株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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NY株式は少し休憩

おはようございます

 

 

昨晩の米国株式市場は反落となりました。

NYダウ   ‐94.42    34299.33

NASDAQ   -101.29        14072.86

S&P500          -8.56             4246.59

VIX指数          +0.63                17.02

原油        +1.60                72.48

為替                                      110.10

 

 

G7で西側諸国の連携が一定程度見られはしたものの、やはりドイツやフランスについてはまだ楽観視できない気がいたしますね。

 

政治の世界はどこでも何時でも化かしあいだということも分かっています。

 

しかし中共と言う敵を作り対抗させるという構図をディープステートがわざと作り上げ戦わせるといったことだとすると一般庶民にとってはこの上ない迷惑千万な話です。

 

この20年余り、中国へ資金や技術を与え急激な成長を可能にしたのは、表向きには欧米人主体の企業によるものだったはずです。

 

その間中国企業と手を組み儲けてきた日米欧の各企業は、これからも中国市場で儲けたいと考えていると思います。

 

当初共産主義国家の中国にも資本主義経済の甘い汁を吸わせたら、もう共産主義へ後戻りはできないだろうと高を括っていたと言われています。

 

しかし実際にはそうならなかった。

 

むしろ事態は資本主義からしたら深刻化したんですよね。

 

共産主義と言う政治体制は維持しつつ、いやむしろ発展させつつ、自由経済の恩恵にあずかることが出来たように見えています。

 

これは部分的には正解だろうと思います。

いわゆるGDPに代表されるその国の経済規模はとてつもなく大きくできましたから。

 

国全体で見ればその通りなのですが、実体としてはどうか?

答えはイエスとばかりは行かなそうです。

 

やはり多くの犠牲のもとでなり立っていると言った方が正しいと思えるからです。

 

それは中国の高官の発言からもはっきりとわかりますよね。

中国ではまだ現実には「月収」で15,000円以下で暮らす人民の方が約6億人もいると発表されていました。

 

6億人ですよ!

 

中国としては、これらまだ報われていない方々の年収を、今後10年だったかな?年収ベースで100万円までに引き上げると言っていたかと思います。

 

これはこれで中国の経済をより成長させるという事に他なりません。

6億人もの人が所得を増やし、それが今度は消費に回る事になるんですから。

 

月収15,000円というと年収換算で180,000円となります。

これを100万円にするということは、ざっと5倍以上の収入増という事になります。

 

もちろん個人差は出ると思いますので、100万円に行かない人もいれば200万・300万と増やせる人も出てくるでしょう。

 

理想的な感じにも見えますが、一方でそんなに多くの人民が潤うと既存のお金持ちなどはどうなるのでしょうか?

 

資本主義でも共産主義でも現在の実体はどちらも似通っています。

つまり多額資産を持っているのは限られたごく一部の人達なんですね。

 

これはそうならないとお金持ちがお金持ちでいられなくなるからですよね。

貧富の差が縮まると実際に特権や権力もその威力は薄れてしまいます。

 

既得権益を持つ者たちがこれを推奨するでしょうか?

 

貧しい人々が生きていく為に劣悪な労働環境で必死に働いてくれるから上の人達は裕福に暮らせるのです。

 

彼のピクティ氏も言ってましたよね。

 

中国が今後10年でどれくらい経済成長するのか分かりませんが、この先もこれまでのような成長を継続できるなら、6億人の人民の所得を100万円にすることは可能かもしれません。

 

でもそれは貨幣価値になおしたら現在とそう変わらないだけなのかもしれません。

 

つまり所得は増えたけど、経済もインフレになったので結局実体は変わらないという事も考えられるという事です。

 

まぁあれこれ考えてもキリは無いのですが、この話って6億人の人民にだけ当てはまるのではなく、我々も全く同様の立場にあるってことを今一度認識する必要があると思います。

 

 

コロナのワクチン接種とかG7からの東西関係の悪化など、いろいろ問題はありますが、やはりまずは自分がどうやって生きて行くかを考えなければいけないですね。

 

今日は思わず考えさせられました。

蒸暑くなってまいりました、体調管理も怠りなく過ごしてまいりましょう、それでは。