株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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原油先物相場って誰が儲かったのかな?

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は下落しました。

NYダウ  -592.05  23650.44

NASDAQ     -89.41           8560.73

S&P500       -51.40           2823.16

VIX指数       +5.68                43.83

原油            ±0                     21.21

為替                                    107.71

 

原油価格の暴落が先物限月交代で起こった影響で株価が下がったようです。

しかし、私としては初めて見ました。

原油価格がマイナスとなることろ。

 

何だか時代と言うか世界と言うか・・・

何かが変わってきていると感じてしまいます。

 

先物市場とは言え原油価格が「マイナス」になる。

言ってみれば、「どんだけ需要が無いんだよ」という事ですよね。

まぁ正しい理解ではないのでしょうけど、ある意味間違いではないですよね。

 

先物価格は現物資産に対する将来の価格を予想するために人為的に作られた想像物ですよね。

だって先物と言う実物は無いんだから。

 

仮に先物の期限が来た場合は、いわゆる差金決済するのが普通だと思っているんですが、商品先物ってどうなんでしょうか?

株の世界だと信用取引で期日までに反対売買をしなかった投資家は、例えば「買」であれば買った株式を期日までに「現引」と言って、買付当初の買単価で購入した事として現物株として買ったようにします。

株ですと、特に上場株は電子化されているので、いわゆる「実物」はありません。

電子上、証券会社の口座に残高があるだけですね。

 

ですがニュースを見ると、原油など商品の場合はもし期日までに決済しなかった場合、原油そのもので受け取ることになるようです。

 

そうすると商品は「実物」があるので受け取るのは良いのですが、受取った商品の置き場所が必要となります。

ましてや原油となると自宅に置いておくというわけにはいきません。

 

結局どこかの倉庫で保管する必要が生じるという事です。

もしご自身で巨大な備蓄設備を保有していて、しかも空きがあるなら事実上コストはかからないので、まだ安心です。

 

差金決済する方が多いのだと思いますが、もし決済しなかったら買い方は原油の実物と1バレル当たり37,000ドルの現金が支払われるということになるので、一見儲かったようにも見えるのでしょうけど、実際には原油の保管場所を探さねばならず、保管コストなどに結構な費用がかかることから決して利益になる訳でもないようです。

 

いずれにせよ、「マイナス価格」が商品市場に存在する事を始めて知りました。

先物とは言え、最終的に決済を受け渡し決済とした場合にはそれ相当の費用が発生することも値段に考慮されるのですね。

 

でも、限月が替わり、翌月物の先物は普通に値段が付いている所を見ますと、最終的に暴落させられたのは今月のものだけみたいですね。

 

商品相場は全くの素人なんですが、株も怖いですけど、商品市場も凄く怖い物なんですね。

そういえば昔の事ですが、商品先物で大豆だったかな? やっていたある会社の社長さんが、ご自身が穀物を扱う会社なので問題なかったようですが、一応予定外の大豆をこの受け渡し決済で引き受けられて、倉庫が大豆で一杯だよって苦笑いされていたのを思い出しました。

 

そう言う人がやるもんなんでしょうね。

そうじゃない、相場として単に価格変動だけでやりたい人は絶対に差金決済する事にしないといけませんね。

 

本当に、世の中これまで経験した事のない事が続々と起こっていて、もう50を過ぎたおっさんにとってはついて行けないですよ!!!

 

 

 

というわけで、本日の株式相場ですが、全体としては安めな展開ですよね。

先日来、新規上場のセカンダリー銘柄を中心に取り組んでいるのですが、今日もまた大きく跳ねる銘柄が出てくるんでしょうね。

 

それにしても、朝の気配からすでにストップ高の気配となっている銘柄が散見されますが、この勢いはいつまで続くのでしょうか?

 

サイバーセキュリティーは今日もう既に45,050円のストップ高の気配ですよ!

もちろん相場ですから、ストップ高まで行くまでに寄付く事もあるのでしょうが、今日もストップ高で寄って、そのまま張り付くのでしょうか?

さすがにもうこの会社の実力をはるかに超えているのかもしれません。

そもそも毎回思いますが、だったら当初の公募価格は何なんだったんだって事になりますよね。

 

そうは言っても、今の株価も現実なので、誰かが買っているわけです。

こんなようになる銘柄がいつも出てきますね。

これを初値で買って昨日まで保有室図けている人は、約90万円で購入したのが、今日ストップ高になった場合、450万円になるということ。

約5倍になったという事になります。

 

株価の適正な価格形成と言えるのでしょうか?

 

まぁ滅多にないので、そう評価する投資家が存在しているという事で正当化されるんでしょうね。

おかしいと思ったら売崩せばいいんですから。

機関だったら出来るはずです。

もし投資家が連日みんな現物で購入していると言うならあり得ますけどね。

まずそんな事はありません。

日銭を稼ぎたい方を中心に、買うから上がる、上がるから買うの連鎖でしかないです。

 

こういうのはある意味度胸一発といったところなんでしょうが、私など15,000円の時にはすでにビビってました・・・

だから大きく儲けられないんですよね。

勇気をもって買っていたら、今頃車1台買えてます。

 

そう考えると、今続いている新規上場セカンダリー相場自体がいつまで続いてくれるのかと思ってしまいます。

まだ緊急事態宣言下の日本では、株式においても新規上場は延期または中止となる銘柄が大勢を占めている現状です。

 

そうするとやはりもう少しセカンダリーの相場で稼ぎたいというところなんだと思います。

そう考えれば、今の銘柄群もまだ頑張っていってくれるものと思いますが、いい加減いいところまで来ています。

 

欲を張らずに行きたいと思いますが、今日も朝からストップ高になりそうなので、付いて行けそうなものについては引っ張っていこうと思います。

一方、薬品株も怖さはよく知っているつもりですが、それでも何かあった場合の爆発力は大変な魅力でもありますので、こちらを睨みつつ、併せて追いかけたいと思います。