株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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理性の働く相場!?

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は反落となりました。

NYダウ  -104.53  27686.91

NASDAQ     -185.53       10782.82

S&P500       -26.78          3333.69

VIX指数       +1.90               24.03

原油            -0.30                41.64

為替           106.50

 

NYダウは終日堅調でしたが、最後になって急に萎みましたね。

ナスダックも大して下げていなかったんですが、引けにかけては下げ幅を拡大しました。

 

何かあったかなって見てみたんですが、特には何か目新しいニュースは無い様に思ったんですけどね。

 

そうなると理由らしい理由とすれば長期金利が上昇した事くらいですかね。

10年国債が前日比+0.064利回りが上昇し0.638%となりました。

まぁ、数字のマジックと言うべきでしょうが、一応前日比で11.18%も利回りが上昇した事になります。

 

これでもNYダウは8日ぶりの下げと言うことになるそうです。

 

コロナ禍の中でどんだけ強いんでしょうね。

 

しかしながら、こういう風に株価がと言いますか株式市場が調整をする、つまり金利上昇により株価が下げると言った動きはとても健全であることを現わしていると思うのですが、良く捉えすぎでしょうか(笑)

 

株式市場はナスダックを中心に米国政府の努力もあり大きな下落の後、急激に株価を戻してきました。

 

過去最悪の経済成長率をはじき出させられる事にもなりました。

 

でも株価はそれすらも織り込んできました。

 

コロナによって人類が被った被害よりも、コロナによって浮き上がらされた将来像の方が勝ったという事なのかもしれません。

 

今回の相場上昇を実態を表していないと否定するのは簡単です。

 

しかしそう思う人は今回の上昇で売り方に回ったのでしょうか?

もしそうだったら今頃は往復ビンタを食らっていたかもしれませんね。

 

下げて売り、上がっても売ったわけですから、まず損切りして、その後上がったところで売り建てて踏み上げられ損切させられる。

 

そんな事になっていたのかもしれませんね。

 

そんな相場の成り行きを見て、株式相場はバブルだと言う方もいます。

PERなどからそういうのだと推測しますが、それも間違いではないのかもしれません。

 

でもこうして金利上昇が見られれば株価は調整される。

 

バブルにおいてはそういった状況が無視されます。

 

大した動きではないので、これをもってバブルかそうでないかを論ずる気など毛頭ありませんが、ある程度理性も効いていると思うという意味ですね。

 

普通に考えると8日間もNYダウは上昇していて、6月付けた高値を抜いたところですよね。

ナスダックが選考していたために出遅れているかのような印象さえあったNYダウでしたが、ここへ来て急速に挽回してきました。

そんな状況で金利が上昇したらどうでしょう?

やっぱり下がりますよね。

 

きっかけは何か他にあったかもしれませんが、上昇基調だった流れが一旦冷やされる状態に相場があるという事ですよね。

 

勝手な解釈ですが、見事なもんだと思ってしまいます。

 

日本人特有の平和ボケした相場観なのかもしれません・・・

 

しかし、中国成敗も着々と進めているようですし、欧州株は軒並み全面高でした。

 

米国株が下がったので今晩の欧州株式市場は下げて始まるかもですが・・・

 

いずれにせよ、下がったからと言って気にするようなものではありません。

むしろこの流れが少し続いてくれて、恰好の買い場を提供してくれたなら最高の大統領選挙を迎える事にもなるかもしれません。

 

今回の調整場面を無駄にせず、しっかりと見て参入したいものです。

 

ただし、まるっきりの全面的な鵜呑みは禁物ですよ!

相場に絶対はありません。

常に全面的撤退も視野に入れておかなければなりません。

 

なぜ、上昇ムードだったのに、引けにかけて下がったのか?

アップル1社でNYダウ換算で90ドルの下落になったが、アップルに何か下げの要因はあったのか?

それともただの利食いなのか?

 

他には何かこれと言った木になる事は無いか?

 

等々、単に下げの理由を決めつけない方がいいですね。

資産かでもない限り、大切な資金運用なはずです。

 

少しでも大きく資産を増やすことは大事ですが、減らさない事もまた大事です。

 

おかしいと思うなら、それが自分の勘だとしてもね、撤退を勇気をもって行うことも相場では全然ありですからね。

 

それでいくらかの上昇をとりっぱぐれても減りはしません。

 

収益機会を逸することも残念ですが、いつも上手く行くわけではありません。

 

そういった気持ちをもって相場に臨むことが肝要なのではないかと言う意味です。

 

生意気なことを言いましたが、私自身はそう言ったことを経験し助かった事と逆にやられてしまった事の両方の想いが分かるので自分への戒め的に書き記したまでです。

 

取り敢えず、昨晩の下げは金利上昇がその主因だったとしておきますが、買い場なのか売り場なのかよく考えて行きたいものですね。

 

それでは今日も暑い一日となりますが、熱中症とコロナに気を付けながら過ごしてまいりましょう、それでは。