おはようございます
昨晩の米国株式市場は反発となりました。
NYダウ +658.09 31288.26
NASDAQ +201.24 11452.42
S&P500 +72.78 3863.16
VIX指数 -2.17 24.23
原油 +1.79 97.57
為替 138.54
ミシガン大学がいつも発表している消費者態度指数が改善されたという事でNYダウはご覧の通り600ドル以上も上昇しました。前月と比較して期待インフレ率が低下したからというのがその具体的理由のようです。その数字は前月が3.1%で今回が2.8%だそうです。そうすると今度のFOMCで1%と噂されていた利上げ幅は0.75%で落ち着きそうだという意味になるそうです。0.3%低下すると何故0.75%で落ち着く事になるのか、消費者の期待インフレ率がもし同じ3.1%だった場合は実際に1%にしないと何がどうなるのか、そうしたことが分からないので、なぜ株価があれほど上がるのか、私にはよく分からないですね。全ては程度問題なんだと思うのですが、米国国債の利回りも低下気味に動きましたよね。それでも債券相場は大したことはありませんでした。ただですね、昨日に限ったことではないのですが、米国国債利回りはここ最近逆転現象が続いていますよね。5年物の金利の方が10年物の金利より高い現象です。普通は期間の長い方が金利は高いですよね。そしてこの逆転現象が一時的でないとすると、その先に待っているのは景気後退だと言われています。そうすると消費者態度指数が弱くなるという事は決して良い話ではないという解釈もできますよね。相場は様々な多くの参加者で成り立っているものなので、その参加者の多くの人がどう思っているかが相場に反映されるという事ですよね。だとすると両面の解釈が出来るのに対して、今回はインフレ率が抑えられたことで株を買えると言う人が多かったという事になります。それはそれでもちろんですが、間違っていませんので結構なんですが、私が危惧しているのはそんな小さな統計の数字よりも、中国経済やロシアからの輸出減少によるインフレの加速の方がよほど恐怖に想っているんですよね。株は上でも下でも大げさに動きやすいものでもあるので、昨晩上がったからと言ってどうという事も無いのですが、あの程度の話で600ドルも上昇するという事は、逆の場合はもっと下がるってことだと思うんですよね。その方が怖くないですかってことなんですよね。マイケル・バリー氏はもう既に昨年から今回の下落を予想していて、それは今回も当たっています。その彼がまだまだ下がるって言ってるみたいなんですよね。なんか嫌ですよねぇ、ITバブル崩壊やリーマンショックを当ててきた人が今回も下がる前にちゃんと指摘していて当たってるわけですよ。その人がまだ下だって言ってたら売りたくもなりますよね。もちろん相場がどっちに動くかは神のみぞ知るですが、敢えて火中の栗を拾う必要はないと思ってしまいます。少し冷静になるという意味でもホールドか撤退とするのが普通なんだろうとは思いますね。
さて一体どこの誰が「梅雨明け」にしたんでしょうか。早いなぁと思ってましたが、これこそ完全にミスジャッジでしたね。十分にまだ梅雨ですよ。まぁそう思えば何という事も無いですが、それでもゲリラ豪雨は止めてもらいたいですね。被害が甚大になってしまいます。関東の水瓶を中心に降ってくれるなら良いのですが、市街地に土砂降りは勘弁願いたいものです。三連休ですがあいにくの雨模様のようですが、お出かけする際には十分ん道路状況などに注意してください、それでは。