株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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米国株は小幅安で実質プラス

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は反発となりました

NYダウ   -0.53    34377.81

NASDAQ    +105.71       14571.64

S&P500      +13.15           4363.80

VIX指数      -1.21                 18.64

原油           -0.05                  80.59

為替                                      113.25

 

形の上ではマイナスで引けたものの、事実上大幅に戻して終えましたのでプラスと言っても良い終わりだったのではないかと思います。FOMC議事録の内容が公表され、テーパリングについての内容が想定の範囲内と分かると相場は落ち着きを見せたと言ったところでしょうか。消費者物価指数は高止まりしているはずなので、これを見て落ち着いたというのは少し違うかとは思います。なにせ、5.4%上昇していて、この状況はもう数か月前からの傾向が継続しているんだから、落ち着いてはいないはずです。ただし、「相場」として見ると若干違っていて、予想数値と変わらないということと同じような事が何度も続くという事が「相場」にとっては慣れになってしまい反応しなくなることになっていくものです。だからある意味インフレ傾向にあることが織り込まれたとも言えるわけです。しかし、当然ながら翌月の統計がもっとインフレになって行くのであればその限りではなくなります。取り敢えず一旦は過度なインフレは落ち着くのではと言った解釈になり、株式相場はインフレ懸念が残り金利上昇懸念がある中でも上を目指そうとしていると思われます。つまりこの程度の金利とインフレ具合なら株価は耐えられるということを示し始めているという事です。

 

話は変わって衆院選になりますが、れいわの山本代表が公約を掲げています。私は山本氏は「大」が付くほど嫌いな人物であり、国会議員にしてはならない人物だとさえ思っています。しかしながら、あの三橋氏あたりから学んだのかと思いますが、国債を財源にして大型の景気対策を策定するのは私の考えに近いものがあります。というよりも他党の現金給付や減税と言った耳触りの良い話には担保する財源の話がありません。いくら声を大にして減税を叫んだところで、税収がその分減ることに対する財源の確保について何も述べていません。暗黙の裡に国債を発行することが当然視されているのでしょうか。それとも国債発行と言ってしまうと批判されかねないから、ワザとその部分には触れないのでしょうか。だとしたら誰も話など聞かないし、笑われてお終いになります。れいわは失うものが少ないから言いたいことが言えるという事なのかもしれません。しかし、政策を出すにあたって、減税を話すなら減った分の税収をどう担保するのかの議論がなければどうするんですか。立憲民主党が仮に政権を獲ったら、その政権が作る予算は減税分だけ小さくするという事なんですかって話になりますね。だって所得税減税と消費税率を半分にしたら、一体いくらの税収減となるんですか?1兆や2兆で済む話ではないでしょう。10兆円単位の税収減となるはずです。その分は国民の消費が埋めてくれるのでしょうか。これだけ景気が悪いのに、そして無策にも物価は高いままなのにどうして多少の減税分しか恩恵がない一般家庭が大盤振る舞いで消費すると思えるのでしょうか。その時点で何も分かっていないという事ですよ。その点れいわは国債で全額賄うと言っています。もちろん勉強されていない方は一笑にふすでしょう。しかし、税収減をカバーし尚且つ個人消費を伸ばして経済を復活させようと思ったら、それくらいやっても不思議ではないし、そもそも日本国は自国通貨を持っていて、かつ通貨発行権を有する中央銀行が機能している国です。なので従前から財務省が言っている通り、日本国の国債は破綻しません、いくら発行してもね。もちろん無制限にしてしまってはいとも簡単にハイパーインフレになってしまいかねません。なので適度な調整はしていく必要があります。しかし、このデフレで諸外国と比較しても20年くらい経済成長してこなかった国であれば、相当思い切った財政出動をしてもそうハイパーインフレに等なるものではありません。

国会議事堂において、喪服を着て数珠をもち、安倍さんにお辞儀をすると言う、あまりにもパフォーマンスと言うだけでは済まされないことをやる人間を好きになどなれません。誰かに命令されてやったのかも分かりませんし、真相は分かりませんが、いずれにせよそんな振る舞いをすること自体、山本氏の人間性を問われる行為です。たとえ安倍さんが悪人であったとしてもあんな行為は安倍さんを批判という枠を越えて、山本氏への非難となってしまうことになります。またあれを見て喜んだような人間と一緒の国にいて生活圏にいるとしたら、そう言う人間こそどこかの国へ追放してやりたいと思いますね。日本人はあのような事はしません、彼は多分日本人ではないと思いますね。それくらいに思っています。私は安倍さんも特別好きではありません。二度も突然政権を投げましたからね、そんな人間に8年近くも政治をやらせていた事もダメだと思いますが、二度は無いだろうと普通の日本人なら思いますからね。でも何だかその安倍さんの力というものがまだ相当強いようですね。岸田首相にはもっと期待したかったですが、今となってはそれも叶わぬ思いとなってきたようです。ただし、その分高市さんが頭角を現してきている様にも見えます。もちろん安倍さんの背中が透けて見えるという感じですから、話す内容について注意深く聞く必要はあります。しかし、それでも今は高市さんに頑張ってもらうしかないのかなと思いますね。さて衆院選はどのような結果となるのでしょう。私の知り合いの人の弁では、意外と野党に傾いている人は多いよと言っている方もいるんです。それなりに厳しい選挙戦となる模様ですが、結果はどうなりますかね。

株式市場はそんなことや、あと大きく報道されていませんが台湾近海での合同軍事訓練もあり、緊迫感が増す展開となっているはずです。中国は世界に対して日本の出方によっては「核ミサイル」を打ち込むと公言したようです。日本のマスコミは全く報道していなようですね。でも外国人投資家は普通に聞いていると思います。核ミサイルが撃ち込まれる事は無いと思いますが、それでも有事リスクのある国に投資するでしょうか。

どんな風に外国人投資家が考えているか分かりませんが、日本株はまた低迷するかもしれませんね。

 

天気もあまり良くはないようですが、今日は何とかもちそうな雰囲気を感じます。でも寒くなってきましたね、ご自愛なさってください、それでは。