株歴30年生の雑感ブログ

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AIやり過ぎ

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は大幅続落となりました。

NYダウ   -610.71   39737.26

NASDAQ    -417.98           16776.16

S&P500      -100.12             5346.56

VIX指数      +4.80                    23.39   

原油               -2.17                    74.14

為替                                         146.56

 

昨日の日経平均株価の暴落はビックリしましたね。流石に1日で2000円以上下げると驚かない方がおかしいですよね。でも、驚かないのはAI達ですね。平均株価が2000円幅で動いただけで、そもそも上下したという感覚すら持っていないですからね。ただの数字の変化、表記された数字が変わっただけという事。でもそのせいで人間界においては、様々な立場の人たちが悲鳴をあげ、怒り、落胆する事になります。信用取引をしている方の多くが追加の保証金を請求される羽目になり、大きな損失を払わされる事になります。こんな時、レバレッジをかけて取引する事のリスクを思い知らされます。特に信用取引をしていなくても、今は投資信託でブルベア型の投信がありますよね。多くの個人投資家に重宝されていますが、レバレッジが3倍とか4倍とかになりますと、損失も同様に大きくなります。昨日の日経平均は約5.8%下落しました。3倍のブル型を購入されていた方は、1日で17.4%下落した事になります。1000万円投資した方が1日の取引で約170万円マイナスになったという事です。しかも、その前日から考えると、下げ幅は約3200円、下落率にして8.1%となり、単純に×3で計算しても24.3%の下落だった事になりますね。ま、厳密には日々の変化率に連動なので少し違いますがね、単純化して分かりやすく言うとという事ですが。そうなると、個別株で動きの大きい銘柄並みに動いた事になります。これまでの上昇相場の感覚でいると、にわかには信じられない事態に一気に落とされた感じがしているでしょう。実はいつもの事なんですが、相場が本当に下がる時はこんな感じですよね。ベテランの方はもう何度も経験されていらっしゃると思いますが、こんな感じなんです。特別これまでと比較して大きく変わった内容のものは無いんです。ここまで大きく売られる理由としては、例え雇用統計をもってしても理由付けとしては薄いです。でも理由という事になるとそれらが理由だったとするしかないんです。機械的にAIなどでプログラミングされたコンピュータによる半自動売買が一方向に行きやすい相場を作ってしまうんです。だから我々人間など付いて行けるものではなくなるんです。もっと言えば理由なんて無くても良いんです。売りが売りを呼べればあとは勝手にそうなるように仕組まれていますから。これって特に陰謀論とかじゃなくて、そうプロらミングされているんです。個人的には、AIだ何だって言っても、これが今の限界だという事です。もっと優秀な高度なAGIに世界に移行していけば、下がる時も上がる時も必ず反対を考えることが出来るAIが存在しており、売られ過ぎや買われ過ぎに対して立ち向かうAIが当たり前になっていると思います。何があったか知りませんが、日経平均が2200円下がる理由は、昨日は無かったはずなので、そうした高度なAIが市場に投入されると、ここまでは下げなかったのではないかと思います。

