株歴30年生の雑感ブログ

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米国株は下落しました

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は下落となりました。

NYダウ    -166.44    34584.88

NASDAQ      -137.96          15043.97

S&P500        -40.76              4432.99

VIX比数        +2.12                   20.81

原油              -0.59                   71.97

為替                                          109.96 

 

まさにFRBと市場の対話といった感じではなかったでしょうか。株価は下がり金利は上昇しましたね。しかも日経新聞の記事によると、下落した理由は「米景気懸念で売り」と出ています。FRBがテーパリングを開始するのであれば金利上昇圧力となり株式が調整し、景気は金利上昇圧力を受ける分陰ってしまうという意味なんでしょうが、金利を上げることやテーパリングを開始できるという事は、相当景気が強いという裏返しでもあるわけです。じゃなきゃわざわざ金利上昇圧力をかけてこれまで強い経済を実現してきたものを、自らの手で崩壊させるような政策は意味が無いじゃないですか。

金利上昇懸念が株価を調整させることは当然なんですが、これってあんまり金融の引き締めをやらんでくれよと市場が言っているということですよね。せっかくコロナを乗り越えようと色々と犠牲にしながら、それでも金融政策と財政政策の両輪で経済を落とすことなく頑張ってきて、やっとこれから平常時に戻れるかもしれないという時に梯子を外すような事はしてくれるなよってことですよね。もちろん米国株の状況がどうなのかって議論はあるかと思います。少し前の日経新聞の記事にありましたが、米国株の時価総額が初めて50兆ドルを超えた(7/26)と出ていましたね。まだご記憶のある方は多いのではないかと思います。50兆ドルと言う数字は日本円を110円とした場合では約5500兆円ということになります。

 

5500兆円ですよ!

 

因みに、日本の株式時価総額は8月末時点で約747兆円となっています。もう1つ因みにあのバブル相場の頂点、つまり日経平均株価の最高地点である38,915円を示現した平成元年の年末の時は約611兆円でした。さらに、日本市場の時価総額最小値は約250兆円でした。言いたくはないですが、民主党政権の時でした(笑) あの頃までは日本株は本当に死んでました。売買高も低調で、とにかく参加者が不在の先進国市場でしたね。そんな状況を作ったのは他ならぬ外国人投資家と日本政府でした。当たり前ですが日本国民のせいではありません。私もその頃は若かったので、大した疑問も持たずに只々平々凡々と毎日を過ごしてしまっていました。

言い訳ですが、若い時ってイベントも多いし色々ありますもんね、政治・経済なんて壮大なテーマになんか構っていられる時間は無いんですよ。そんなことより今この瞬間とか近い将来、意中の女性にいかに近づくかとか、どんな合コンを組んでやろうかとか、夏はどうやって女の子を海に誘おうかとか、何かおもろい事は無いかとか、仕事行きたくないとか、まぁ目先の快楽を優先していましたね。もっともそうした事が可能な世の中だったんですよね、今でいう「脳内お花畑」な状態に日本中がなっていたんですから。

50代前後の方であれば共感いただけると思いますが、バブル経済時に若者だった人達はみんなそうだったはずなんですよねぇ。何だか初心者マークをつけた小ベンツとかソアラとかBMWに乗った大学生がうじゃうじゃいたんですよ。みんな親の金で買ってもらっていたんです。もちろんそういう人達は一部の金持ち達ですよ。その当時だってバブルと言いながら富裕層なんて一握りしかいませんから。私や私の周りはそれこそ貧乏学生を満喫させていただいておりました(笑)バイトに明け暮れ大した勉強もせず、たまに授業に出てもちんぷんかんぷん。就職も売り手市場だったから就活で企業から色んな名目で小遣いみたいにお金をもらえてね、覚えていますか?そんなことありましたよね。で、ものの何年かで景気は絶不調を極めていきます。その当時それなりに役職についていた上司の皆さんは、個人的にもゴルフ会員権とか絵画とかのローンを抱えていましたね。しかし何ですかね、あまり悲壮感は無かったんですよ、最初の頃はね。そして時間が進み何年経っても悪化しかしない状況が続いてきて、バブル崩壊はとっても怖い事だって国民レベルで思い知らされるわけです。

ここで問題なのは、そうした一連の事実に対して「検証」が本当の意味で行われていなかったという事なんです。何人もの学者やアナリスト達が、まことしやかに原因を指摘し分析してきました。そして表面的な事象については様々な事が指摘され、それら自体は説得力はあるものですからみんな納得してきたわけです。しかしもっと本質的なという意味での、バブルが起こった原因や株価暴落の原因は明かされませんでした。なので一向に経済は良くならず、むしろ悪化を加速させてきました。極めつけが東日本大震災という事になるんでしょうか。

