株歴30年生の雑感ブログ

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米国株は続落となりました

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は続落となりました。

NYダウ    -382.59    34960.69

NASDAQ        -130.27           14525.91

S%P500         -47.81               4400.27

VIX指数          +3.66                    21.57

原油                -2.12                    64.22

為替                                          109.77

 

FOMC議事要旨が公表されると米国株は急速に下げとなった感じです。要は議事要旨の内容がテーパリングの時期について年内と考えるメンバーがかなりいたということですね。金融緩和が縮小傾向となる以上、金融の引き締めとなりますので株式市場が下落するのは通常のパターンであります。ですから続落したとしても特に問題ではありません。問題なのは今後も下落傾向が続くのかどうかという所です。

私個人的には一時的なものだと基本的には思っています。FOMC議事録はいつもそうですが、色々と含みを持たせた書き方となっており、今回も金融緩和策の縮小を示唆しながらも景気についての懸念材料があることも指摘しています。

 

しかし、何ということは無いこれらの動きの中で本格的な下落相場は始まっていると考えておくことは大事です。というのは、こうした牽制的な事象に対して市場や投資家がどう考えているかを注意深く観察し、もしかなりの参加者が楽観的であると思われるなら暴落させ、下落を想定していそうなら上げていこうとするからです。

売りで儲ける方からしたら、株は上がるだけ上がってもう買えないよってくらい上げたところで一斉に売りを浴びせるのが最も効果的だからです。もちろん話はそんなに単純ではなくていつも騙し合いの中で動いてはいるのですが、そんな中で将来暴落するかどうかなんてウォール街の猛者どもがどう立ち回るかで決まってしまうということなので我々が考えても分かるはずがありません。

 

我々が出来るのは、「自分の資産をいつまでどこまでリスクに晒せるか」ということを冷静に判断していくかくらいですよね。相場が近未来先にどうなるかなんて分かろうはずもありません。しかしながら時間を中長期に見た場合はそれらが少し見えてくると思うのです。以前から言っている米中問題やコロナ、そして直近では中東情勢など、それぞれの事柄とそれらを俯瞰して見た場合に想定されることを考えて行く事である程度の予想は出来るからです。

 

そして、最もやってはいけないのが「慌てる」ことです。

 

何も慌てる必要はないですよね。だって、下がったと言ったってたかが1%です。何を恐れることがあるのでしょう。たかが1%されど1%かもしれません。言いたいことは冷静に考えましょうということ。売りの場面かもしれないし、下がったところで買えるチャンスなのかもしれません。

 

皆さんはどっちだと思いますか(笑)

そんな感じで考えるくらいの方がよろしいんじゃないでしょうかね。

 

話は変わりますが

 

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないと喚いている最中ですが、今後に向けて次のラムダ株の宣伝にも余念がないようですね。昨晩もネット記事になりますが、「南米発、ラムダ株はどれだけ怖いのか、豪ウイルス学者が解説」といったタイトルでNewsweekが記事を掲載していました。

(以下抜粋)

・現在、南米では新型コロナウイルスの新規感染者の20%はラムダ株に感染しているという。

・ただし現時点では、アルファ株やデルタ株とは異なり、最も要警戒度が高い「懸念される変異株」には分類されていない。

新型コロナウイルスは、いまだに速いペースで伝播し続けている。この点を考えると、今後も新しい変異株が続々と出現するリスクがある。

・ラムダ株の登場は、そうした変異が新型コロナウイルスの感染力を高めたり、ワクチンや抗体療法薬の有効性を弱めたりする恐れがあることを改めて浮き彫りにした。

 

などなど・・・

かなり端折って書いたので全体の意図と違ったものに見えてしまっているかもしれませんが、取り上げたいところは感染力が強く、これまでのワクチンや抗体も有効なんだけど、でもデルタ株と比較しても効き目が弱いかもしれなかったり、中和効果が弱かったりするかもしれないよって言っているんですね。

 

これ以外にも「週刊女性PRIME」、「ABEMA TIMES」、「東スポWeb」、「朝日デジタル」、「COURRIER JAPAN」など様々なところが最近になってラムダ株関連の記事をアップしています。

 

