おはようございます
昨晩の米国株式市場は続落となりました。
NYダウ -345.95 30924.14
NASDAQ -274.28 12723.47
S&P500 -51.25 3768.47
VIX指数 +1.90 28.57
原油 +2.75 64.03
為替 107.96
米国の株式市場はやはり乱高下しそうですね。
金利が動くとこうなるよね~。
パウエル議長の講演も大人しいものだったようでした。
そしてその事が金利の上昇の引き金となったようですね。
米10年国債は再度1.5%台となり、30年国債は2.3%台まで上昇しました。
変動率も10年債が約6%、30年債で3%も変動しました。
こうなると先々の金利がさらに上昇すると思うようになりますので、債券の運用担当者はヘッジを含め債券売りに走るようになります。
今後の動向は今夜の雇用統計や16~17日に開催されるFOMCの内容にも左右されると思いますが、基本的にはパウエル議長の講演が大したことが無かったのでそう変わらないのではないかと推測します。
ということは債券市場は売り傾向が強まり、株式市場は少しの間調整局面が続くものと思われますね。
10年債利回りはコロナが騒がれ始めた頃の1.8%程度まで上昇する事になるのかもしれませんね。
そうなるとNYダウも30,000ドルを割り込み28,000ドルくらいまではあるかもしれませんね。
米国では高値から10%以上下落してくるとトレンドが変わったと見る向きがあるようですが、これが今回当てはまるとするとそれなりな下落相場となってしまう事も想定しないといけません。
要は金利観とも繋がるのですが、金利の本格的な上昇があるということです。
そうなれば超金融緩和で買われた株価は必然的に下がる事になります。
これは仕方のないことです。
というかそうあるべきなのです。
然るべき調整がそこで行われるので、その後の景気回復による株高が正当化されるからです。
しかし、金利が上昇した事の要因が貨幣のバラマキによる債券市場の機能不全といったことだとすると少しやっかいになりますけどね。
そこら辺はコロナがあったということで、政府などが上手く処理してくれないといけません。
何もなしでは相場がいびつになってしまいます。
コロナという人類史上でも稀なパンデミックとなったことは、自然発生的であれ人造的であれもう起こってしまった事。
それに対処しなければならなかったこともまた事実であり、人道上も当然のことです。
でもやりっぱなしでは疲弊するだけでしかありません。
景気が良くなることでこれまでの努力が報われないといけないのです。
そうなると、ある一定の株価調整が金利の上昇によって引き起こされたのであれば、その金利上昇は結果として景気回復とならなければなりません。
そこら辺をうまく乗り越えていってもらうのが政治家の仕事であり真骨頂だと思いますけどね。
そういう難題を克服し選んでもらった国民に称賛されるような仕事をなし得る事が政治家という職業の最たる醍醐味なのではないでしょうか。
まぁ・・・そんな綺麗事はただの戯言にすぎないことも分かってますけどね・・・
でもせめて今回の様な世界的パンデミックは政治家としての名をはせる絶好の機会ではないでしょうか。
そうそうないですよね、こういった事件や出来事というのは。
そういう時こそ名を遺すまたとないチャンスですよね。
そんな気概を持った政治家なんてそもそもいないか・・・(笑)
さて、今日は週末です。
日本株は当然ながら今日も調整です。
為替が円安傾向を強めている事がせめてもの救いですが、これとて過去と比較すれば為替抵抗力の強い体質の日本にとっては大したアドバンテージにはなりません。
という事は週末の米雇用統計待ちという面もある事から買い上がる感覚は無いと思われますので、何か材料が出ない限り今日は弱含みで終える可能性が高いですね。
一都三県は緊急事態宣言が2週間延長されるようですね。
やっと週末に出かけられるのかなって思ったけどそれもダメか・・・
本当に国民にばかり負担をかけますよね。
もう本当の事を言っちゃったら?
これからもず~っと言われっぱなしやられっぱなしで過ごして行くんですかね?
さすがに多くの人が分かってきてますからね、マスコミや政治が言わない、言えないことをね。
やっぱりみんな動物なんで「勘」は働くんですよ。
だって生きてるんだもん、みんな自分や自分の家族を悲惨なめに遭わせたくないに決まってるじゃん。
あんまり一般人をなめない方が良いと思うよ。
限界があるんだよね、物事にはね。
という事で、今週もお疲れ様でした、それでは。