株歴30年生の雑感ブログ

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米国株全面高!パウエル議長のお陰です!!

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は上昇となりました。

NYダウ   +242.68   35455.80

NASDAQ     +183.69          15129.50

S&P500       +39.40              4509.40

VIX指数       -2.51                     16.33

原油            +1.30                     68.72

為替                                          109.84

 

日本時間昨夜午後11時すぎからでしょうか、パウエルFRB議長の講演は始まりました。これまで地区連銀総裁の何人かはテーパリング実施を促す発言をしていました。それだけアメリカの地域によっては、強い景気に対する金融政策の転換を必要と考えられたのかもしれません。

しかし、その思惑はまたもやパウエル議長によって脆くも打ち砕かれました。パウエル議長も年内の政策見直しに理解を示した一面もあったようですが、イエレン財務長官とある種タッグと言ってもいい高圧経済政策をとっていて、その流れを止める気は暫く無いと言う事を示されました。もっとも住宅価格など物価高を招いていることが顕著な統計もあるなかで、インフレを無視していこうと言う意味ではないということなんでしょう。ただ、やはりコロナの感染拡大や地政学的リスクを踏まえた場合、将来の利上げを示唆するテーパリングに踏み込むことは時期尚早と判断したのでしょう。

 

まぁ何とでも理屈はつけてくると思うのですが、では、どうなるとテーパリングに踏み込む事になるのでしょう?

 

インフレを巻き起こすにしても、その扱いを間違えると大変なことになります。「そんな事お前に言われなくても分かっとるわい」と言われそうですが、低金利を続け、財政出動も拡大しじゃぶじゃぶに資金供給を続けていますよね。

株価が上がる要因に貨幣価値の低下が挙げられています。つまり、極端に言えば「ドルって大丈夫?」って言われてるって事です。際限なくドルを刷って、本当に大丈夫?って思ってる人は結構いると思うんですよね。だからこそテーパリングをすべきとの発言が多く出てくるわけですね。

これって逆説的な感じですけど、だから大丈夫と言う事なのかもしれません。皆んなが浮かれてしまったらヤバいのかもしれませんが、警鐘をならす人がそれなりに沢山いるということは、インフレに対応する事がいつでもできるという事であり、だからパウエル議長はまだ大丈夫だなって思えるとゆーね。

ただこうなると株価上昇を阻むものはまた一つ無くなったわけです。米国株だけではありませんが、特に米国株が上がり続けることになりそうですね。一方でアフガニスタン自爆テロが発生して米兵など複数人が犠牲となる惨事が起こりました。タリバンアフガニスタンの全てを支配できるわけでは無いという事なんでしょうけど、イスラム国とタリバンはどういう位置関係なんでしょうかね。それによってはまた混乱する事態になり、無駄な原油高を招きかねないですね。何かが収まればまた別の何かが起こされる。もう少し落ち着いた安全な社会は築けないものなんでしょうか。

 

兎に角、今はパウエル議長に感謝です(笑)

これでまた米国株式市場はリスクオンですからね、来月の雇用統計が次の注目点となりますが、余程のサプライズでなければ簡単にリスクオフにはならないと考えます。

だからといって株価暴騰は勘弁してほしいですが、着実にしっかりと上昇相場を継続していっていただきたいものです。

 

相変わらず蒸し暑い日が続きますが、残り少ない夏を惜しみながら楽しんでいきたいと思います、それでは。