おはようございます
昨晩の米国株式市場は小動きでした。
NYダウ -219.22 40755.75
NASDAQ +43.66 17127.66
S&P500 -16.66 5503.41
VIX指数 -1.48 19.84
原油 -0.03 69.17
為替 143.47
今週は、義母の事から慌ただしく時間がすぎてしまいました。身内が亡くなるなんて、人生の中であまり無い事が起こったので、混乱と支度で慌ただしくなるのは当然なんですが、それに輪をかけていくつかの事が同時に起こりました。一つは、娘が肺炎を患った事、一つは義父が腸の働きが衰えたため、便が出なくなる病気になって入院を余儀なくさせられた事です。ついでと言ってはなんですが、孫も熱を出し咳き込んでいます。それぞれに原因はあるんでしょうが、義母の葬儀をこれから迎えるという段階で、これだけ家族の主要メンバーが一度に体調を崩すというのは未だかつて無かったことです。皆んなの回復を祈るばかりです。
米国株式市場はどっちつかずで終えました。機関投資家などの大口も逡巡しているのでしょうか。雇用統計の発表直前ですからね、普通に流したと考えるのが妥当なとこでしょうね。金利低下は景気悪化で起こる事なんですが、ものは言いよう、インフレが鈍化したと言って、まるで巡航速度で経済は動いているみたいに見せています。そうした実体経済と金融政策のミスマッチが株の暴落を酷くする事に繋がると思うんですけど、考え過ぎでしょうか。
為替も徐々に円高傾向となってきました。米国が金利を下げるけど、日銀は上げ姿勢なら、そりゃあ円高ドル安になりますよね。やはり、日本の実力もありますけど、通貨はドルが中心ですから、日本の事情で上へ下へと動くんじゃないという事ですね。あくまで、材料の一つであるわけで、日本の実力が為替を左右するという事ではないという事です。もちろん、日本が想定以上に落ちぶれるなら、それも円安の一つの材料にはなりますけど、それが主因にはなりませんね。問題は、むしろドルの方で、新興国、BRICSを中心としたいわゆるG7ら先進国と真逆にある国々が、ドル離れを起こし始めていることです。特にサウジがドル以外の通貨での決済を始めている事は、中東がドルに縛られない地域になり始めているという事で重大な変化ではないかと思います。彼らは米国の軍事力とオイルを引換に平和を選んだわけですが、米国の軍事力低下と新興国の台頭で態度を変えてきたという事です。この流れは日本人にはあまり伝えられていないようですが、由々しき問題ですね。日本もいずれ様々な選択を迫られる事になるんでしょうね。
さて、今日は早くも週末です。個人的には、仕方ない事が起こっているので、何もしないまま週末を迎えている状況です。ここでどう立ち回るかが私の真価を試される場面だと思います。流されずに、冷静に、でもスピード感をもって事にあたっていくようにしないとですね。葬儀のある日曜日は晴れますように、それでは。