おはようございます
昨晩の米国株式市場は休場でした。
NYダウ
S&P500
VIX指数
原油 0.00 61.53
為替 142.77
米国株式市場は、メモリアルデーのため休場でした。モーサテでは、珍しくセントラルパークで休日をたのしむ米国人たちの姿を映していました。米国はやはり景気が良いのでしょうか、それとも公園で日向ぼっこするくらいしかやることが無いのでしょか、よく分からない報道でしたね。
この日曜日、ある人の紹介で、その世界では有名とされる方のセミナー&懇親会に参加させていただきました。セミナーは投資とアフィリエイト系でしたが、変な勧誘みたいな事もなく、どんな内容の仕事なのかと、金融セミナーは投資の基本について、分かりやすく説明されたものでした。株式投資などの経験値が高い方には全然物足りないレベルですが、特筆するものも有りました。その内容は、ここで書いてしまうと約束を破る事になるので書けませんが、制度の盲点を突いたやり方と言っても良いと思えるモノでした。ただ、純粋に利回りも高く、一般的な金融機関で販売されているものよりもリスクは低いのに、リターンは高めかなと思えるものでした。講師の方の経歴は高く、紹介してくれた方が見せてきた写真には、外国の高級車と豪邸が映っていました。既に超富裕層になっている方のようで、逆に何で自ら講師をされるのかちょっと疑問でした。多分、人に教えるのが好きで、人前に出るのも好きな人なんだろうと想像できます。しかし、事はそう簡単ではないようです。帰宅後に、その説明の内容を確認しました。私もそこそこ年を取ってきて、即決なんてことはしないようにしています。するとどうでしょう、ヒットするのは否定的な意見が多いんです。何が問題なのか、少し詳しく見てみました。すると、いくつかの問題点を指摘する方がおりまして、大変参考となりましたね。一つは、預け先の銀行です。外国の銀行なのですが、日本にいながらネット経由で口座を開設出来ます。それは良いのですが、当の銀行そのものの情報がとても少ないんです。もちろんホームページがあるのですが、そこには社長の名前すら見当たりません。そして、その銀行がどのような事業を行い、どのような決算をし、格付は取得しているのかなど、基本的な預け先としての情報の記載がないんです。これでは、例えば預金や融資がどの程度あり、銀行としてどの程度の規模なのかが分かりません。更に、信託銀行と名乗っているのですが、その国の金融機関名簿にはその銀行の名前は見当たらないのです。つまり、「有る」と言いながら、実在しているかを証明するものが客観的に見て無いのです。投資先の情報がこれだけ希薄だと、信用しろというには無理があります。簡単に言えば、いつ無くなってしまうかもしれない先という事ですね。そんな事ないと言うならば、実在している証拠や銀行についての財務諸表などが開示される必要があります。そうした基本情報が整備されていないと、いくら利回りが良くても信用などできるはずもありません。そこら辺のことが少なくとも開示されて、それをどこかの会計事務所が監査して問題ないとする書類等が無いと、とてもじゃないですが、大切な虎の子の資金を預けるなんてできませんね。むしろ、紹介された方にその辺を説明して、もっと情報として開示する事を助言してやらんといけないかもしれません。どこの誰だろうと、その方が資産家だろうと、世界の金融界でみれば、吹けば飛ぶようなそんざいです。イーロンマスクご例え何十兆円も資産があろうが、何も裏付けが無ければ、誰も相手にしません。というか出来ませんね。特に、日本国内でなく、外国となれば尚更です。だからこそ格付機関ご有るわけです。そうした信用できる?機関や会計事務所などの監査書類の一つも提示せずにお金を預けろというのは、まともな人ならますお断りしますね。例えそれが、本当は問題がなかったとしても、人を信用させる材料が、「この人が言っているから信用して」だけでは無理があります。日本もそうですが、最早、銀行は潰れない存在ではありませんね。特に外国の銀行は吹けば飛びます。日本よりも自己責任が浸透しているので、ある日突然預け先の銀行が倒産すると言うことは現実にありました。コロナ禍を経験した人であれば、米国でありましたよね。いきなり自分の預けていた銀行のホームページで、明日から別の銀行でないと取引できないとアナウンスされて、それでお終いなんてことがね。それならまだ預金は大丈夫ですが、ある日そのまま消滅してしまうリスクが有りますので、簡単に信用してはいけません。彼にもそう教えてあげないといけないかもしれませんね。
という事で、有料で参加したわりには、無駄な出費となった感が強いセミナーとなってしまいました。特に懇親会として行った飲み屋では、資産家の講師が各テーブルを周り、ご自身の話や出席者こらの質問に丁寧に答えていました。話していると頭の良い方だと分かります。しかし、時間も押してきましてので、先に退席しようとして、紹介者に挨拶すると、その場でやるかどうか聞いてきました。結構真剣な眼差しで聞いてきて、「あ〜ここでクロージングか」と少し落胆しましたね。今日話を聞いて即決に持っていくなんて、あまり無いです。むしろ、分からない事だらけな訳で、飲んだ所で返答を求めるなんて、ちょっとどうかしてるとし、逆に後で否認されても文句は言えないと思います。そうした所を見るといよいよ怪しいと思わざるを得ないですね。元々その方の紹介を受けたのは、その方のお父様と親交があるからなのですが、この件については少し危険性を感じましたね。世の中はそんなに甘くないという事でしょうか、それでは。