株歴30年生の雑感ブログ

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日銀は妥当では⁉︎

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は上昇となりました。

NYダウ    +251.96        37557.98

NASDAQ         +98.30         15003.22

S&P500           +27.81           4768.37

VIX指数           -0.12                  12.44

原油                 +1.11                 73.58

為替                                         143.89

 

日銀の金融政策決定会合は私の予想通りに金融緩和継続でした。そうだと思いましたよさすがに。そんなに簡単に金融政策を変更するなんて出来ないと思ってましたし、日本をこれからもっとインフレにしていくためには、ここで金利を上げているばやいじゃないですから。インフレ経済に移行すること、或いは出来ることは、日本経済がそれだけ強くなっている事の証明とも言えますね。「世の中の物価が上昇しているだけじゃないか」と仰る向きもいらっしゃると思いますが、もし本当に弱すぎるなら、そのまま縮少経済がどんどん進み日本経済は衰退の度を早めるだけです。こうして業績を上げる企業がいて、円安だ値上げラッシュだと騒いでいてもやっていけているのは、まだそれだけの経済力があるからです。その強さを金利上昇は潰してしまいます。今はまだその時期ではないと日銀は判断したのです。物価高を抑制する事も金融政策の一つという方もいます。それも間違ってはいないと思います。外国との貿易が経済を成り立たせているわけですので、各国との金利差も考慮して為替の管理もしていかなければなりません。しかし、そうした事を日銀だけに任せて良いのかという議論も出てきそうですが、それは置いといて、日銀にとっては物価もまた経済動向の一つであり、全体として景気を良くするために金融の部分で政策発動していく立場なはずです。物価だけの為に金利を上げる行為が景気に資するなら、躊躇なく大規模金融緩和政策を止めるでしょう。しかし、デフレからの脱却を目指し、日本を順回転型の景気循環にする為には、金利を上げて景気を落とすことは狙いとは逆の選択となるはずです。株が政策の維持で上昇したのは、そうする事が景気にとって良いと分かっているからだと思います。その割にYCCを止めたかなような動きを見せましたが、本来中央銀行長期金利をコントロールするような事はしないので、それについては解除する意思を見せたというところではないでしょうか。それだって、全て自由にしているわけではないです。ただ、株式市場もそうですが、現代は先物やオプションといったデリバティブ取引も盛んに行われており、ある種一方的なやり方を資金力のある外資系などが取り組むと、価格が歪になる事が想定されるので、日本国としてある意味守る行為としてあるのではないかと考えています。管制相場じゃないかと批判されるかもしれませんが、杓子定規に何でも完全フリーである事が良いかどうかは分かりません。それでは、戦争が起こったりパンデミックなどで物価高騰となったら、自動的に金利はいくらでも上がるべきなんでしょうか。その時、国内の中小企業等も含めて賃金はそれに見合った額で上がるのでしょうか。現在でさえ、つまり低金利政策の下でさえ賃金が上がらないのに、金利を上げたらどうなるのでしょうか。預貯金金利が賃上げの無い分を補ってくれるのでしょうか、とてもそうには思えませんね。だから日銀は大規模金融緩和政策を止められないんだと思います。預貯金金利が少し上がるよりも借入金利はもっと上がってしまいます。そのほうが余程マズイという事になりますよね。なのでまだ暫くは金融政策の変更は無いと思っています。

米国株式市場は日本の金融政策が要因かはわかりませんが、米国も金利低下で株高となりました。史上最高値を更新したのですから、こんなもんでしょう。しかし、いつまでこんな商状は続くのでしょう。何が嬉しくてそんなに株が上がるんでしょう。そろそろ上がってる意味が分からなくなってきました。AIを中心とした別世界へ株価が先行して将来の姿を見せてくれているのでしょうか。それとも買わないと下がるからでしょうか。そんなに景気は良いんですかね。本当に分からないです。ただ言える事は、上がってくれていてありがとうという事です。阿呆らしい物言いですけど、そんな風にしか表現できないです。

毎日寒いのが当たり前になってきました。東北地方の方々は、また雪下ろしの毎日がやってきますね。怪我など気をつけていただきたいですね。関東は乾燥に気をつけないといけない時期ですね。何にせよ健康第一で年末年始を乗り越えてまいりましょう、それでは。