おはようございます
昨晩の米国株式市場は下落となりました。
NYダウ -1679.39 40545.93
NASDAQ -1050.44 16550.60
S&P500 -274.45 5396.52
VIX指数 +8.51 30.02
原油 -5.09 66.62
為替 146.03
まぁ仕方ないですね。暫くはどっちに転んでも株を売買しなくていいんじゃないでしょうか。モーサテをはじめ、各局のニュースもトランプ関税について話題にしています。今後どうなるのか、景気が極端に悪化して、スタグフレーションとなるのではないか等と言われています。事実上の世界覇者である米国が、これ程の関税政策を打ち出した事は無いそうです。その意味では、未知の領域とも言えるのですが、となるとこの結果は普通の専門家では答えられなくて普通ですよね。じゃあ普通じゃない人ならどうかと言われてしまいますが、それも無理ですね。つまり、分からないんですよね。だから考えることをしなくて良いとは言いませんが、幾つかの想定はしておく事が必要かなと思います。実は大した事ない想定、ある程度深刻な想定、そして最悪の想定ですかね。関税は米国が一方的に行う事であり、もし世界が米国から離れられるのなら、この問題は解決ですね。もちろん、そんな簡単ではないですけど。しかし、先日のどなたかの動画で見たのですが、この関税については、実は貿易不均衡や関税とみなされてもおかしくない法令や制度、または税制が米国にとって貿易の不均衡を産んでいると考えられている点もあるが別の点もあると言ってました。それは、薬物です。その名も「フェンタニル」と言います。このブログでも過去にその名を出したかもしれません。今、米国ではこの薬の過剰摂取による米国人の被害が、急速に現れていると言われます。このフェンタニルは本来は鎮痛剤なんですけど、依存性が高い上に致死量が僅か2mgと少量、かつ値段が安いのです。ご存知の通り、米国は医療が高額なんですが、普通の市民は日本のように頻繁に病院へ行かないんです。というか行かないんですね、高くて。なので、低所得になればなるほど病院治療なんて無理なんです。となると安価な薬に頼らざるを得ないとなるのですが、とてもキツイ薬しか手に入らないという状況になるんですね。これがあるから関税を一斉強化したとも言い難いのですが、今度来月からは800ドル以下の輸入品の免税措置も無くすとのことでした。迂回輸出などを防止する為とのことですが、そこまでやるかと思いがちですが、第三国経由で安価で質の悪い「鎮痛剤」をこれ以上国内に入れないようにする意図もあるのだとすれば、これらの政策もまだ理解できます。とはいえ、どこまで行っても薬物で全世界的な関税をかけることの効果や意味合いはあるのか分かりませんが、ただ単に貿易不均衡が理由ではなさそうですね。
いずれにせよ、混乱を引き起こした事は間違いないですが、これも荒治療だと割り切れば、短期の調整で終わる可能性はありますね。
さて、週末となりました。雇用統計が今晩ありますが、あまり関心は無さそうですね。ゆっくりして心身ともに休んだ方がいいのではないでしょうか、それでは。