おはようございます
昨晩の米国株式市場は反落となりました。
NYダウ -153.07 32862.30
NASDAQ -409.03 13116.17
S&P500 -58.66 3915.46
VIX指数 +2.35 21.58
原油 -5.15 59.45
為替 108.91
やはり金利の上昇は株にはマイナスに働くものです。
30年物国債は2.5%を突破しましたし、10年物は1.7%台へと一気に金利高となってきています。
ついでに言うと2年物国債は一時20%も前日比で上昇しています。
小休止の後再びの金利上昇となってきました。
もう少し金利高となるのでしょうか。
だとすると株価の調整ももう少し必要となるかもしれませんね。
しかし、基本的に米国自体が景気後退期に入ると言う話にならなければ大暴落で株式相場が終焉するという事には繋がらないものです。
やはりあくまでも下がったら買いと言う姿勢でいる事が肝要かと思います。
今回の金利高は、フィラデルフィア連銀製造業景況指数の3月の数字が1973年来の最高値を付けて大きく伸びた事、その前にNY連銀の同指数も前月の数字を大きくアウトパフォームしたことがきっかけになっています。
何を示しているかと言うと仕入れ価格などの数字が想定以上に高水準となっていたので、いわゆる「インフレ」傾向を見て取ったという事なのだろうと思われます。
米3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
現況指数 :51.8(2月23.1、6ヶ月平均値26.0)
仕入れ価格 :75.9(54.4、43.3)
販売価格 :31.8(16.7、23.2)
新規受注 :50.9(23.4、27.5)
雇用者数 :30.1(25.3、19.3)
週平均就業時間:39.7(30.6、24.4)
6カ月先
景況指数 :61.6(39.5、50.4)
仕入れ価格 :67.7(53.6、49.3)
販売価格 :50.6(37.8、38.4)
新規受注 :51.2(36.6、47.4)
ざっとこんな数字でした。
さすがに債券も反応せざるを得ないですよね。
まぁこんな感じになってきたと言う事は景気は後退どころか本格的に回復しむしろ好況期がやってくるのかもしれません。
もちろんどうなるかなんて今の段階では分かりませんが、コロナ禍対応で資金をばら撒いた事に対しての行き過ぎは今回で調整するのでしょうね。
要するにお金があったことで株に資金が過剰に流入したという事なんでしょ?
下がってしまえばその下げの理由とするには説得力を持つ話に出来ますよね。
でも多分その事も要因としてあるのでしょうけど、本来的には金融の引き締めが本格的に行われなければ株価が今後大きく調整する事にはならないと思います。
逆に金利高が必要以上に進行すれば、当局が何もしなくても引き締めと同じかそれ以上の効果として受け止められることから株は下がりますね。
そうなる方を想定するなら一旦売っておくのも手ではあります。
何故か・・・
そうなると調整幅はそれなりに大きくなる可能性があるからです。
そして相場がこれで終わらなければ、そこからは本格的な業績相場入りとなります。
森を見るよりも木を見ていく相場ですね。
だとしたら投資態度を若干修正することもありになります。
まだそこの所は結論は出せませんが、考える必要はるのかもしれませんね。
お、気が付いたらもう今日は金曜日じゃないですか!
今週もお疲れ様でした。
週末は天気もあまり期待できないようですし、相場に付いての戦略などを再構築するには良い機会となるかもしれませんね。
皆さん寒暖差がけっこうありますので風邪など召しませんように、それでは。