株歴30年生の雑感ブログ

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RCEPって来年からだね

おはようございます

 

今週は今年最後の1週間ですね。皆さんはもう年越の準備は終わられたんでしょうか。私はまだなんですよねぇ、30日まで仕事はあるのですが、今年は最終日を休ませていただくことになりました。私の勤務先では年末年始はお互いに休める人は休む感じなんですよね。なので、その日にまとめてやろうと思っています。この土日もある程度はやったんですが、特に昨日は外が寒くて洗車もやる気になれなかったんですよね。とにかく急激に寒くなった感じがして水を使うことが億劫になってしまいました。日一日寒くなるんで、後にすればするほど厳しくなるのは分かってるんですが、お恥ずかしいです。

それにしても、あまり言われてないイメージなんですが、来年はいわゆる「RCEP」(東アジア地域包括的経済連携:アールセップ)が発効される年になります。RCEPとは、「Regional Comprehensive Economic Partnership」の略であり、東アジア諸国連合(ASEAN)を中心とした国家群の参加する広域的な自由貿易協定の事ですね。これらの経緯から別名「メガFTA」とも言われます。2011年にASEANが提唱した事で議論を始めたのですが、これが発効されますと世界の人口の約4割強にあたる34億人、さらにGDPでは世界の約3割にあたる20兆ドル規模の広域な経済圏が出来上がる事になります。因みに参加国名を挙げておきますと、インドネシアシンガポール・フィリピン・マレーシア・ブルネイベトナムミャンマーラオスカンボジア・日本・中国・韓国・オーストラリア・ニュージーランドの15ヶ国となります。インドの去就がどうなるか要注意ですが、中国との関係悪化などがあるのでまだ分かりませんが、インドを含めますと広域な経済圏が実現するという事です。ASEANを含む広域な自由経済圏を実現する事になるわけですが、RCEPには「8つの大原則」と「8つの領域」といった考えがあります。まず「8つの大原則」ですが、

1,WTO協定との整合性の確保

2,既存のASEAN+FTAの締結からの大幅な改善

3,貿易投資における透明性の実現と円滑化の確保

4,参加途上国への配慮

5,参加国間の既存の二国間FTAの存続

6,新規参加条項の導入

7,参加途上国への技術支援、能力構築の実現

8,モノ・サービス貿易、投資および他の分野の交渉

と定めています。

また、8つの領域とは、

1,モノの貿易

2,サービス貿易

3,投資

4,経済技術協力

5,知的財産権

6,競争

7,紛争処理

8,その他

となっています。

ではRCEPは日本に利益をもたらすのでしょうか。まずメリットとしては日本の貿易総額の約半分をカバーすることになり貿易の活発化が見込めるという事です。では、デメリットは無いのでしょうか。これは日本に限ったことではないのですが、安い輸入品が自国へ入ってくることを認めてしまう事になるために自国の商品が他国のものに負けてしまう可能性がある点です。結局は貿易を活発化しようとして、グローバル化を推奨している事になるために、安いものが自由貿易の名のもとに入ってきて負けてしまう事を認めてしまうものという見方もできます。かつてほど競争力のない日本が、競争力を持つけど、まだ途上国である参加国に対して有利な立場なのかといったことは必ずしも言えないかもしれないという事です。「自由」な貿易というものは決して自国に有利だとは言い切れませんよね。ですから始まって見ないと分からないとも言えますが、各国の状況がどう変化してしまうのかよく観察しないといけませんね。

さてそんなこと等を考えながら、来年を自分にとってどんな年にして行こうかと具体的に考えていく一週間にしたいと思っています。仮想通貨も来年はまたど~~んと規模を拡大させていくと思っています。どこまで自分がその中に入れるのか、ワクワク感をもちながら臨んでいきたいと思いますね、それでは。