おはようございます
昨晩の米国株式市場は反発となりました。
NYダウ +151.52 38424.27
NASDAQ +203.55 15859.15
S&P500 +47.45 5000.62
VIX指数 -1.46 14.39
原油 -1.25 76.62
為替 150.61
一日下がっただけで押し目買いですか、良いですね米国株式市場は。焦って一昨日売った人もいるんでしょうね、でもそうした人がすぐまた買い直したって事なんでしょうかね、よく分かりませんけど。CPIの数字に過剰反応し過ぎたのではとのコメントも出てましたね。昨日の私のブログもそんなタイトルでしたが、相場に行き過ぎはよくある事です。行き過ぎた分の戻しといったところなんでしょう。でも、そんな風に言うと、そんな相場だったと思い込んでしまうのですが、行き過ぎの戻しかどうかは分からないですよね。仮にそうだとすると、では今後の株式相場はどんな展開になるのでしょうか。CPIは一過性であり、物価は下落傾向となるとするなら、金利も低下傾向となり株は買われやすくなります。大統領選挙の年である事を考えると、余計に上がりやすい状態を演出するのではないでしょうか。一方で、意外にも物価は高止まりであり、今回のCPIはその事を表していたとするなら、金利は下がるどころか上がってしまう事になり、株はハイテクを中心に下落傾向となるかもしれません。難しいのは、今年が選挙の年であることで、実態を良く見せるようとする事で、本当のところが見えにくくなる事ですね。そうなると、金利高が続き業績が伴えば、好景気下の金利高と解釈され問題ないのですが、労働人口や企業業績が落ちてくるといよいよ株式市場も本格的な調整局面を迎えるのかもしれません。そうした視点でここ2日の相場を振り返りますと、過剰反応もあったと思いますが、CPIの数値にもっと深掘りした考察をした方が良いのかもしれません。また、その他の指標についても、いつも以上に検討する必要が出てきましたね。
先日、何気なく動画を見ていると、よくモーサテにレギュラーで出演されていた外資系の方がゲストで出ていた番組がありました。その動画は為替について、その方に解説をしてもらっていたのですが、とても分かりやすい解説で参考になりました。特に印象的だったのが、「こんなに安くなっているのに、誰も円を買わなくなっている。」という部分と、「円の実質実効レートは固定為替時代の1ドル=360円よりも安くなっている。」というところでした。毎日為替は見ていたつもりでしたが、大局的に見れていませんでした。単純に150円という位置が、1年前、2年前と比較して安くなったという話ではなく、過去の水準と比較してもかなり安いという事だったんですね。買わないから安くなり、安くなっても買われないから更に下がるといった状況だという事ですね。これは相当問題です。安くなった円を更に売って外貨で運用しているって事ですよね。長くなるのでやめますが、国内の金利が実質的にゼロであり、長期金利も今だに1%にも満たないレベル、それに加え財務状況も良くなく、人口減少が進んでいるといった状態ですね。だから安くなったとも言えるのですが、問題は大きいですよ。
そんな状況だから、日本株は一見すると意味もなく上がっているように見えるのですが、意味がないのではなく、実質的なインフレ状態に株価が合わせてきているという事なのかもしれません。そうなると世界の物価(インフレ)とのギャップを株価が埋めに行っていると考えないといけないのかもしれませんね。ちょっと話が飛躍してしまいましたが、あながち間違ってないかもですね。
さて、暖かい日が続いてくれて嬉しい限りなんですが、朝はやはり寒いです。日中と朝晩では気温差が大きいですよね。今朝はうちの奥様が頭が痛いと言ってました。滅多に風邪など引かない人なんですが、こんなところにも風邪の要因があるのですね。暖かくなったり、寒さがぶり返したりが繰り返されると体調も狂ってきます。くれぐれも体調の管理には気をつけてまいりましょう、それでは。