おはようございます
昨晩の米国株式市場は小動きとなりました。
NYダウ -118.04 3759298
NASDAQ +2.58 14972.76
S&P500 +3.59 4783.83
VIX指数 +0.26 12.70
原油 +0.74 72.76
為替 144.87
週末となった日米株式市場でしたが、明暗が分かれたと言いますか、日経平均株価とNYダウでは異なる動きとなりました。日経平均株価は約500円上げましたがNYダウではは約100ドル下げました。日本株は日経平均だけが元気な感じですが、何故か持っている株は上がっていない感半端ないんですよね、まぁ下手なだけなんでしょうけど・・・。それでも日経平均が上昇してくれるだけでも気分は良いです。NYダウも米国人にとっては同じ感覚なんでしょうかね。そのNYダウですが先日瞬間高値としては37,800ドルを付けましたが、よくよく考えると、最近の金利、特に2年物国債利回りはここもと継続的に利回り低下していますよね。少し遡ると昨年10月に一時5.25%近くまで金利上昇してたんですが、最近は4.14%になってきています。ざっとですが3ヶ月で1%強金利は下がったという事ですね。では、昨年10月のNYダウはと言うと、最安値は32,400ドルなんですよね。ですから1%の金利低下でNYダウは約5,000ドル上昇したという事になります。そんな事を言いだすと、もう少し遡りたくなりますが、2021年1月頃の2年国債はなんと0.13%程度の利回りでした。3年前は0.13%、そして3か月前は5.25%なんですね。その頃NYダウは30,800ドルくらいだったんです。つまり3年間で金利は5%以上上昇しているのに、株価は7,000ドルも上昇していたという事なんですよね。コロナがあったとはいえ、供給制約下での物価上昇がいつの間にか解釈はすり替えられ、過熱感ある需要旺盛なインフレを金融政策で解決し、巡航速度での好景気とする事に成功しているという感じになっています。金利を相当なスピードをもって上昇させたのに、結果として株価は史上最高値を示現する事になっているんです。金利が上昇しているのに株価が勢いよく新値を更新しているという現象は、余ほどの好景気でもないと想像できないと思います。でも世の中は金融機関が破綻しローンの延滞率は高まっていると言われます。このギャップは何なんでしょうか。商業用不動産も不動産価格の下落から現物差し押さえになる物件が増加しているというじゃないですか。それで何で、株は上昇するのでしょうか、AIですか?半導体需要が旺盛だと史上最高値を更新する程株価が上昇するのでしょうか。もはや私の理解は完全に及ばなくなっているんですよね。そして今年も株式相場の大きなテーマは半導体や電池、そして宇宙ときています。生成AIの成長速度が今後もっと早まる事で全産業ベースでAIを使った仕事量は飛躍的に増大すると言ってます。もちろん、AIを使う場面は増えるでしょう、しかし、人間が社会を作り営んでいる中で人間自体がそこまで高速化できるものなのでしょうか。正直ベース、お恥ずかしい話ですが、私が勤める会社はお客様にはネット利用などを促していながら内部の事務処理関係などはほぼほぼ人力でございます。デジタル化されているようで、事務の相当部分は未だに人力が中心なんです。そうした会社が多いからこそのAI の伸びしろが大きいという事なんでしょうけど、じゃあそれっていつになったらそうなるんですかっていう話なんですよね。世の大企業は既に人力なんて話じゃなくなっているのでしょうか。テレビのCMで会社の労務管理とか勤怠とか、各種社内申請などをAIを使ったシステムを導入することでスムーズかつスピーディかつ低コストでより使いやすくなりますってやってますよね。CMでそうした宣伝をしているという事は大企業の社内ってもうそうなっているのでしょうか。だとしたら中小企業がそうした環境となる日も近くなっているのかもしれません。まぁ取り敢えずシステムはそうなったとしても、うちの会社のように役員さんが責任を取らない、指示は出鱈目、ちょっとできないとすぐに夜遅くまで「やれ」と言ってしまう体質。これらが変わらないとシステムを良くしても何も変わらないですよね。少し愚痴交じりとなってしまいましたが、みんなが過ごしやすい環境になってもらいたいですし、素晴らしいシステムを自分の保身を優先する役員などが悪用するようにならない事を願うばかりです。
さて、週末を迎え天気もまあまあなようです。要週末をお迎えください、それでは。