おはようございます
昨晩の米国株式市場は続伸となりました。
NYダウ +337.12 31836.74
NASDAQ +246.50 11199.11
S&P500 +61.79 3859.13
VIX指数 -1.56 28.29
原油 +0.36 84.94
為替 147.91
中国株式市場はどうしてあんなに下がっているのでしょうか。習近平主席の三選は喜ばしいことではないのでしょうか。香港のハンセン指数が下げを牽引したように見えますが、それもまた錯覚なのでしょうか。一昨日ハンセン指数は短日で6%くらい下落してましたね。そして昨日も続落となりました。下げ幅は小さかったものの、他の東南アジア諸国の株式が上昇している中で、中国や台湾だけが別世界のように目立ちます。色々とコメントなどを見ますと、習近平に権力が集中し過ぎている状態を危惧する海外投資家が多いとの話です。私がこれまで聞いていた中共のある意味良い点は、独裁色が強まるので権力が集中され物事がスムーズに決まる事が、他の資本主義国と比較して有利性が高いと言われていたと思います。その権力も一点に集中しすぎることは確か危うさも増大します。三期目突入、しかも前例がないという事が問題なんでしょうけど、株価がこんなに落ち込むという事が少し意外な感じに見えました。それだけ、政治と経済が同一なんでしょうね。
さて、米国株式市場は昨日も続伸しました。S&P500は、一昨日の段階で4日の高値を僅かですが更新していましたので、これで短期的な当面の底値は形成されたと思われます。NYダウで言えば8月の高値である34,000ドルを試せる可能性が出てきたのかもしれません。12月のFOMCでどの程度利上げするのかに焦点は絞られてきているようです。来月は既に0.75%でほぼ決まりのようなので、次回のFOMCでFRBがどうするかで、今のところ株価は右往左往するんだと思います。ただし、問題は金利を上げるどころか下げなければならなくなる事態になるかどうかです。それは、その時に株式市場は利下げで株価上昇となるのか、景気後退局面を嫌気し下落となるのかで、その後数年の相場に大きな影響を与える事となるからです。ハイテクは永遠かもしれませんが、株価はその時々を適切に反映しているわけではなく、かなり先まで織り込んでしまいます。なので、決算が良いとか、好景気だとか、買う理由があれば良いのですが、買う理由が無くなるまで買ってしまったら、いくら下がったとしてもそれだけでは買われなくなるんですよね。もちろん、そういう時に株は買うもんなんですけどね。相場としては上がらない時期となるんです。もっとも、今のインフレが、嘘から出た誠になるなら話はまた変わるのかもしれません。だとしたらもう買わなければなりません。アノマリーを信ずるならば、再来年の大統領選挙を見据えた約2年越しの上昇相場が始まったのかもしれませんね。その見極めができるならこんなに良いことはないです。気がかりなのは、まだドスンという下げを見ていないことなんですよね。年初から見ればダウはそれなりに下げました。しかし、上げてきたこれまでと比較すると緩やかな下げでしかないんです。総論賛成、各論反対みたいな感じなんですが、簡単に言えば買いたい弱気ですし、買い場は何時なのかというだけの話なんですが、それが分からないから悩んでいるというわけです。結局は、ダウで言えば28,700ドル台、S&P500で言えば3,600ポイント割れが安値になったのかもしれませんね。そうすると、投資資金の3分のIから4分のIは買ってみますかね。下がるならまた売って撤退という事も出来るし、下げ方にもよりますが、買い増す事も出来ますもんね。
さて、日一日と寒くなってきますね。就寝時に油断すると簡単に風邪を引いてしまいます。こんな時こそ体調管理には細心の注意を払いたいものです、それでは。