おはようございます
昨晩の米国株式市場は続伸となりました。
NYダウ +337.47 47544.59
NASDAQ +448.98 23637.46
S&P500 +83.47 6875.16
VIX指数 -0.58 15.79
原油 +0.04 61.54
為替 152.84
ついに日経平均株価は5万円の大台を超えてきました。超える時というのは一気にきますので、今回も軽く超えてきた感じにしています。当然の声として「急すぎる」「ついていけない」等という声が聞こえてきます。でも、ではここまで買いあがっている投資家は誰なのでしょうか。個人投資家中心の相場なのでしょうか。そんなことは無いというのは周知の事実ですが、やはり外人中心の相場となりますよね。特に欧米の機関投資家やファンドは高い事に慣れていますし、そもそも日本株を高いとは考えていない可能性が高いのではないでしょうか。そうでなきゃ、日本人みたいに高いって怯えていたら、買いの注文など出せるわけがないじゃないですか。投資家別売買動向が出ていましたけど、これは昨年からの累計額みたいな出し方でしたね。それに、今や人間が投資しているわけでもないですよね。それこそAIなどを駆使してほぼ機械的に人間の手を介さずに行われている、いわば数字遊びですよね。人だったら、やはり「怖い」とか「急すぎる」等と言った感情が入り込むわけですよ。でも、コンピュータはそうした感情が無いので、1,500円上がろうが下がろうが、単に48,000円が50,000円に数字が変化しただけなんですよね。なので、ある意味、意味は無いんです。株価の適正値などはコンピュータにも入っているので、買いが売りになったりはするんですが、一方で何かしらのトリガーがかかればいとも簡単にどちらへでも進んでいき、それに対して何の躊躇もないんです。まぁ、今の我々はそうしたものと一緒の市場で儲けようと頑張っているというわけですよね。それでも、世の中インフレなんで、指数連動ファンドかハイテク株を持っていれば普通に資産は増えてくれるんです。そう考えると止められない止まらない、ってことになりますよね。そして、何がキッカケかよく分かりませんが、必ず「想定外」の何かが起こってパニックが起こり暴落するんです。そしてそうなるまで株を持ち続けることになるんです。既に上がる理由なんてあるようでもう無いんです。特徴的なのは、これまでの伝統的な投資指標では説明できなくなってからにわかに現れる新基準、これらが語られるようになったら危険信号発令です。もちろん、出たらすぐに暴落するわけではありません。そうした新規の指標は悉く説得力のある、今の時代や将来に納得性のある考え方を提示して、その結果だからこうした視点をもって相場に対処しなければならない的な雰囲気を醸成するんです。そうすると投資家は、これからも上昇相場に続いてもらいたいので、そうしたもっともらしい説に傾倒していく事になるんです。そして悲観論者までもが、「買いだ」と言い出した時が、若しくは買いを否定できなくなってきたら天井近しなんです。でも、そういう時はいつなのか、そしてどの発言をもってそうなのかと確定させるのかは至難の業なんです。だから天井で売るのは難しいのですね。
さて、今日の日本株も堅調な展開が待ってそうですね、それでは。