おはようございます
昨晩の米国株式市場は3指数揃って史上最高値更新となりました。
NYダウ +248.74 30218.26
NASDAQ +87.05 12464.23
S&P500 +32.40 3699.12
VIX指数 -0.49 20.79
原油 +0.45 46.09
為替 104.20
米国は11月の雇用統計が思ったほど良くなかったことから追加の経済対策に対する期待感で上昇しました。
凄いね、「期待感」だけで史上最高値を更新するんだもんね。
今回の雇用時計は失業率が6.7%(前月6.9%)であり、非農業部門就業者数は前月比245,000人で予想の469,000人には及ばなかったという内容でした。
では、もし雇用者数が予想以上に多かったら株価は下がったんだろうか?
下がるかもしれないですね、でも多分、景気の強さを示したとか言って結局上がったんじゃないかって思うんですけどね。
どうやったって上がるという事だよね、この理屈だとね。
上がった理由を書いたんだから、まぁそうなるよね。
これでドルも強張り、債券は売られて金利上昇、原油も高くなり46ドル台に到達。
コロナなどいくら感染者数が増えようが関係ないって様相ですよね。
もういいんじゃない、コロナ、コロナって騒ぐのもさ。
毎日毎日各メディアのニュースじゃ、「今日の感染者数は〇〇人で記録更新です」な~んて言っちゃってさ、相も変わらず陽性者を感染者として報道し続けているけどさ。
ワクチンを打ちたくはないけど、コロナを怖がる必要はもう無いという事で良いんじゃないの?
なんで景気は悪いはずなのに株は上がれるのって聞かれても、もう量的緩和が拡大していて貨幣価値が下落したとか、ワクチンがもう間もなく出来るからとかだけじゃ説明できないと思えるんですよ。
資金が潤沢にあって、コロナワクチンが出来るという事は良い事に変わりはないんだけど、景気が回復するなら米国国債市場に見られるように、金利は上昇を始めますし、ワクチンにしたって急ごしらえで作ったものじゃないですか、副作用だとか怖いですよね。
そんな中においてですよ、株だけがまるで無限に上がる感じにさえ見えるほど強いのって、やっぱり違和感はありますよね。
本当に、上がってくれているのは嬉しい限りなんですが、なにか実体のない上昇に見えてしまうんです。
だって金利が上昇する事は株にとってはマイナス要因ですよね。
それとも景気が回復し更には好景気がやってくるとでも解釈されて、その結果、金利上昇は良い材料だ、な~んて話になるんですかね?
もっとも上昇相場の時って、良い方ばかりが材料視され、悪い話には目もくれません。
いつもそうですよね、下落相場の時は良い話がいくら出ても株価は大した事の無くて、悪い話に反応して下落を続けます。
さすがにこれ以上悪い状況が続くと経済が崩壊するんじゃないかって言うくらい、株価は下がりますよね。
で、最後には誰も投資しなくなる。
買う人がいなくなれば株を売りたくとも売れません。
そこで底値を付けに行くんです。
まぁ代表的な底値形成パターンですけどね。
だから、今の相場は明らかに上昇相場なんですね、材料が良い方に受け止められて割高だろうが何だろうが上がるったら上がる。
そう言うものですよね、株式相場って(笑)
ただね、そうなると理屈とか理論じゃないので怖さもあるんですよ・・・
何となく下がりだす、その売り時の見極めはかなり難しい・・・
どの水準がトリガーなのか見えませんので予測は難しいですが、一般的には米国の長期金利や短期も含めた金利上昇の具合を基本に据えた予測を立てるのが良いのではないかと思います。
そうじゃなければ・・・あとは、、、「勘」かな?
適当に言っているように聞こえるかもしれませんが、最後は「勘」なんだと思います。
経済統計を見て明確な株の売り時など分かろうはずもありません。
(もし分かるなら教えて欲しい・・・お願いします(笑))
様々な情報を取り入れつつ、自分の感覚を大事にする。
これって自己責任だから、誰かを恨むというような事も無いし、仮に利益が出るならそれはそれで良かったと思えばいいのです。
と言うか、そうするしかないでしょ?
運用資産を、長期と短期に分けて考えるなら、長期は基本運用を継続する事に意味があるので、余程でないと売却はありません。
分けて考えている方であれば、売るのはあくまでも短期運用分の売却です。
短期で利益が出たなら立派じゃないですか。
なので、「景気後退」の懸念がでると思われる時以外は、長期資産の売却は無いという事ですね。
「景気後退期」になる可能性を中央銀行や様々なところが言い出してきたら、これはマズいと思います。
その時は全ての資産を一旦キャッシュにしておくことを考えないといけません。
下落が長期化するからです。
長期間に亘り株式市場が低迷する事になるのですが、一旦キャッシュにしておけば、資産の目減りを回避できるばかりか、下がったところで買いに行く原資が作れている事になります。
口で言うほど売却も買付も簡単ではありませんが、米国株は少なくともリーマンショック以降において長期間の上昇相場を演じてきています。
米国の上昇相場が何かをきっかけにして大きく調整し、そして米景気自体が悪くなり不況となって行く時期がいずれは来ます。
その「いつか」を見極めるのは至難の業であると思いますが、でもいずれは来ます。
米国株式市場の下落相場が何をきっかけとするかは分かりません。
いつも暴落と言うのは「想定外」の要因がでるから暴落となるのですから。
なのでそれを考えるのはある意味「杞憂」というものでもあります。
あまり考えすぎてもいけませんし、全く考えないのもダメですよね。
ほどほど程度に考えておくくらいで良いと思いますが、頭に入っていればいざという時に売却を無理なく実行できるんですね。
まだその時期は暫くはやってこないと思いますが、株式市場を我が世の春とばかりに浮かれすぎるのには注意して行きましょう。
今日は土曜日なんですが、真冬並みの寒さとなったばかりか、雨模様となりました。
コロナもありますが、これだと普通に風邪ひきます。
くれぐれもご自愛ください、それでは。