米国株式市場は、もっと分かりにくいですが、雇用統計が悪かったので下がるのは当然です。ただし、景気の懸念と決算の懸念が合わさって下がった感じに見えますが、あれっ、そうした理由で金利が大きく下がったんだから株は値上がりしていいんじゃないのって思いませんか。決算も悪ければ株が上がらなくて当然だよねってなるんですけど、少し前までそんな話でもなかったですよね。インフレ云々と言っていて、インフレが鎮静化することが利上げの目的であって、少し前まで、FRBはそこを超人的に上手く乗りこなしているといった体で相場が成り立っていたじゃないですか。散々買い上がる理由にそうした背景を持たせていたくせに、ちょっと景気悪化の長呼応が出てきてそれが業績にも影響するなんて当然なのに、急にまともな話がまかり通ることになって、個人投資家を置いてけぼりにするような暴落を演じさせる。この大手機関等価連中のやり口が汚いですよね。自分らは売りで今度の急落もかなり儲けますからね。そして下々の悲鳴を肴に完敗してどんちゃん騒ぎですよ。ま、今ならまだそれでも損金額は少ない方で済かもしれません。ベア型で行ける方は別ですが、一般人は早いうちに切ってしまうか、長期で構えて、下がったところを買いに回るかですよね。それだってお金が無ければ下では買えません。そこら辺が個人投資家の哀しいところで、だから早めにキャッシュ化しておくことが重要なんですよね。この下げは、来週も追証の投げなどで下がる事になります。なのでまだ下があると考えた方が良いですが、しかし、下落率としては短期で高い調整をしたことになるので、一旦リバウンドする場面はあると思います。それもなく止めどもなく下がる相場になるんだったら、それはもう諦めるしか個人投資家に残された道はありません。そして、悩ましいのが、今は大統領選挙中という事です。アノマリーを信じ込んではいけませんが、割と高い確率でこの年は上げている年です。名黒人の資産が大っく値下がった状況を現行政権のせいにされる事になるので、選挙戦が政権側に不利になるからです。なので、この下げが既にいい所まで来ており、かなりの確率で大きく反発することはあり得ます。ただし間違ってはいけないのが、最後の逃げるチャンスとして、リばううんドを買うのではなく売り逃げなければなりません。買い場ではないです売り場なんです。大抵の場合、リバウンドは一度は来ますので、その時は調整が終了して安く買えるチャンスなんて思う方が多いですが、今回の下げは中長期的な下落相場の始まりと考えるべきです。長短金利の逆転はそろそろ解消してくると思われますし、正常化して半年から1年半までに景気後退期が過去100%の確率で起こっている事、景気が悪化していて業績が悪化してきているなら、株は下がるのが道理であること等が買えない理由です。なので、今回売りそびれた方はリバウンドで売る事を優先して考えた方が良いです。大事なのは大損しない事です、相場は逃げません。またいつでも入れます。超長期投資の方はその限りではありませんが、そこまで長期的に持ち切れない方は、今回は売るべきではないでしょうか。まぁ、相場に絶対はないですから、そんなこと言っていても一縷の望みとして、利下げの前倒しなどで大反発なんて事にならないかって思ってたりもします。我々弱小個人投資家が相場の行方なんて分かるはずもありません。何度も繰り返すようで恐縮ですが、大事なのは大損しない事です、それだけです。意地や見栄は悪なんですよね。なのであまり過信せず、損だとしても売るのが今のところ最善と思いますね。

さて、とんでもない週末となりましたが、自分が悪いわけではありません。変に気にしたり、沈んだりしないでむしろ明るく元気に過ごした方が、事態は好転します。これって本当なんですよね、資産が目減りしたからって滅入ってしまうと、余計に減る方へ行ってしまいます。自分が売らなかったからとか、自分を責めたりする必要はありませんし、他人のせいにしても株価は戻りません。これもアリなんだって開き直っても良いですし、株を忘れてしまっても良いですし、兎に角暗くなっても良くはならないので、ああそうですかって感じでいれば、ほとんどの場合時間が解決してくれます。気が付いたら元に戻ってるなんて事もありますのでね、機械相手に感情を爆発させても、機械には全く通じませんので、冷静になって俯瞰的に周りを見渡しているくらいがちょうどよいと思います。そう考えると、数字の変化が行き過ぎていれば、勝手に然るべき水準まで戻る事になると思うんですよね。行き過ぎているとすると、むしろ結果的には機械の方が感情的になって売っているのではないかとすら思えてくるんですけど、変な考えですね。

さて、天気は良さそうです。外へ出かけて上手いもんでも食べたり、良い風景を見に行くのも良いと思います。よく言うふるい落としの相場である可能性も充分あるので、一喜一憂せず、短い夏を楽しみましょう、それでは。