アップする事は良いんですが、いずれもまだ未確認ベースではあるもののワクチンの効果に対する懸念や中和抗体に関する効果の懸念を指摘しているものが多いですね。

 

今後間違いなくデルタ→ラムダといった伝播になって行くのでしょうが、どこのワクチンはダメそうだとか、こっちはまだ大丈夫そうだとか、「よく分からない」と言いながらも煽っている様子が伺えます。

中にはアイスランドでワクチン接種率が高いにも関わらず感染者数が多いことに対して「反ワクチン派が『嬉々として』この事例を挙げている」といった反ワクチン派がおかしいかのような書きっぷりをしているものもありました。マスコミなんてそんなもんだろうと分かってはいますが、こうした書き方は良くありませんね。一方が正しくてそうじゃない方は頭でもおかしいんじゃないってことでしょ、結局は。そうした書き方が偏向と言うのですよ、止めていただきたいですね。

 

いずれにせよコロナ禍はまだまだ梳きそうですが、用心に越したことはありませんが、それらの記事の中にも記述がありましたが、ウイルスは一般的に変異すると感染力が強まる代わりに毒性は弱まると言います。つまり感染力が強いけど恐れるに足らずということになっていくはずにも拘わらず、殊更に感染力を強調してあたかも恐ろしいものとして扱おうとしているんです。

 

こうした表現こそ改めなければならないものであり、実際に何がどうなのか確実な処のみを記事にすべきだと思いますけどね。

 

しかし、マスコミで働いている人間と言うのはこれらの記事を執筆した本人はもちろんのこと、マスコミに勤務する人間はみんなこうした内容を書きたくて書いているんですかね?

もう少し真実に基づいた内容なり、一方的な煽りを糺すような記事とか書かないんでしょうかね。様々なメディアにアップされた記事の全部を見ているわけではありませんから、もしかしたらそうした記事もあるのかもしれません。とは言え、そうした記事にお目にかかったことが無いんですよね。

で、治療薬などの話はちょこっと出るものの、大々的に感染者数を言うほどには全くもって取り上げられることは無いし、なんならそれらの危険性に言及していたりしますよね。

 

今さらマスコミがその仕事に対する姿勢を改めるとは到底思えませんが、もうすっかりワクチンを接種するのが当たり前になっていて、反ワクチン派とか言ったところで「好きにすれば」って感じになってますよね。それで済むならまだいいですが、この先ワクチン接種しても重症化する者が出てきたらどうなるんでしょうかね。

ワクチンの出始めの頃は、接種したら感染しないかのような表現でしたよね。そして接種が進んできても感染が止まらないと言い出した時は、未接種者が多く感染している的な言い方でした。それが最近では世界的に感染するということが当然視されてきて、今では重症化しにくいから摂取しようとなっています。

こうした経緯を見ると、そのうち接種者でも重傷者が頻発するようになり、またまた講釈を始めるんじゃないかって勘繰ってしまいます。

 

感染者が増加したのは変異したからであり、弱毒化しているから感染しやすいのであって、ワクチンとは関係ないということでしょう。また、今後も変異は続くわけで、一般論的にはその度に弱毒化するはずですから、変異の度に感染者数は一定程度いるはずです。そこだけを取って「危険」だと大騒ぎするのは誠にけしからんと思いますけどね。

 

さて、それにしても色んな事が起こりますね。

日本国内だと「豪雨」とそれによる「土砂災害」や「河川の氾濫」、海外では中国でも悪天候が続き大規模な河川の氾濫などが起こっていますし、中東では政変が起こり人民が逃げ惑う様子が流れ、そしてかのWHOのテドロスは「イータ、イオタ、カッパ、ラムダ」と次々と名を挙げ警鐘を鳴らそうとしています。

 

 

さすがの米国株も昨晩は調整しましたが、むしろこれだけの事が起こっていてよくこれまで株は上がっていましたよね(笑)

今後については分かりませんが、ある程度まとまった調整となるのか、それともものともせず上昇を続けるのか注目される所ですよね。

 

雨続きの天気にようやく好転の兆しが見られましたが、相変わらず油断のならない天候になっています。まるでこれからの相場を予見するかのようにも見えますが、確りとにわか雨なのか線状降水帯となって豪雨となるのか見極めていきたいものですね、それでは。