株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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チャイナショック再来なの?

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は小動きとなりました。

NYダウ   -85.79   35058.52   

NASDAQ     -180.14        14660.58

S&P500       -20.84            4401.46

VIX指数       +1.78                 19.36

原油               +0.01                 71.92  

為替                                       109.80

 

 

 やっと下げてくれました。

少しは調整しないといけませんね、あとが続きませんから・・・

 

な~~んて余裕かましてると持って行かれてしまうかもしれません。

 

何と言っても、昨晩の米国株下落の最大の要因は「中国株」の下落です。

・・・日本株なんて数にすら入っていないかも・・・

 

まぁ、何はともあれ昨日の中国株はまともに下げました。

上海・深圳のA株市場もそうですが、CSI300指数や香港H株指数など軒並み大幅下落となりました。

理由は言うまでもなく中国当局の規制強化報道によるものです。

滴敵への、いやアリババへの介入から端を発した今回の共産党による検閲は、中共の危機感の現れだと評する人もいるようです。

 

これって間違ってはいないかもしれませんが、しかし正解でもないのかもしれません。

 

と言うのも、中共からしたらハイテク企業だからという事ではなくて、「いう事を聞かない輩」は誰であれ粛清するという姿勢は何も変えていないですよね。

 

中共からしたら一時的に株価が暴落しようが、有名な会社の1つや2つが潰れたとしても別に痛くもかゆくもないですよ。

 

もし何か問題があってそれこそ中共に歯向かう中国企業があるなら徹底的に潰しにかかりますよね、当然の行動です。

だってこれまでそうしてきたんだから、やらないという事は中共の威信が衰えたとも捉えられかねません。

その事の方がむしろ問題であり、気が付いたなら早く芽を潰さないといけませんね。

 

ましてや、米国市場に上場するとなって中国企業から秘密がダダ洩れとなっているとしたら事は大きくなる可能性を秘めています。

 

もちろん海外で活躍する企業は、海外情勢を伝えてくれるといったメリットもありますが、一方で情報が渡されてしまうリスクも伴いますよね。

 

メリット・デメリットを推し量って、不利だなと思えば手を打つ、当然のことですね。

 

それに対して米国市場が反応する・・・

 

なんででしょうか?

 

中国企業が活動しずらくなるなら、同業ライバル企業にとっては自社が伸びる好機ではないでしょうか?

だとしたら、中国企業中国当局から締め上げられて動きづらい時がある意味チャンスなのではないでしょうか。

 

そう考えると株が売られる話になるのは少しおかしい部分もあるかなと感じます。

もちろん、世界経済を支えている大黒柱の1つである中国の株式市場が大幅に下げたという事自体にリスクヘッジをかけたと言えばそうかもしれません。

 

そしてそれら中国企業が動きづらい事の経済への影響もあるでしょう。

もしかしたら「モノ」の行き来が滞る事態も考えられるかもしれません。

中国本土での影響が米国企業にも少なくない影響をもたらすかもしれません。

 

しかし、中国当局の今回の規制は自衛目的が大きいと思います。

そして、教育や不動産分野への規制を強化した事は中国国内の問題であるので、世界的な波及効果はそれ程高くないとお載っています。

 

一方で昨日の日経などにも出ていたかと思いますが、そういう中国に対して実は投資が盛んになっているという記事が出てましたね。

やはり資金は中国に向かっているという事になります。

 

良いのか悪いのかということではなくて、事実ということですね。

 

いくら表面上中国のことを悪く言っても、お金の流れは中国に向かっているという事です。

つまり世界のお金は中国にさらに多く投入されているという事です。

 

これってどういうことを現わしているのでしょうか?

単に資産運用上において投資先が中国というだけのことなのでしょうか?

 

短期的なものの見方をすると全体が見えずらくなりますよね。

じゃあもう少し長い目で見たらどうなのか・・・

 

中国はこの20年くらいで経済もハイテクも金融も歴史上で無いくらいの成長を遂げました。

そのことはどなたも認めるところだと思います。

 

ではそうした成長はどうして可能だったのでしょうか?

 

やはりまず先に来るのは「お金」ですよね。

 

貿易をするにしろ技術を盗むにしろ、そして工場を建てたり、文磁力を飛躍的に増強できたりするには「お金」が絶対的に必要です。

 

ではそのお金はどうやって工面したのでしょうか?

 

多くの人民を犠牲にしたから?
中共が極悪非道な人権侵害をしたから?

それともお金が無いのにあるように嘘をつき続けてる?

 

まぁどれも本当ではないと思いますね。

 

もちろん「推測」ですけどね・・・

 

やっぱり中国共産党の生い立ちやこれまでの流れを見る上で欠かせないのがいわゆる、「国際金融資本」ですよね。

完全に想像の域を出ないと言わざるを得ませんが、もうかれこれ半世紀以上に渡って中国共産党を支援し続けてきているわけですよね。

彼らからしたら資金を出すことが仕事のようなものですから、中国にあれ程の資金があることは、彼らが背後にいると思えば全く疑問でも何でもない事になります。

 

2度にわたる世界大戦や、それ以前のロシア革命、さらにもっと前の紛争などに背後で関わってきたとされる彼らが最終的に狙っているのは共産主義世界と言われています。

 

それを分かっている方であれば現在最も成功しているのは中国という事になります。

 

今後もその中国に資金を注入し成長させるという事は彼らにとっては大事な投資という事ですよね。

 

各種規制はバランスをとったり何かの見せしめであったりと、中共が力を維持するためのものだと理解しておけばいい程度の事だと思います。

 

むしろこの話で株価が必要以上に下げるなら絶好の買い場となることでしょう。

 

数年前にあったチャイナショックを連想される方もいらっしゃると思いますが、その通りになるかもしれません。

 

その意味では要注意であることには賛成です。

 

でもあのチャイナショックのあと株式相場はどうなったでしょう。

ちゃんと上がりましたよね?

 

下げの目途さえつけば機会は自ずとやってくると思っています。

焦らずに見てみましょう。

 

あ、もちろん危険だって思われる方は一度利食っておくのも手だと思いますよ。

何しろ外部要因で下げる時ってけっこう下げますからね。

 

それと彼らが「良い所」を買う為にも下げた方がより効果的ですからね・・・

 

ま、我々はそうした方々のもの凄~~く下の方で蠢いているだけなので、慌てたところで何がどうなるともならない立場ですから・・・

 

少しん覚悟とそれでももがいてみるって感じが良いんじゃないでしょうか(笑)

 

今回の中国の下げが世界的な調整場面を作っていく事になるのか、それとも大したことなくてほんのちょっとの調整で上へ行ってしまうのか、まだ結論はでませんがどうなるか楽しむくらいで見るくらいでちょうど良いかもしれません。

 

 

せっかくのオリンピックです。

日本選手の活躍が著しい、とっても見てて嬉しいオリンピックが目の前で行われているんですから、今はそっちを見ている方がいいんじゃないでしょうか、それでは。