2%になるという事は、単純に倍になるんだけど、そうだとしたら日本の防衛産業の雄である三菱重工の株価は、上場来高値を軽く更新するのではないのでしょうか。とか言うと単純過ぎて笑われてしまうんでしょうね。でもわたし的には満更あり得なくもない話だと思っているんですよね。もちろん、確証なんてあるわけないですよ(笑) そんなのあるわけない。でも面白くなる感じはするんですよね、少なくとも上場来高値付近まではそのうちに行ってしまうんじゃないかってね。だって国策でしょ?国策に売りなしと言うじゃないですか。岸田さんはシティの国際金融資本家に日本を買ってくださいって頭下げていたじゃないですか。じゃあたまには言う事聞いてやろうかって彼らが思ったとして、理屈に合って大型でまだ上値余地がある銘柄って言ったらそう言う銘柄にならないですかね。まぁ他にもたくさん買える銘柄はあるのかもしれないですけどね。少なくとも日本の防衛費が倍になるんだったら、7年前の高値くらいは更新しても良さそうに思うんですけど、そんなに甘くないですかね。

さて日銀の黒田総裁がコロナで日本人はお金を使えなかったので使えるお金を持っているから、最近のインフレに耐えられる、若しくはインフレでもお金を使えるみたいな発言をしていましたね。日銀総裁がそんな発言をされるとがっかりしますね。彼らは頭の良い方ばかりだから、言葉巧みにまるで購買力があるようなことを言ってますが、皆さんの収入は増えたんでしょうかね。つい直近まで日本は20年間成長できていなくて、賃金も上がっていなくて、世界から唯一と言っていいくらい没落している国とされていませんでしたか?それなのに個人の金融資産が増えた事を逆手にとって、インフレでも大丈夫みたいなことを平然と言ってましたが、私には違和感しか感じませんでした。全く黒田総裁という人間は面の皮のあつい奴だと思いましたよ。きっと私の頭なんかじゃ理解できない高等な事を仰っているのでしょうけど、とてもぼんくら頭の私では理解不能な言い回しでしたね。ただ、確かにコロナ禍でも儲けた人はいますし、旅行など出来なかった、それどころか飲みにさえ行けてない状況でしたので、その意味では使っていないお金は普段よりあるという人もいるでしょう。しかし、ではそのお金が不必要な物価高で不必要に取られるのは良いのでしょうか。国民の皆さんの大半はそんなに金余りで使いたくて仕方ないのでしょうか。ロレックスが定価の5倍していても買いたいのとは訳が違うんですよね。普段の食料品などの生活必需品が全て10%以上も値上がりしている事が、収入を伴わずに起こっている事に問題があるわけです。さすがに黒田総裁も今のうちに賃上げをと言ってはいます。しかし、言えば良いというものではないですよ。具体的にどう賃上げをするんですかね。新入社員の初任給を引き上げたところで、大半の社員は何もなしじゃあむしろ後退しているのと同じなんじゃないでしょうか。民間企業は利益が上がらなければ従業員の給料を上げられません。もちろんこれまで内部留保しすぎのところは姿勢を改めればいいのですが、余裕の無い企業はしたくてもできません。世界的な供給制約がどこまで解消したのか分かりませんが、原油相場をみるとまだ資源高は収まっているとは言い難いと思われますね。もう、ベーシックインカムのベータ版でも始めてみたら良いんじゃないかとさえ思います。私はベーシックインカム制度は賛成ではなくなりましたが、しかし、不当なインフレは低所得者の生活を破綻させます。高所得者は大丈夫でしょうし、努力や才能の差が収入の差であって、収入の多い少ないはそれぞれの責任だと思っている事でしょう。それも一理ありますが、その論でいくと必ず治安は悪化しますね。むしろそうなった方が良いと思う輩も増えてくるのではないでしょうか。地政学リスクが高まっていく最初の要因などもそうした貧困の状況の程度感にあるとも言えます。人間はより良くなりたいと思って生きています。劣化したい人はいませんし、ましてや破綻したい人はいませんね。だからこれは各人の努力といったミクロな話ではないんですよね。やはり政治なんだと思いますね。

さて米国株は金利も少し上げましたが株価も上がりました。ドルもついに132円台をつけてしまいました。先日の131円台を突破しましたので135円もすぐに見えてきそうですね。早くドル持ちにならないとまたもや乗り遅れることになりそうですよね。今買って、そのあと110円とかになったって良いじゃないですか。持っていれば金利は入るし、そこでまたドルを買えば平均コストは慣らされます。何でも自分の買った所が自分にとっての最高のタイミングになるなんて考える方がおこがましいと思うくらいでないとダメですね。「円高になった」ということはドルが安くなったという事です。安くなったドルをまた買えばいいんですよね。ま、言うのは簡単だけどね(笑)

関東地方は今日明日とぐずつく天気となりそうですが、雨対策をしっかりとって健やかに過ごしてまいりましょう、それでは。