時を同じくするように自民党の政治機能が全く機能不全となり、短命政権が続きましたね。さすがの国民も自民党に対して愛想をつかして戦後初と言っていい、自民党が野党に転落するという事態になりました。国民は自民党があまりにも酷かったので、これだったら民主党にチャンスを与えてやらせてみるのも良いのではないかという機運が起こったんでしたよね。しかし、そのチャンスを民主党は潰してしまったんですよね(笑)特にあの初代首相となった鳩山は宇宙人と言われ、震災の時の菅内閣も滅茶苦茶な采配となりました。自民党が酷すぎて政権交代させてみたら、民主党はもっと酷かったというあの当時笑うしかない、本当は笑えないんですが、それ程お粗末な政治でした。ものの3年で自民党に政権を奪回され、そこで第2次安倍内閣が「株高・円安」の掛け声の中誕生したんですよね。そして瞬く間に日経平均は暴騰し、それまでただの1万円にも至らなかった株価はあっという間に16,000円まで駆け上がってしまいましたね。

 

こうした背景があって現在に至っているんですが、未だにバブルの本当の問題がどこにあるのかは議論されていません。そして今また自民党政治に対する国民の目が試される機運が巡ってきています。4人の候補がいますが、どなたがトップになるのが良いのかは正直分かりません。逆に言えばだれが成っても日本が良くなるかと言えばとてもそうは思えないという事です。

なぜそう思うのかなんですが、今の政治家や実業家は日本人の事を結局は貶めるようにしか政治を行っていないと思うからです。一例を挙げますと、外国では禁止や制限がある「食品添加物」について日本は堂々の世界トップの承認件数なんですよ。第2位は米国なんですが、その米国の10倍近い承認件数と言われるようです。欧米諸国は人間が口に入れるものについて国民が厳しい監視の目を持っているからなんでしょうが、儲け第一主義の企業は人の健康被害なんて考えていないところが多いんですよ。人間なんてどんな理由で体を悪くするかなんて要因は沢山あるからなんです。だから安く手に入れられる材料があるならば、それに毒性があろうがなかろうがお構いなしなんですよ。もちろんハッキリと分かるようなものは使いませんよ、責任追及されますからね。でも研究の結果、それほどでもなければ平気で使うんです。企業なんてそんなもんです、信じてはいけません。そうした事に対して注意をし是正させるのが行政であり国だという事になるんですが、それこそ世界に比べて圧倒的な認可件数でいること自体がおかしいとなりませんかね。そうしたことをチャンと言える候補者は一人としていないんですよ。経済を良くするとかコロナと向き合うとか綺麗な事を並べ立てますが、そもそも何で日本は諸外国と比較して成人病が多いんでしょうか。そうしたことを医療制度の充実で補っている体にして長寿世界一とか言ってますが、それで良いのでしょうか。これだけの経済発展を遂げているにも拘らず、自死する人が多いのは何故なんでしょうか。そうしたことには一切言及しないですよね。

どこまでいっても経済優先、実利優先な国で行こうと仕向けます。もちろん稼ぐことは重要ですし、それに寄与する科学技術分野の最先端研究なども最重要なことなんですが、それだけじゃダメってことですよ。経済をグローバル化させてきたことの弊害は計り知れない事になってますよね。日本の食料自給率は今後どうなるのでしょうか。食料と水という人間が生きていく為に絶対的に必要なものを外国企業にゆだねることに対して何故疑問符が付かないのでしょうか。郵政を民営化する必要なんてあったんでしょうか。フランスの会社が日本の水を管理運営する必要がどこにあるのでしょうか。食品添加物てんこ盛りな食物を日本人は外国の人々よりも多く食せざるを得ない状況を何故おかしいと話題にしないのでしょうか。最悪の場合、日本人の主食であるお米ですら、ドイツのバイエルの認可が無いと生育できなくなるかもしれないと言う方がいますよね。もし本当なら日本はどうなるのでしょうか。そもそもそんな事を心配しなければならない状態にしている段階で国賊と同じではないんでしょうか。

 

甚だ疑問であり、強い憤りを感じます。

 

ここでこうして愚痴のように書いただけではなんの効果もない事は百も承知ですが、色んなことを見聞きしていくと、つくづく実感させられることばかりです。折角の連休なのに暗い話になってしまいましたが、しかし、そういった事について大半の国民がまずもって知らないということが最大の問題なんですよね。まずはそこから変えていかないといけないんですよね。

ただ、それがもっとも難しい問題なんですよ。

何故か?

牛耳られているからですよ、メディアや政界がね。だから国民に知らされないんですよ。だからいつまで経っても日本人はお花畑状態のままなんですよね。こういった事を言いだすと、「この人逝っちゃってるよね、危ない系の人」とかの評価になりがちなんですよ。自分では調べもしない人達なのにね。米軍の横田基地があるために、日本の首都東京の空はどうなっていますか?それすら知らない人が日本は平和だって平気で言うんですよ。でもその人達が悪いんじゃないんですね、知らしめないマスコミや政治家が悪いんです。本当に悪でしかないんです。

そろそろ止めにしますが、時代が進みこれまで常識だとされてきた事が非常識になっていくということを実感させてくれるようになってきました。そうした「変化」を大事にしていきたいと思います。

 

今日も何故か方向を翻した台風14号の影響もあっての悪天候となっております。自然災害には十分に気を付けていただきながらも、日本と日本人の将来についてまず事実を知っていただく為の時間を取っていただけたらなと思います、良い週末を、それでは。