株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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GAFAの下げがナスダック調整完了の合図!?

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は続落となりました。

NYダウ   -450.02   34265.37

NASDAQ     -385.10          13768.92

S&P500          -84.79             4397.94

VIX指数          +3.26                  28.85

原油                -0.71                  84.84

為替                                        113.66

 

米国株式市場も下落色が濃くなりましたね。こうした状況になりますと「いつものこと」なんですが、撤退かホールドかで悩まされますね。私からしたら今のインフレは本来の意味でのインフレだと思っていないので、それ程長期化するとは考えにくいんですね。かと言って現実には物流停滞や一部買い占めによる品不足感の増長が見られるために、原油を始めとする様々な商品価格の高止まりが続いています。これらのことが半ば公然と行われているという中において、その本質に言及される事はなく、表面的な事象にのみ株価を躍らせているように見えてしまうんですよね。私が偏屈というか無知なんでしょうけど、世の中の大勢を真っすぐに見れない性格なんでしょうかね、だからいつも傍流の話になってしまうんですけどね。理由はどうあれ、世界はインフレ圧力下にあって、それゆえ金利は上昇傾向となっているんですよね。株式相場は金利上昇を嫌いますね、普通にマイナス材料なわけです。この半年・1年で米国10年国債利回りの動きはどういった変遷をたどったのでしょうか。昨年の3月に1.7%台を見た10年国債はその後ジリジリと利回り低下を始め、その年の8月には1.2%まで下落しました。0.5%も国債利回りを低下させたわけですが、考えてみればその頃よりももう少しあとの9月か10月くらいから例の物流がとか原油がとか騒ぎ始めたんじゃなかったでしたっけ? WTI原油先物価格はほぼほぼそうした動きをしているんですよ。簡単に言いますと、原油価格もこの約2年間はなだらかな右肩上がりでした。そんな相場の中の話ではあるんですが、昨年6月の高値である75ドルから8月の安値の65ドルまで約10ドル下落しました。その後6月高値の75ドルを抜いてきたのが9月末から10月にかけてなんです。米国10年国債利回りが再上昇してき始めた頃と符合しています。しかしその頃は原油価格がこれほど高騰し続けるとは見られていなかったようにも思いますが、産油国からしたらまたとないチャンスでもあるわけで、価格をつり上げておきたいという事はあったでしょうね。結果としてそれ以外の物価にも多大な影響を与える事になります。もちろん中国による各種製品や食料品などの買い占めによる価格高騰や運搬費用のコスト高なども大きく影響しています。そうしたことも全て「インフレ」と見なされ金利上昇の引き金とされてきたわけです。こうしたことっていかにもコロナを含めて皆がそれぞれ何とかしようと思って一生懸命やった結果のようになっていますが、本当にそうなのでしょうかね。もちろん本当かもしれません、しかし、色々と取りざたされているように、一見事実だと思えるような事に対しても疑義を唱えて事実かどうかをチェックすると言った姿勢が必要なのではないでしょうかね。そんな時間がないんだよって言われてしまいますよね・・・でもね、、今こうして過ぎた事を検証すると原油を始めとした物価の動きと金利はちゃんと整合性が取れているんですよ。しかし、私が思うのは、動きがきれいすぎないかなってことです。後から見ればそうなっている、理屈もあっている(ように見える)という感じに何某かの違和感を感じてしまうんですよね、偏屈なんで(笑)そしてもう1つ根本的な意味も含めておかしいと思う事があります。これだって私の単なる不勉強のなせる業かもしれませんが、米国って本当にそんなに好景気なんでしょうかってことです。確かに昨年の年末商戦は10%をゆうに超える伸び率でしたから、消費力はあるんでしょうね。しかし、それって人件費の高騰などもあったのでしょうが、折からの給付金貯蓄や行動制限の中で貯金が米国人の割には貯まってたって話なんじゃないんですかね。まぁ家が売れるくらいだから景気は良いのでしょうけど、それで金利が上がるってんなら警戒感も出るってもんですかね、よく分かんないです。でも言えることはこの金利上昇によってハイテク株は総崩れとなったということ。これは事実。問題は、じゃあ投資はお終いにした方が良いのかどうかということ。これからWEB3世代が進行していこうと言う時に、ハイテクなしでは成り立たない事は明白ですよね。では、そのハイテク株の株価は何をどこまで織り込んだのかって事が問題なんですよね。そしてその核心的なこととなると情弱な私には全く把握しきれない事が最大の問題なわけですよ、毎度毎度情弱なままでダメ親父なんですが・・・ 単純に上がったから下がってるってくらいに考えていれば良いのかもしれません。しかし、WEB3.0へ移行していく過程で大きく飛躍する企業と、2.0世代では良かったけども3.0ではからっきしダメって会社も多々あるんじゃないかって思うんですよね。そうしたことを何となくでしか思えない所にどこまで行っても素人レベルの哀しさがあるんですが、そこら辺を念頭に入れてかんがえてみると、やはり株式相場も銘柄や水準の移行期になったんじゃないかってことです。それと、昔の人の普通の感覚で言えば単純に中間反落的な位置にいるという事でもありそうですよね。無論、これは株式相場が上昇過程にあると言う前提に立っている時の考え方になりますけどね。これまで超低金利だった事を考えると、基本的に相場は「金融相場」だったことになりますしね。完全に下落相場入りしたという事ではないという事です。もし完全に下落相場入りして今後数年間は暗闇の株式市場となるという事で想定するとなると、少なくとも米国経済は景気後退局面にならないといけなくなります。何か巨大過ぎて見ることも出来ないような「見えざる手」が動いていて、この米国を不況へと向かわせている者達がいるというなら話は別です。そういった陰謀論的な事は除外したとして、米国が今の政策で行くと早晩景気後退期に突入すると言うなら、即株式投資は止めて債券運用に切り替えるべきですね。しかしながら、私個人的にはまだそうなるという風にはとても思えません。特に先ほど述べたWEB3時代を迎えるにあたっては、半導体需要などはまだまだ旺盛であり、必要不可欠なものとなります。もう10年も前から言われていた「IOT」などが各家庭レベルで実用化すること等も、それが現実になると言うには膨大な半導体の数が必要なはずです。そんな時代が比較的近未来に待っているという中で、景気が後退するという事はちょっと考えにくいという事になると思いますけどね。ただ、働き方や低所得層などの暮らし向きや、貧困国の人々や産業構造の変化により押し出された人々をどうやって路頭に迷わせないかは大きな問題だとは思います。そうした政治の事については真剣に考え行動していかないといけないと思いますが、こと株式相場についてはある意味金利との兼ね合いもそろそろ終わってきて、銘柄選別が始まってこようかと思っています。以前も書きましたが、ナスダック指数が目に見えて下落してきたのはGAFAの下げが本格化してきただけです。かれらの調整が終わる頃、そこを見計らってWEB3系の将来性のある銘柄へ投資をするにはまたとない機会が訪れようとしていると考えてはどうでしょうか。う~~ん、甘いですかね・・・

さぁ週末となりまして、天気も程よくていいですね、こんな時にこそ太陽光を沢山浴びて免疫力向上に努めましょう、それでは。