株歴30年生の雑感ブログ

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米国債は誰が売ったのか⁉︎

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は上昇となりました。

NYダウ   +137.33   42792.07

NASDAQ  +4.36    19215.46

S&P500    +5.22                 5963.60

VIX指数          +0.90                    18.14

原油               +0.19                     62.16

為替                                            144.82

 

大分落ち着いてきたのでしょうか、それとも金利を見ていて動けないだけなのでしょうか。そろそろ何らかの決着がついて、それに沿って米国株の行き先が見えてきそうな感じがします。米国株はトランプ大統領の政策によって右往左往していますが、中国株は例の高関税を言い渡された日に急落した後は急速に値を戻し、元の水準まで戻しております。そして、米国が課した関税の影響度も当の米国より低いようです。これは、お互いの輸出入量が全体に占める割合に違いがあるからみたいです。つまり、中国の方が貿易額に占める米国の割合が低いと言う事になります。むしろ、だからこそ保護貿易で使う「関税」を使ったともいえると思います。ですから、米国から見たら、自国の弱い部分に関税をかけて、対等にしようとしたということです。それでも、やっぱりトランプ大統領があんな風に言えば、偉そうに聞こえるんですけど、やっている事は弱者の選択だったという事のようです。

ムーディーズが米国の格付けを引き下げました。以前からアナウンスされていたことで、大きな変動とはなりませんでした。しかしながら、これから大規模減税が施行されることを鑑みると、決してこれ以降格下げが無いとは言い切れないと思います。そんな事を現すかのように為替はドル売り気味となってきています。今朝のモーサテでみずほ証券の方が「米国債は誰が売ったのか」と題して説明をしていました。専ら、中央銀行だとか機関投資家だとか、アジアの中銀じゃないかとか言われていましたが、犯人はCTA運用だそうです。このCTAというのは、主にデリバティブを使い、トレンドフォロー型の運用を行う手法です。つまり、上げ相場なら書い、下げ相場なら売りと順張りで運用します。それを、世界の様々な先物取引が可能な市場でやるんです。なので、株や債券に限らず、商品先物や為替なども含まれます。米債券市場は世界の債券市場の中で最大でかつ整備された市場ですので、取引量も大きいと思います。そんなトレンドフォロータイプの運用が、関税発動で一気に変動性が高まったので、ポジションの解消に迫られた、というのがことの真相だとの解説でした。大変分かりやすい説明だったと思います。ただ、少し粗い説明でもあったかなとも思いました。というのも、何ならCTAで運用する何処が沢山売ったのか、そこら辺まで踏み込めないのかなと思ったからです。多分、その部分は既に個人情報レベルなのかもしれませんけどね。あれから1ヶ月以上が経っていますので、今更知ったところであまり意味はないかもしれませんが、知りたいとこではありましたので、久々にモーサテを見て面白かったと感じましたね。

さて、今日は気温が高くなるそうです。東京は28度くらいまでいきそうな予報でした。外出される方は、まだ暑さに体が慣れてませんから、注意しておでかけください。室内勤務の方も、室温や湿度に気をつけてお過ごしください。熱中症を舐めてはいけません。一度なると脳に影響が長期的に残る可能性があると言われているようですから。

それでは!