おはようございます
昨晩の米国株式市場は反落となりました。
NYダウ -448.96 34358.50
NASDAQ -186.21 13922.60
S&P500 -55.37 4456.24
VIX指数 +0.63 23.57
原油 +5.04 114.31
為替 121.12
ゼレンスキー大統領が昨日の午後6時から日本に向けてオンラインで「演説」を行いました。予定通り恙なく事は進みまして、内容も当たり障りのないものに終始した格好となりました。まぁそれはそれで良かったと思いますし、比較的不利な側の大将がオンラインとは言えこういう場に立ったということは意義のあるものだったのではないかと思う次第でございます。まずはこの演説が成功した事について一定の評価はしたいと思います。評価した上で敢えて色々と思った事を書いてみたいと思いますが、ゼレンスキー大統領に対する、もしくはウクライナ人に対する誹謗や中傷と言ったものではない事を予めお断りさせていただきたいという事に加えて、ここでは主に疑問に思ったこと等を書いておこうと思います。当然ながら不勉強な未熟者の言うことなので、そんなのここ見れば書いてあるとか、そんな事も知らないでモノ言ってんのとなるかもしれませんが、その際はご容赦いただきたいと思います。
まず、日本のみならず複数の国と同様な演説をオンラインでやられていると思いますが、どうやって身の危険を回避しつつ鮮明な画像や綺麗なセットの中でトラブルもなく悠々と演説が出来るのでしょうか。彼は今戦争の真っただ中にいるんですよね、ロシアはミサイルを何百発と打っているんですよね。首都キエフを始めウクライナ国内の十数か所は、ミサイル攻撃などを含めたロシアの攻撃に晒されて悲惨な状態なんですよね。そんな場所にいるにしては中々平気だなって思います。しかも一回とてミサイルが近くまで来たという事は無いですよね。大統領ご自身もおっしゃっているように、的は大統領でもあるわけです。そんな人物がいとも簡単にSNS等を使用し世界へと情報発信したり意見を述べたり出来ているというのが少し不思議な感じがしています。そして各国メディアによるウクライナ国民の悲惨な状況の映像をこれでもかと放映しています。しかしその中には明らかに「クライシスアクター」と思われる人がいるという指摘もなされています。戦争は情報戦でもあると言われますが、ウクライナ側が言っている事はすべて真実であり被害者である、ロシアはプーチンが一人独裁者で、気が狂っていて病気でもある、そんな人の支配下の中でロシア兵も戦闘行為を余儀なくされているといった内容のフィルムだけが正当性をもって流されています。そしてフェイクは全てロシアの仕業であり、あくどく人を騙すような映像を垂れ流していると言っているように感じる報道が多いのではと感じます。全て出鱈目はプーチンで真実はセレンスキーみたいになっていますが、情報戦と言いながらそれは無いんじゃないかと思うんですけどね、いつもそうですが主流メディアの流す情報だけが正しいとして、それに反する報道はフェイクであり真実ではないとするイメージ戦略はどうなんでしょうかね。戦闘行為を肯定するものではないんですが、それらメディアが真実を正確に報道しているのかと言えばそれもまた違う気がするんですよね。もちろんそれとても私の偏見がそうさせているという面もあるんでしょうけどね、よく分からないですねぇ。
さて米国株式市場ですが、一昨日のNYダウは34,800ドル台まで上がっていました。ほぼほぼ私の予想したところまで上昇し、そして昨晩400ドル以上の調整をして終えてきました。下げた理由はインフレ圧力ですよね。原油が再度上昇してきたからというものなんですが、何らかの理由でリスクオンになったりリスクオフになったりと、オンとオフのスイッチがコロコロとそんなに頻繁に変わるものなのかと首をかしげながら見ていました。まだ分かりませんが、短期的にリスクオフになったのだとすると一昨日の株価34,800ドルから10%下あたりが調整の目途となる事も予想しなければなりません。リスクオフになっているかどうかは、今時点では金利と株価の両面を見ていく事で判断する事になるかと思います。昨晩のように金利も株も同時に値下がるようだとリスクオフ状態になっていると思うという事です。まぁ大体なんですけどね。というのも原油価格って昨晩だけ上昇したわけじゃないですよね。一昨日は原油は上がっていて金利も上がったのに株価も上がったんです。そして今日はその逆となった。確かに下げた理由の中には2月の新築住宅販売が2か月連続で減少だった事も要因だったと思いますが、それよりも原油の方がインフレ圧力を高める事になるので、本来の株価調整の理由に近い事になるはずです。住宅販売が減少する事も景気後退懸念に繋がりかねないとも取れるわけで、決して軽い話ではないと思いますが、むしろ現時点ではインフレ圧力が収まる話とも取れるわけですので、材料としては精々中立くらいの位置づけだと思っています。そうなると問題は原油相場という事になります。ロシアが今後の方針を出したことも原油高になっている要因ですが、では今後原油価格は再び前以上に高騰するという事になるのでしょうか。そうなると株価はまた売らせられる事になるのかもしれません。せめてそういった解釈にならない事を祈りますが、大抵は悪い予想の方に相場は動きやすいので用心しないといけないのかもしれませんね。いずれにせよ、まだ停戦合意も無ければ、コロナだって終息はしていないというのが現状なのだという事です。パウエル議長の神通力は3日間くらいしか持たなかった問う事になってしまうのか今後も要注目という事でしょうね。
さて、いつまで経っても寒さが続きますね。朝晩は本当に寒いです。寒暖差もかなりありますので日々の健康管理をお願いします、それでは。