おはようございます
昨晩の米国株式市場は上昇となりました。
NYダウ +534.75 34912.56
NASDAQ +251.79 14823.43
S&P500 +74.46 4438.26
VIX指数 -1.78 16.86
原油 +1.04 81.48
為替 113.67
米国株は上がってしまいましたねぇ。
いやぁ、嬉しいんですよ、嬉しいんですけどね、何だかいきなりの「リスクオン」なんて言い始めました。何がどう変わってリスクオンとなるのでしょう。まぁ一応決算が予想を上回る内容だったことが買いのきっかけとなったような感じはするんですけどね。それにしても昨晩はユナイテッドヘルスグループの決算が予想よりも良かったことで４％の上昇となったようですが、NYダウの計算式上、この１社だけでダウを１１０ドル押し上げたとのこと。つまりはNYダウの上昇や下落の動きと言うのは限られた銘柄の限られた動きで大きく振らされるという事ですね。なので一喜一憂しては相場を見誤るという事になってしまいます。しかし、昨晩はS＆P500も上げて、上昇率はNYダウ以上でした。つまり広範囲に買いが入ったという事になりますね。だからリスクオンという事なんでしょうけど。でも何年やってもわかりませんね、何でこんなに上がるのか。
上がってくれて、自分の株式資産が増加してくれるのは大変ありがたいのですが、そうは言ってもですね、ここまでナスダックが上がったりする理由って分かんないんですよね。だから嬉しいんですが、どこか気持ち悪いと言うか、信じてはいけないのかなって思ってしまうんですよね。だって、１０年国債利回りってここ最近の変動って０．１％の上下でしかないですよね。でもって、ＰＰＩが予想よりもほんのちょっとだけ鈍化した伸びだったとか、新規失業保険申請件数が前週からちょっとだけ減ったとかね、株価がこんなに上がるほどのサプライズじゃないですよね。株価指数が２％近く動くのって決して小さい動きではないです。個別株の値動きならいくらでもありますが、平均株価のような株価指数となるとやはり個別銘柄とは違います。もう調整完了となってしまったのでしょうか。だとしたらそれはそれでいくらでも歓迎するのですが、そんな風に思えますか、皆さん？中国リスクだってまだまだ終わってないし、終わるどころか緊迫度は増しているじゃないですか。合同軍事演習だって中国は牽制していますよね。そして折からの天候不順などによる農作物の不足や、電力不足などから来る原油価格の高騰などは近年の中でも突出した動きじゃないですか。これって景気を良くしますか？普通、逆ですよね・・・原油価格が思いっきり上昇してしまって喜ぶのは原油産出国など極意支部であり、原油消費国としては冗談じゃない話じゃないですか。それなのに原油の暴騰にも拘わらず、そしてそれ以外の原材料価格なども上昇しているにも拘らず、景気に対する警戒感が解消したかのような上がり方をしてみせる。要は何も解決していないのに株価だけ上がっている感が半端ないんですよ・・・
まぁうがった見方しか出来ない私のような偏屈者には真正面が見えていないでしょうね、きっとね。私のような上がったことを素直に喜べない人間だから資産も大して増えないのかもしれませんね（笑）そうでも思わないと中々昨晩の上昇は理解できないんですよね。
もしこの状況を私なりに凄く前向きに、そして楽観的に考えるとすると、人手が足らないくらい景気が良く、だから失業保険を申請する人数が減ってきた。そして中古住宅も値上がりしているので売買が盛んに行われており、資金循環がとても良い状況にある。一方でコロナによる弊害として資源価格が上昇してしまっているが、コロナは経口治療薬の登場で相当レベル抑制される事が想定できるので、アフターコロナ経済は順調に推移する。中国問題は中国の国内問題であり、世界には波及しない事がハッキリしてきているという判断となったので、あとはいくらでも中国国内でやってくれという事になった。企業決算は概ね素晴らしく、懸念するような景気後退を招くような兆しはない事から、金利上昇が多少起こったとしても偉大なアメリカ経済はやっていける。とまぁ、こんな感じで超楽観的かつ享楽的な解釈をすれば上がった理由にもなるのかなって思います（笑）でもねぇ、よく分からないよね、どこまでいっても・・・
何を言ってもこれが現実であり、株価上昇で円安が進行してくれている事は私にとっては感謝しかないことです。ただ、これが砂上の楼閣のようになって欲しくないだけなんですよね。ま、市場を信じて今日も頑張るしかありません。今日は早くも週末ですが、今月前半の〆の日でもあります。後半戦が待っていますが、今日も一日よろしくお願いします、僭越です、それでは。
