株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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米国株は小幅安

おはようございます

 

 

昨晩の米国株式市場は反落となりました。

NYダウ   -107.39   34888.79

NASDAQ     -55.59            14677.65

S&P500    -15.42              4369.21 

VIX指数         +0.95                   17.12

原油              +1.11                   75.22

為替                                        110.63

 

昨日の日経新聞で金(ゴールド)の広告がありました。

広告の割には長い文章だったので「何だろう?」と思わず読んでしまいました。

 

その内容はニクソンショックから始まり、コロナ禍により米国の資金供給額が巨額になっていることの説明文となっていました。

 

皆さんも「ニクソンショック」という言葉はご存知だと思います。

 

その広告の内容を一部抜粋させていただきますが、約50年前、1971年8月15日の午後9時過ぎに20分程度、時の大統領ニクソンがテレビで演説し、最後に突然ドルと金の兌換を止めると発言したそうです。

 

世界中がびっくりしてドルも下落し株価にも影響が出たようです。

 

しかし、その当時既に世界の覇者であった米国に楯突くものはいなかったので、それ以降ドル以外の通貨についてもですが、その国の通貨はその国の国力でもって評価されるようになっていきました。

 

このことはこれまでの貨幣の在り方を変えさせるにはあまりにも乱暴なやり方だったと思います。

 

しかも、貨幣という物は金(ゴールド)に交換できる事が本来的価値であるはずです。

 

でなければただの紙切れでしかないのですから・・・

 

それを停止するということは、本当ならば貨幣としての価値は無くなった事を意味します。

 にも関わらずドルが貨幣として流通し続けられたのは、もはや金と貨幣をリンクさせられる以上に経済規模が大きくなっていた証拠なんだと思います。

 

貨幣は金などを物との交換に使うことの煩わしさを解消できる画期的な発明でした。

しかしながら、貨幣が出来たそもそもの発想はそれら金・銀を銀行に預けた際の預り証的な存在として作られたものでした。

 

要は金銀を持ち歩くのは重く大変でかつ危険もありました。紙幣にすれば現物よりは持ち運びが軽いので容易であり、金銀と交換する為のものなので、金銀と同等の価値も事実上あることになります。

 

各種支払いや購買に金銀を直接やり取りしなくても、買いたい物や売りたい物を金銀を用いなくても簡単にできるようになったことは経済の発展をスムーズにしました。

 

結果的にドルは「米国」という価値を持った貨幣であると皆んなが認めているから金と交換する事がなくなっても、世界から信任を得て流通出来ているということなんです。

 

こうした変遷を経て貨幣はそれ自体に価値がある物として取り扱われるようになりました。

 

ところが、経済がさらに発達すると、それに応じてドルなど貨幣の需要も増えていきます。

 

益々貨幣が必要になり、止めどなく貨幣を発行するようになりました。

 

そしてこのコロナ禍がやってきて、貨幣に支えられた経済が破綻しないように更に発行量を急増させたのが現在の状態ですね。

 

この広告では、コロナが登場してからのドルの発行額は合計で約8兆1000億ドルとあります。

円に換算しますと、約880兆円余りですよね。

たった1年半くらいでこれほどのドルを供給したら、ドル自体の価値は下がってしまいます。

 

だから「ゴールド」を買いませんかという広告なんですね。

 まぁ、ゴールドも値上がりしてますけど(笑)

 

 

実は、ここまでの文章で貨幣が何故広まったのか表面上の解説しかしておりません。

例えば、銀行がその業務として行っている「金融」という仕事は何故巨大な産業となり得たのか。

また、貨幣は預り証だと申し上げましたが、そのような発想は誰が気付いて商売にしていったのか。

こうした背景を知ると今の時代ももう少し分かってくると思うんですね。

 

また機会があったらそういった事についてもお話ししたいと思いますが、今日の所は

割愛させていただきます。

 

 

さて、株式相場ですが、米国金利がCPIの強い数字によって引き戻されたように上昇したことによって調整を余儀なくされました。

 

ただ見方を変えれば、まるで高値を一気に超えるための屈伸運動のようにも見えます。

 

相場ですからどっちにも行く可能性がありますので断定はできませんが、NYダウが高値35,000ドルを越えて引け値を取って来れば強気継続ですし、結局売り圧力に負けるようであればもう一度仕切り直しとなりますよね。

 

その意味で短期的には微妙な感じを醸し出していますが、余ほど前回のように急激な金利上昇がなければ、米国株は近々に再度高値を更新すると思っています。

 

むしろ高値を更新するということは、今度はNYダウで35,000ドル台は底辺となると考えます。

なので、36,000ドル近辺までは早いと思います。

 

相場が上がる時ってそんなもんです。

理由もいりません。

 

私はそうなると予想しています。

 

日本はと言うと政治が機能していないこと等が相場の重しとなっているようです。

ま、本当はそうじゃないと思うんですけどね・・・

 

でも事実そうですよね、政府高官の酷すぎる対応にはさすがに辟易とします。

かつて当時の民主党に政権を獲られた時に近い雰囲気を感じませんか?

 

政治が本格的に混乱してくると、日本株投資をしている外国人投資家は日本株投資を敬遠することを考えて行かざるを得ません。

そうなると売らないまでも買えないとなってきます。

日銀だけでは相場を支えられるはずもありません。

 

となると・・・

 

まぁオリンピックもあるし、あまり暗くなるようには考えたくはありませんが、それにしてもおかしいですよね。

私のようなひねくれものからしたら、これも「ワザと?」って思ってしまいます。

 

「ワザと」こうした発言や対応をする事で「目立ち」、そっちに目を奪わせておいて何かが進行しているという事なんじゃないかって考えてしまうんですよ(笑)

 

だって大体そうじゃないですか・・・

 

でもね、せっかくオリンピックは開催されるんだから、あまり変な事は思わずに、たとえテレビ観戦になったとしても楽しく見たいものです。

 

だって

 

私が生きているうちに日本で開催されるオリンピックはこれで最後でしょうから・・・

 

そんな機会に恵まれただけありがたいと思うようにしたいものです。

 

それでは