株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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ドル安と金利高

おはようございます

 

 

昨晩の米国株式市場は小反発となりました。

NYダウ    -469.64   30932.37

NASDAQ       +72.92       13192.35       

S&P500            -18.19              3811.15

VIX指数            -0.94                    27.95

原油            -1.91                     61.62               

為替                                           106.33

 

 

下がる時って早いですよね~

あっという間に1,000円くらい下がっちゃう、あっ日経平均の話ね。

1,000円上がるのは大変なのにね。

 

さて、米国の長期金利が世界の株式市場の未来を決めると言ってもいい感じですかね。

 

そろそろ金利上昇がいいところなら株高だし、コロナ前の水準まで上がってしまうとそれなりな下落となるはずです。

 

でも暴落にはならなそうです。

 

やはり確りと待機資金がありそうだからです。

 

昨年10月以来のナスダック5%下落となりました。

その前に9月には約12%下げていたんですよね。

 

この頃って昨年3月の暴落前の水準、NYダウで29,000~29,500ドルの高値付近を狙えるところまで回復してきた時でしたね。

 

今から思えば、コロナショック前の高値を抜けるか抜けないかをせめぎ合っていた相場の頃の調整場面だったわけです。

 

つまり昨年の夏から秋にかけては高値圏でのトライだったという事です。

 

もちろん金利の変化もあったんですよ。

何度か書きましたが、昨年8月上旬がコロナ禍での金利最低水準だったんですが、そこから金利は上昇に転じているわけです。

 

だから金利が水準訂正する中で高値を超えて新値を取っていけるのかということが問われていたわけです。

 

さらに当時トランプ大統領側が言っていた経済対策が通らなかったことも景気を悪化させる懸念材料となりました。

 

そんな事もあっての調整でした。

理由はあったんですね。

 

 

今回は史上最高値を適度に更新しながら、ポストコロナを見据えた相場の中で金利が上昇しだした事による株価調整ですよね。

 

特に長期金利の指標である10年国債利回りの急騰が株価を調整させた理由です。

 

では何で米国の長期金利は上昇したんでしょう?

 

一般的には米国債の入札が不調だったことと500億ドルに上る持ち高が一気に解消されたかもしれないこと、市場の流動性が少なくなったことと言われているようです。

 

現実的にはほぼほぼそういうことですよね。

 

要はテクニカル的な売りの要因であったということみたいです。

 

ですから将来の景気回復などを睨んだ市場の方向転換と言う正常な変化ではなかったとも言われています。

 

ここ一両日中の米債券相場を見ている人からすると、持ち高の整理と見られる注文が瞬間大量にあったと推定できるような値動きがあったと言っています。

 

そんなことを聞くと多分テクニカル的な動きである事は間違いなんだろうと思います。

まぁでも相場のそういった変動はしばしばあることでもあります。

 

 

そして債券相場の急落と同じくらい問題視されているのがドル安ですね。

最近は少し円ドルはドル高気味になってきていますが、ドルインデックスも少し上昇し始めました。

 

ドルインデックスは2018年に90割れ(88.25)まで行ってそこから切り返しました。

その後2020年4月に100近辺(102.88)まで高くなった所からまた反転します。

 

そしてコロナからのドル資金大量供給によりドルインデックスも大幅に下落しました。

 

最近の安値は89.68という数字がありまして、そこからは今のところ反発しています。

 

昨晩の終わりは90.83だと思いますので、何となくではありますが底打ちした可能性もあります。

 

という事は円ドルだけでなく、米ドルが他の通貨に対しても高くなり始めた可能性が出てきたという事でしょう。

 

まだ断定するには早いのかもしれませんが、流れは変わったかもしれません。

 

仮に金利が上昇したにも拘らずドル独歩安の展開となった場合、米国経済はかなり悪化してしまう事になりますよね。

 

だってドル安という事は米国から資金が流出していく事になるわけで、そんな米国の金利が上昇してしまうと米国で事業をする会社等は資金調達がしにくくなりますよね。

 

そうなったらどうでしょう、米国の景気が悪化しますよね。

 

そうしたらバイデンはもっとお金をばら撒くのでしょうか?

バイデン政権はけっこうなかじ取りを要求される事になりそうですね。

 

なので今後の株式市場を占う上でも、米国の長期金利と為替の行方は注意していく必要が高まってきました。

 

 

そんなわけで米国株式ももうしばらくそれらの行方とコロナの行方の両方を見て行かなければなりません。

 

下落していたナスダックが上げ始め、少し遅れて上昇したNYダウが調整している感じにも見えますが。所詮は調整という域は出ないものと思います。

 

毎回のように相場下落となると心配になってしまってばかりですが、悲観も楽観もほどほどにしてごく冷静に相場に臨んでいきましょう。

 

きっとまた史上最高値を取ってきてくれると思います、それでは。