株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

MENU

消費税の納税者は?

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は続伸となりました。

NYダウ   +37.57   34890.24

NASDAQ     +75.55         14019.31

S&P500       +17.24           4514.87

VIX指数       -0.56                  13.89

原油               +0.51                 81.67

為替                                       146.26

 

先日来触れている財政と税金の話なんですが、「税は財源ではない」という言葉は聞いた事はあったんですが、聞いたことがあっただけで、ほとんど何も考えていませんでした。つまり、聞いているようで聞いていなかったということですね、恥ずかしい話ですよ。で、改めて聞く機会があって、「財政の原資」についてやっと考えられるようになりました。一般的に、例えば不景気になって税収が減ると、予算に対して税収が足らない、でも国債を野放図に発行するわけにもいかないという理由で、「増税論」が湧きあがります。もちろん選挙などの日程を考慮しつつ、ここだという所で出るわけですよね。そして、不景気にも関わらず国民は可処分所得を減らされて生活していく事になります。当然ながら景気が良くなるわけもなく、縮少経済が繰り返されるんですよね。そんなこんなで約30年もこれを繰り返してきたわけですが、何で改善されなかったんだろうと思いませんか。時間が経過してみれば、インフレ経済の下で採られる政策をデフレ下でガンガンやった事がハッキリとわかります。ただ、当時まだ若かった私でも、経済対策の規模が小さくないかって思ってました。10兆円規模の規模感もよく分かっていなかったのですが、少なくともその当時のテレビですら、水増し分も含めてこれでは効果はないとか言ってました。不動産の時価総額が1,000兆円も消滅しているわけですから、10兆円がいかに焼け石に水か分かります。もちろん金額だけの問題ではありませんが、と言っても流石にレベチだなってなりますね。そして財政出動をしたかのように喧伝はしますが、当然結果など出なくて税収は減るばかり。だから、増税しないと国が破綻する的な脅しのもと、不勉強な国民はまんまと騙されるんですね。そして、今になって評論家みたいな人が出てきて言うんです、「税は財源ですか?」ってね。これまで散々その体で語られてきたはずなのに、そもそも違うと今になって声を大にして言うんです。まぁ、もしかしたらこれまでも声に出していたのかもしれません。私が聴く耳を持たなかっただけなんでしょう。近年になってそうした、これまで常識的に扱われてきた理屈が「そうじゃない」と言われ始めたんですよね。「消費税の納税義務者は誰ですか?」と訊かれて、大抵の人は「消費者です」と答えますよ。でも、正解は「事業者」ですよね。言われれば分かるんですけど、見事に洗脳されてるんですよね。そうした勘違いを是正する事なくこれまで来てしまったツケが今を産んでいるんですよね。納税は義務ですが、財源ではないんです。お金が必要なら、唯一の存在として国が国債を発行すれば事足りるんですよね。わざわざ個人や法人から法外な税金を取り立てる必要なんてないという事。そんな事も分かってないで、足らないなら増税も仕方ないと納得してしまうわけです。やはり、知らないとか不勉強である事は、自分に罪な事なんですね。50をとっくに越えてやっとそれに気付くなんて、どれだけ馬鹿なんだって滅入りました。でも、まだ先がありますし、気付けただけありがたいと思いたいです。

さて長くなってしまいましたが、米国株式市場は小幅高でした。ADPは予想を下回ったようですが、株は上がりました。明日が雇用統計の発表となりますので、今晩の相場は大人しいはずです。果たしてどんな数字が出てくるのか、発表待ちといったところでしょうね。それでも相変わらずハイテクは確りしています。ARMが上場するようなんで、それもあるのかもしれませんが、少し様子見となりますかね。

今日は月末となります。スーパームーンでもあるようですが、綺麗なお月様を拝みたいですね。その為にも体調管理は確りとしてまいりましょう、それでは。