株歴30年生の雑感ブログ

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NYダウはテーパリングで下落です

おはようございます

 

 

昨晩の米国株式市場は下落となりました。

NYダウ   -533.37   33290.08

NASDAQ     -130.97          14030.38

S&P500         -55.41              4166.45

VIX指数         +2.95                   20.70

原油              +0.36                   71.40

為替                                        110.20

 

 

 久々にまともな下げとなりました。

しかも金利は低下しているにも拘らずね。

2年~30年ものまで利回りは低下しているにも拘らず株価も下げた。

 

で、マスコミ各社が流している相場変動の理由はというと、

「利上げ前倒し観測の高まりで警戒感」 

 利上げをするとインフレ圧力が抑えられることに繋がるので債券は買われたとか言っているのは日経新聞なんだよね。

 

利上げをするほどインフレ圧力が強いのに、利上げ観測で債券が買われて利回りが低下するっておかしくない?

 

1年程度利上げを前倒しする程経済が強いという事だよね。

それを抑制するからインフレ圧力がなくなる、だから「今」の金利が低下するって?

 

そんな理屈を言っていたら債券利回りの動きなんてどうにでも理由付けが出来てしまうじゃないか。

 

インフレ対応するような事をFRBが言うからインフレは収まるので債券は買い・・・

それを言うなら株価がそれでインフレ懸念が薄れたことを好感しないとおかしい事になるじゃないか。

 

株価が下がった理由としてインフレ懸念と言っておきながら、債券が買われた理由は利上げするからインフレにならないと言ってくる。

 

もはや何を言いたいのかちょっとよく分からない。

 

こんな記事を有料で買えとしていて恥ずかしくない?

 

私のこれまでの感覚からすると、株価が下がったのはいわゆる「テーパリング」を考えてのことなんじゃないかって単純に思うんですけどね。

 

金利を上げることを具体的にどうするかFRBが考えているという事は、暗にテーパリングを意識させているという事じゃないのかな?

 

これは私の推測でしかないですが、経済はそれほどインフレにはならないと、つまり一時的なものとパウエル議長は再三言ってきたわけですね。それに対して金利を上げるという事がFOMCで議題に上がったことで一気に話が「利上げ時期」になってしまった。

だから一昨日は大きく金利上昇してしまった。

しかし本来であれば、まず最初に行う金融政策は「テーパリング」であり、「利上げ」ではないはずです。

 

パウエル議長もそれについてはテーパリングからの利上げと言う段階を踏むことはよく分かっているはずです。

 

そう考えると、金融緩和の縮小が起こるという事は株式市場にこれまでの様に資金流入が為されなくなってくるという事を意味しますよね、だから株価は下がった。

一方で、インフレは一時的と言うならそう簡単にしかも予想以上に米国金利が上昇する事もまた考えにくい、だから債券は買い直された、と考えた方が納得しやすいのではないでしょうか。

 

また、そうなってくると米国経済がもの凄く強いという事にもならないので、昨日の相場のように成長産業であるハイテク系はまた上昇してきたけれども、景気に左右されやすい産業や金融などは下がったという格好だったのではないでしょうか。

 

だとするとごく真っ当な株価の動きだったという事になるのではないでしょうか。

 

ここで注意するべきは、確かに、テーパリングが行われると株式市場に資金が入りにくくなることで、これまでのような潤沢な資金によって支えられてきた株式市場が今後同じようにはいかないという懸念がある事です。

 

その事を踏まえた上で、何処へ投資するのが良いかと言う話になります。

 

普通に考えたら、今後も成長しかない、そして需要が膨大な市場はどこかと考えた場合、やはり半導体などの分野になりますし、IT系の分野がその対象になるという事は想像に難くないですよね。

 

じゃあ、この高くなったハイテク系をこれからも買うのかという事になりますが、答えは「イエス」なんだと思います。

 

ここまで米国株はハイテク株が相場を先導してきました。

結果、NASDAQ市場は大きく上がってきましたよね、他の指数に比べてね。

 

そして他の指数よりも先に調整していました。

 

最近また上向きになってまいりましたが、先日高値を更新するまでになりました。

 

これからあの中国に覇権を握らせない為にももっとハイテク分野が成長し、米国主導の地位を不動のものにしていく必要があります。

 

その為にはまだまだ多額の資金を要するはずです。

中国も色々と犠牲にしてお金を特定の分野につぎ込んでいるはずなので、米国に負けるわけにはいかないでしょう。

 

そうしたつばぜり合いが今後も当分の間継続されると予測した場合、ハイテク産業は成長しかない事になりますね。

 

と言うよりも、成長が止まる様ならそれは「負け」を意味します。

 

対中政策だけで動いているわけではありませんが、それでもハイテク分野がグロース産業である限り、当面の間はハイテク株に資金がより集中する事は想定できるのではないでしょうか。

 

もちろん、通常のこうした予想に対し、いわゆる国際金融資本がそんな単純な構想であるわけもなく、人々の逆を狙うとすれば、考えられるのは中国に天下を取らせること。

 

もちろん国際金融資本が主導権をもった格好になりますがね。

だとすると今の習近平さんがトップで良いのか、このままの政治体制で良いのかは中国の状況がよく分からないので不明な処でもあります。

ありますが、一説には習近平さんも野望があるので国際金融資本と対決する可能性もあるのではという事も言われているそうです。

 

まぁそんな雲の上の話など私に分かるはずもないので予想する事に意味は無いのですが、そうは言ってもこれまでの経緯を勉強すると、全く無視も出来ないんですよね。

 

しかし、相場の予想については関係ないという事にしないと話しが出来ませんので、ここの話はこのくらいにしておこうと思います。

 

 

さて、話が若干逸れましたが、そういった諸々の事を考えますと、NYダウを見ていては相場が見えない事になると思うので、基本は最大の成長分野であるハイテクを中心として考えていくべきかと思います。

 

・・・、結局これまでと変わらないってことじゃん(笑)

 

でも良いんです、こうして考える事が大事なんだと思っています。

考えた結果現状維持であればそうするまで、投資スタイルを変更するという結論となればそうするまでです。

 

基本的にインフレは一時的であり、金利上昇と言ってもコロナ前に戻る程度であれば特に問題があるとも思えません。

 

だとしたら、行き過ぎた下げがあればやっぱり「買い場」になるんでしょうね。

 

 

 

今日はせっかくの土日なんですが、あいにくの雨模様ですね。

ついこの前「梅雨」に入ったばかりですからね、少しは降らないとですね。

 

今年は梅雨入りが例年よりも若干遅いようですから、梅雨明けも遅くなるかもしれませんね。

 

でも大した雨にもならなそうなのでどうせなら梅雨そのものを楽しみたいものですね。

 

それでは!