おはようございます
昨晩の米国株式市場はハイテクが下げました。
NYダウ +27.37 31521.69
NASDAQ -341.42 13533.05
S&P500 -30.21 3876.50
VIX指数 +1.40 23.45
原油 -0.06 61.62
為替 104.99
GAFAMを中心にハイテクが下げました。
先日からグズグズしてましたから、上か下かのどちらかに行くサインかなと思うとこもあったわけですが、下でしたね。
金利の上昇に素直に反応した結果だと思います。
だから正常な市場とも言える。
これが狂乱的なバブル相場になると金利が上昇しても株価が下がらなくなる。
日本のバブル相場もそうでした。
年間に公定歩合を3回も4回も引き上げているのに株価は上がり続けました。
その結果、翌年の先物市場解禁と共に外人勢による大量の先物売りからの暴落・・・
まぁ悪夢だったでしょうね・・・
でもその頃の日本人はバブル景気ですっかり呑気で強気でしたから、大きく下げてもまた上がるだろうくらいに思っていたみたいですね(笑)
そこから30年余・・・長く低迷した時代は移り変わり、世界は様変わりしました。
日経平均株価は30,000円を回復し、あのファーストリテイリングは10万円の大台越え。
2000年頃のITバブルで、瞬間見れたソフトバンクや光通信の株価を彷彿とさせるような光景を思い出させるのではないですか、今や中年のおっさんとなった当時若手だった方からするとね(笑)
あの頃の株の上げ方も異常でしたね。
今はどうでしょうか?
やっぱり異常なんでしょうか?
まぁ・・・異常と言えば異常・・・見方を変えればそうでもないのかな・・・?
何となくですが以前から思っていて、このブログにも書いてきたと思うのですが、コロナの国民救済策としてお金をばら撒いたことが影響しているのかなとね。
米国の株高もそうなんですが、仮想通貨が上昇してきた事で余計にそんな気になっているのかもしれません。
要は「貨幣」に対する信頼性に陰りが出てきているのかなって思うんです。
大袈裟なと思うのですけど、しかし基本的に通貨として裏付けがない仮想通貨がこれ程評価されるって普通でしょうか。
通貨はみんながそれをお金と信じれば通貨としての価値があることになり、例えそれが電子上の実体のない物であったとしても、売買する人が実際のお金を仮想通貨を購入する対価として支払っているのですから、仮想の通貨と言えども「そこにあるもの」として信用しているという事になるんですよね。
そう言ってしまうと、現在の紙幣なども同じ事になりますかね。
基軸通貨であるドルはもう半世紀も前に金兌換券ではないのです。
もちろんドル以外の通貨も全部そうです。
だから使っている人々が信用できないとなったら貨幣としての存在意義が問われてしまう事になります。
これって危険な事です。
必要に迫られて紙幣の大量発行を余儀なくされたのに、その結果貨幣価値が大幅に低下する。
一方で資本を持つ人たちは株や仮想通貨を買っている。
もちろんそれだけ買っているわけではないけれど、しかし史上最高値を更新してもなお株を買い続けています。
当然ながらなんの理由もなく買い続けられませんから、買う理由は付けてきます。
しかし、その表面的な材料ばかりではなく、もっと本質的な背景を考えてみると貨幣価値の下落が資産の移転を招いているということに繋がっているのかもしれないなって思わされてしまうんですね。
私の様な情報弱者の人間が、その無知から恐れるのは、やはり株にしろ仮想通貨にしろ、電子上の物で実体がないという事。
上場株式は既に紙では存在しません、電子上で管理されているものです。
先日の米国大統領選挙で相当大々的な投票機器などの不正使用がありましたね。
あのような事態を考えた時に、株券、債券、仮想通貨などほとんどの物が電子上での売買や資産管理になっています。
「お金」というものがそれらの資産になっていった先に電子上何か問題が生じたらどうなるのでしょうか。
もっとも、既に「お金」も電子上の管理になってきているのでもはや同じなのかもしれません。
そうなると実物通貨も仮想通貨もそう変わらないものなのかもしれません。
だとしたら、つまりどっちに信頼性があるのかという比較対象にドルや円がなっているのかもしれんせん。
もっと言えばそうなるくらい貨幣価値が低下しているという事を現しているのかもしれませんね。
世の中はコロナが優先課題となっていますが、一方でそれ以外でも様々な事を世界的規模で課題として掲げていて人心を混乱させています。
そうして皆が右往左往している間に気が付いたら価値観が大きく変わっていた・・・
な~んてことが起こっているかもしれないなって思ったりもするんですが、バブル崩壊以降組の陥りやすい悲観論なんでしょうか(笑)
「バブルはこれからだ」とどなたかが言ってましたよね。
そうかもしれませんし、そんな事を言っている時が最高潮な時になっているのかもしれません。
私はと言うと、このままこれで株式相場が終わるとも思えないと思っておりまして、もう暫くは株式での運用を継続しようと思っています。
「まだはもうなり、もうはまだなり」と申します。
何時が「まだ」で何時が「もう」なのか・・・難問ですね・・・
情報の氾濫時代に悲観論も楽観論もでています。
正解は無いかもですが、精一杯度胸を決めてやるだけです、それでは。