株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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米国株は再下落

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は下落となりました。

NYダウ    -546.80   33843.92

NASDAQ      -63.86           14448.58

S&P500        -51.92             4307.54

VIX指数           +0.58                  23.14

原油              +0.31                  75.12

為替                                          111.26

 

先日久しぶりに北朝鮮が飛翔体を発射したというニュースを見ました。もしかしたら私が見逃していただけで、適当には発射していたのかもしれません。しかし、驚いたのは飛翔体を発射したという事ではなく、どうやらその飛翔体は極超音速ミサイルではないかということです。極超音速ミサイルは米国の他いくつかの国で成功し実戦配備できるようになっているようですが、北も持っているとなると事は簡単でなくなります。音速の何倍かの速度で運用できるミサイルは、正確に迎撃することが難しいとされていますよね。イージスアショアが実装直前で、時の防衛大臣だった河野氏の独断とも言われる撤回劇によって覆されたことはまだ記憶に新しいことでしたよね。その当時は撤回する理由が苦しいものだったと覚えています。確か迎撃ミサイルを発射した際にミサイル本体から切り離される部品が、民家に落下してしまうことの可能性を否定できないとか言う理由でしたよね。あれってもっともらしく当時の河野大臣が説明していたと思いますが、評論家からは取って付けたような理由であり、廃止する理由になっていないと言っていました。と言うのも、敵基地などから発射されたミサイルを撃ち落とすことを目的とした防衛システムであるのに、そもそも直前になってそんな理由で取りやめると言うこと自体訳が分からないというものだったからです。あれって本当は、その当時すでに少なくとも中国は極超音速ミサイルを事実上保有していて、それを撃ち込まれるとイージスアショアでは迎撃できないからと言うのが理由ですよね。つまり、早すぎて撃ち落とせないという事です。防衛上、事実をそのまま伝える事は出来なかったと思うので、そのこと自体を批判はしないのですが、それにしてもその後の防衛についてあまり語られることが無いように思えるんですよね。もちろん言える事と言えないことがあるのは分かります。でも他国は極超音速ミサイルを持っているという事は公言していますよね。そう言うレベルの話も出来ないんですかね?そうした話を私が聞き逃しているのでしょうか・・・?そこら辺について国民を安心させる程度には情報開示して欲しかったですね。

まぁ軍事お宅ではないのでよく分からないところが多いのですが、でも多分それじゃダメなんでしょうね。自国を自分で守れない事はダメだと言っておきながら、相対的な日本の防衛力を知らないという事は無責任だという事になるからです。そして仮想敵国の戦闘力がどのレベルであり、自国はどうやるとそれに対抗しうるのかといったことについて理解が浅いというのは危険なことですよね。大きい事を言っているのではなくて、例えば自分や家族や身内が日本のどこに住むことが攻撃されにくいのかとか、核施設の風下に住んでも大丈夫なのかとか、そういった話から始まってその先に防衛力など国レベルの事の理解があるという事なんですね。自衛隊がどれだけ世界的に優秀であろうとも、国民一人一人にそうしたことの理解があるという事が最も強い防衛力となるんですよね。核を持たない日本としては、最終的には「また」落とされてしまったら対抗手段がない事になりますが、核攻撃をされるという事を想定していたら、いくら防衛費があっても足らないという事になるでしょう。そこまでは出来ないとしても、まずは国防についての学習を国民に対してやっていく事は必要なことではないかと思うんですよね。北や中国が「極超音速」を使えるという事は実はかなりの脅威であるはずです。それをあまり報じないこと自体マスコミなどの姿勢は危険な態度であると言わなければならないと思っています。防衛力強化は絶対的に必要ですが、マスコミなどによる国民への啓もうも必要なことだと思いますけど、いかがなもんでしょうか。

 

さて、話は変わって本来の株式市場ですが、昨晩も米国株式市場は下落となりました。何か嫌な感じがしますが、大丈夫でしょうか? もし不安なら一旦キャッシュにしておくことも考えなければならないのですが、やはりテーパリングが株式の調整理由として「まともな下げ」の理由となって株式市場にのしかかってくるのでしょうか。であれば暫くは下落相場となる事を覚悟しなければなりませんし、金利観から言えばコロナ前の水準までいずれ戻るとすれば、今の株価は金利の観点からは割高な位置にいると言わざるを得ないのかもしれません。

一方で企業業績が伸びていくならば、景況感が金利に勝ることにも繋がるので、たとえ金利が上昇傾向だとしてもそれを上回る景気の浮揚があるならば問題はありません。しかし、最悪なのは金利は上がるのに企業業績や景況感がピークアウトしてしまう事です。テーパリングの実施はいずれは仕方のない事なんですが、実際の米国景気はピークアウトしているとなれば、買われ過ぎた株は調整するしかありませんものね。そうした状況を近未来に想定するならば今のうちに売却しておくことは必要な事となります。何故かと言うと景気後退懸念での下げは長期化するからです。難しいのはこれら金利上昇や業績のピークアウト感が本物かどうか見極めることです。相場の達人を名乗る人達は何でも知っているかの様に将来像を語りますが、重要な事はそれらは全て憶測であり、なんの保証もないという事です。

そしてさらに重要なのは「自分はどうしたいか」を自問自答して自分の気持ちに正直に反応するという事です。これは意外と難しいのです。やはり運用している以上、欲というものがあります。そしてリスクもあることはよく理解しています。これまでもリーマンショックを始め古くはバブル崩壊などを振り返れば、本当の下落相場になってしまったら長期的に株式市場は立ち直らないし、株式どころか景気そのものが悪化するので、本業にも影響が出てきて不安ばかりが募る事になってくるからです。景気悪化の影響を受けない業種や無関係に忙しい仕事で収入も増加するような職などに就いている方は幸せです。しかし、今現在日本で言われているのは、コロナと天候不順による原材料の大幅な値上げです。収入が増える方は問題ないのですが、株式資産は目減りし、仕事も左前になってきたらこれまでの状況からは一変してしまいます。そうなる前に利益確定をしておいて少しでも多くの資産を確保しておくという事は、今後の資産運用にとっても重要ですし、また生活という点でも大きな影響を与える事になります。運用は常に最悪な状況も想定しておかなければならないと言われますが、これまでは比較的超低金利政策によって悪い所などが隠されていたような感じで株価上昇の恩恵を受けてきました。これからもそうであって欲しいと切に願いますが、いつまでも同じ状況が続くと思う方が異常ですからね。また上がるならもう一回買えばいいくらいに思ってみるのも1つなのかもしれません。

わたし個人的には何となくですが危ういものを感じてきているというのが正直な気持ちです。ただし、なんですが、そうした気持ちになった事はこれまでも何度かありますが、実は杞憂だったことばかりなんです。実際は大して調整は長引かず、ただの「買い場」でしかありませんでした。これまでの10年がただ単純に良い相場だったからなのかもしれません。上昇相場の中にいたから杞憂で済んでいたのかもしれません。そこら辺の感覚は何時まで経っても正確に感じ取れないのが私の成長のないところなんですねぇ・・・悲しいですね(笑)

でも先ほど申し上げました通り、「自分」を信じていくのみですので、その結果には自分で納得も出来るものです。逆に他人様の意見に従うとろくなことはありません。自分の資産なのですから自分で責任もって真剣に対応するのみですね。

 

今日は関東地方南部は台風16号の影響で日中はとても危険な状態となる見込みです。決して無理などせずにお怪我などしないように注意してお過ごしください、明日になれば天気は晴れになりますよ! それでは。