おはようございます
昨晩の米国株式市場は調整となりました。
NYダウ +443.13 42762.87
NASDAQ +231.50 19529.95
S&P500 +61.06 6000.36
VIX指数 -1.71 16.77
原油 +1.21 64.58
為替 144.85
その昔、米雇用統計と言えば、米国に数ある統計の中でも一位仁位を争う重要指標だったと思います。今でも重要である事に変わりはないのだと思いますが、以前よりもそれ程でもなくなったように感じます。実態を十分に現しているかも分かりませんし、そもそも大分アナログな統計ですからね。しかも、頻繁に修正されるじゃないですか。だから、発表数字に信憑性が薄れてきていると思うんですよね。それでも、まだ一定程度重要視されますので、発表されるまでは株式市場も動かないですよね。
トランプとイーロンの突然の仲違いは、トランプ減税が発端と言われます。これまで懸命に財政再建に邁進してきたイーロンからすると、減税が債務増加となる事に我慢ならなかったようです。しかしこの話には裏があり、CBO(議会予算事務局)という機関が、減税は2.4兆ドルも債務を増やすという発表をしたようでして、それを見たイーロンが激怒したという事のようです。ところが、このCBOの想定には、減税したことによる消費性向の上昇などが計算されていないというんです。通常は、減税する事で消費が活発化して、それによる税収増が見込まれます。今の日本が消費税を廃止すれば、景気は回復してむしろ税収は増加すると言われているのと同じ理屈です。そして、別の機関の発表では、なんと減税をする事でむしろ税収は1.2兆ドルも増えるというものです。話がまるで違うのですが、前述した通り、減税されると消費が喚起され結果として税収は増える事が定説なはずです。そうなれば、むしろイーロンの目指した方向となるわけで、反対する意味は無くなります。しかし、この短期間で結構お互いに罵り合ったことで、和解の歩行へ向かうようですが、依然と全く同じ関係ではなくなりそうですね。元々二人とも個性の塊であり、お互いが成功者ですので、世に覇者は一人とお互いに言いそうな感じですので、今後どうなるかは分からなくなりましたね。こうなると、イーロンが投稿した、トランプのエプスタイン関与説が気になります。当然ながら口にした以上、その言葉の意味について追及されることは予想されますし、もしそうなれば結局トランプ大統領とて無傷というわけにはいかなくなるかもしれません。そんな事がこれから想定される中で、ちょっとした和解ムードで株価が戻るとか、ちょっと意味が分からない感じはします。確かにいがみ合っているよりは良いのは分かりますが、彼らが一般人とは違う点を考慮すると、和解したわけはないのに和解したと受け止めてしまう株式市場って何だかなぁと思わされます。
さて、この週末は良い天気になりそうですね。天気が良いだけで気持ちが明るくなります。ただ、来週はあまり良い天気でもなさそうなので、車を洗うのが躊躇われます。すぐ汚くなるので嫌なのですが、かといって降るって分かってて洗車はできません。来週に後回しとなりそうです。その分、外で日光を浴びてこようと思います。良い週末をお過ごしください、それでは。