おはようございます
昨晩の米国株式市場は反発となりました。
NYダウ +572.16 31496.30
NASDAQ +196.68 12920.15
S&P500 +73.47 3841.94
VIX指数 -3.91 24.66
原油 +2.43 66.26
為替 108.36
雇用統計に助けられました。
昨晩は下げから始まってかなり安い場面もありました。
結構マズイとこまで下げたあと、雇用統計の発表となったということですね。
予想以上の数字が出たことで相場は急激な切り返しとなりました。
売っていた方の買戻しなんでしょうね⁉︎
やはり資金があって、買い手がいる市場は強いです。
まるで、売り方が何かあればすぐに手仕舞うようになっているかのようです。
ただし、まだ楽観は出来ません。
16・17日はFOMCが開催され、今後の米国の金融政策について会議が行われます。
まあ大丈夫だと思いますが、一応低金利政策の継続を確認しなければなりません。
その前にはECB理事会があり、来週末はメジャーSQとなります。
各投資家で様々な思惑があるので、どうこなしていくかが試されているところです。
また、先日書いたドルインデックスも92に近づいてきました。
ここを上抜けてくるとさらにドルの復調が確実性を増していきます。
ドル円相場との連動性までは知りませんが、日本の金融政策に余程の変化が見られない限りドル高基調が強まると思います。
米国の金利水準からは既に1ドル=110円になっていてもおかしくないのですから、逆にドルインデックスのベクトルが変わらなければドル高だと思っておいて良いのではないでしょうか。
ドル高基調がしばらく続くとすると、貿易赤字がまた過去最高となったこともあって、トランプさんならドル安にするか制裁を課すかでした。
しかし、バイデン政権はこれこらどう対処するんですかね?
もし中国忖度するなら、何もしないでドル高容認となり円安傾向は一段と進む事になりそうですね。
そこら辺も見ていかないとです。
ビットコインなどの仮想通貨も踊り場的な状況なんでしょうね。
でも少しでも気を抜くと上でも下でも大きく動くものなので油断はできませんね。
一方で中国株も下落しています。
上海総合指数は2月中旬に3,696ポイントを付けましたが昨日は3501.99ポイントでした。
ハイテク系の中国株指数である中国CSI300指数も高値5,808から5,263へ下落しました。
いずれも高値は2月中旬頃であったわけですが、世界的な株価調整の波を受けて下がった感じに見えます。
NYダウは高値からの下落率が実はまだ4.3%程度だったのですが、ナスダックはその間12%程度の下落となりました。
ハイテク系が相場をけん引してたので下がる時も上がった方が下がると言う意味では仕方ない事だと言えます。
逆に、下がった方が買いやすくなりますのでその点ではむしろ一旦売ってしまった方にとっては買いやすい事にもなります。
中国のハイテク株も下げました。
しかし中国CSI指数は9%程度の下げでした。
ナスダックよりは上がっていなかったのでしょうかね。
しかしこれで一旦調整が終わったかもしれませんが、まだ政治的な日程やFOMC、ECB理事会などが控えています。
また前述しました通りメジャーSQも控えています。
下がったら買いという姿勢は変わりないのですが、買うなら安く買いたいですよね。
その意味ではイベントがまだあるのでそれらに対してケアしながら買う時は確りと買うようにしていきたいですね。
最近寒さも和らいできたように感じられる陽気になってきました。
株式市場は適正な調整を経たのちに新たな上昇相場を築きあげてもらいたいですね。
三寒四温と申しますが、寒暖の差がまだまだある日々が続くものと思われますが、くれぐれも体調には気を付けながらお過ごしください、それでは。