株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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雇用統計より信用残高じゃない?

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は反発となりました。

NYダウ   +288.01    33407.58

NASDAQ     +211.51            13431.34

S&P500       +50.31               4308.50

VIX指数       -1.04                      17.45

原油               +0.50                     82.81

為替                                           149.31

 

注目された雇用統計は予想を上回る結果となりました。数値的には市場予想の17万人に対し33万6000人増加となりました。また、失業率は3.8%で横ばいとなり予想の3.7%に対しては0.1%ほど上回る結果となりました。雇用者数は急増した結果となったこと、新規失業者保険申請件数が極めて低水準である事を受け、景気は底堅く強いという判断となったのでしょう、株は3指数ともに反発した模様です。しかしながら、金利のほうも徐々に切り上がる形となってきたため、株価は一時の上昇から値を消す展開となりました。まだまだ金利と株価は敏感に反応し合っているようですね。まぁ、考え方によっては今、全米でUAW全米自動車労働組合)が大手米自動車会社等を相手取りストライキを決行していますけど、ストライキが出来るほど雇用状況は良好だとも言えるのではないでしょうかね。雇用がおぼつかない状況下であればストライキなど出来ないですもんね。勿論そんな状況という事は不景気だということなので、株式相場も下落しているでしょうし、金利とて下がる方向になっているはずですね。今はそういう時期ではないという事を今さらながら再認識させられた感じです。つまり好景気でガンガンというわけではないにせよ、現時点では例え見せかけだとしても景気はまだ順調でありどちらかと言えば良いほうなのかもしれません。ただ、物価の上がり具合が強く賃金が追い付かない状態だということなのかもしれません。しかし気になるのは同時に発表されている8月の消費者信用残高の方です。8月は予想が+117億ドルだったのに対して-156.2億ドルとなりました。ざっくりですが米国の消費者信用残高がマイナスなのは2020年のコロナショックの時くらいなんですよね。もっとも、この指数は比較的ぶれもあるとの事ですので、修正も多いと聞いてはいますが、それにしてもプラスの予想が大きくマイナスであったことは少し驚きました。信用残高と言うのは普通に考えて借金の残高という事ですから、消費者が何かを購入する際にローンやクレジットを使う額を現しているという事ですね。それが減るという事は購買意欲の減退か、若しくは買いたくても買えない状況になってきた事を現しているのかといった事も予想されます。来週にはCPIが発表されますので、そこら辺がどうなのか注目される所ですね。

めっきり朝は寒いくらいになってきました。昨日の朝もそうでしたが、日中は晴れるとまだ暑さを感じますね。今朝はそこそこ風もあるんですが、その風が冷たく感じられるようになってきました。今はそれが気持ち良い涼しさにも感じるのですが、いよいよ秋本番となってきたと思います。多くの会社で今月からネクタイ着用となってきたと思いますが、季節の変わり目は体調も変化しやすいものです。毎日のように申しておりますが、体調管理だけは気を付けてまいりましょう、それでは。