株歴30年生の雑感ブログ

株式相場と資産運用と転職の雑記ブログかな

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お金ってなに?

おはようございます

 

 

早いもので10月に入ってもう10日が過ぎました。

中々の涼しさで、でも台風なんだって感じ…

 

最近の天気はよう分からんです。

 

女心と秋の空なんていいますが、それとも違った印象ですね、何か季節と天気が合っているようで合っていなさそうでって感じです。

 

 

日本株は大体において米国株の写真相場みたいなもんですから、米国株式市場が堅調で金融政策が大きく変わらなければそれ程心配はいりません。

 

まぁ「心配」と言えばこの1年くらい言われてる「MMT理論」が本当はどうなのかと言うところ。

 

MMT=modern monetary theory

        =現代貨幣理論

 

MMT理論と言うのは若い米国人学者の2人が提唱した理論。

 

インフレにならない限り、自国通貨で中銀がいくら資金供給をしても財政破綻しないから大丈夫っていうもの。

 

政府は企業や個人と違って通貨を発行出来るそれぞれの国の唯一の存在です。

 

そもそもお金は信用創造されて生まれるものと言われています。

 

つまり、国が紙幣を発行するわけですが、実際には民間銀行が日本銀行からお金を借りて、民間銀行はその資金を原資にそれぞれの融資を行う事で新たなお金が生まれているんです。

 

例えば、あるAという会社に銀行が融資をしても、それって通帳に金額が載るだけです。

 

コンピューターがA社の銀行口座に数字を印字するだけで、実際の現金がそこに入るわけではないのです。

 

民間銀行はかなりの額のお金を日銀当座預金に預けています。

 

そのお金は預金者や日銀から同時に全部返せとは言われないので、「貸したことにしたお金」や「預金」は銀行から全額出る事は無く、紙幣を受け渡さない数字上の融資金は同じ額の資金を持たずとも融資可能なわけです。

 

こうして民間銀行が「信用創造」という行為を行う事で、元からある以上のお金が出来て行くのです。

 

そうなると日銀が各民間銀行に融資した総額と、民間銀行が一般に融資した総額は違ってきます。

当然民間銀行の融資額総額の方が日銀が貸し付けた総額よりも多い金額になります。

 

その差額分が「信用創造」した額という事になります。

 

民間銀行は何万人という預金者からお金を預かっていますし、そもそも日銀からお金を借りて銀行業を営んでいます。

それらのお金は毎日のように出入りがあるわけですが、それでも全部出される事はないわけなので、新たにお金を貸してくれと言われても対応できるわけですね。

 

こうして、貸すに値するお客さんにはお金を貸せる事になるんです。

 

これをもっと大々的にやって行こうとするのが、MMT理論という事。

と言っても日銀が民間銀行へもっとお金を貸しても問題ないと言っているわけで、民間銀行に無理して貸し出せと言っているわけではありません。

 

要はデフレ経済である限り中央銀行が自国の通貨をいくら発行してもその国が破綻することは無いと言っているわけです。

 

なんかいい話じゃ~ん・・・て思うんですけど、何か短絡的に感じなくもないなぁ。

 

このMMT理論を批判している方々もいて、その人達の話ももっともかなぁって思ってしまうんですよね~。

 

要はお金を際限なく刷って配って景気が良くなるまで、インフレになるまでお金を出しまくっても自国通貨ならば破綻しないという理屈は、将来インフレになるからそれが許されるわけで、もし非効率な政策の下で、もしくは不要な支出のために多額のお金がただ単に消費されるだけでは意味が無いばかりか、その通貨に対する信認がいずれ低下してその国の通貨は暴落していく事になり、結局破綻すると言っている様に見えますが、間違ってますかね?

 

そうして起こってしまった物価高に対しても際限なく資金供給をするんですかね?

 

勝手な想像ですが、経済が自国通貨の範囲内で行われるならそれもありなのかなって思う所もあるんですが、自国民は不景気が続き所得が一向に増えないのに、自国通貨が暴落する事で「物価だけ」が上昇してしまったら余計に苦しい生活になるのではないかって思うのですが、そうでもないのでしょうか?

 

更に言うと、日銀がお金を出す時の裏付けは国債の発行じゃないですか。

だとすると結局、国が国債を発行して、民間金融機関が購入するんですが、当然買うと言っても金額によりますよね。

 

出したいだけ国債を発行しても無い袖は振れないわけだから、買える額は金融機関の持っているお金の量までになるはずです。

 

それ以上の額の国債を買うということは、やはり日銀が自ら購入していく外はありませんよね。

それとも外国政府などに買ってもらうのでしょうか。

 

もし今後外国の政府や金融機関に多額の国債を販売しようとしたとき、それら外国人は買ってくれるのでしょうか?

 

なんか段々分からなくなってきました。

 

いくらお金を刷っても大丈夫と一方では言い、また一方では破綻するに決まってると言われます。

 

国だけは万能みたいな感じにも受け取れるので、本当ならじゃあもっと我々にも直接お金を配ればいいじゃんって思うんだけどねぇ。

 

結局十分なお金を国民が持てば、必ず消費に向かいますよね。

これって消費の先食いなのかもしれませんが、でも国民平均的に景気が悪いからお金が動かないことが問題なんですよね。

 

経済はお金が回ってなんぼの世界です。

 

だから回らない状況を何もしないで見過ごしてしまい、国レベルで没落するよりは、今できる事として消費を促す政策を実施する事もしないと、没落がただ早まるだけにも見えてしまいます。

 

どうするのが正解なのか、政治家も評論家もなく、批判をするのではなく、世の中が好景気になる政策を考えてもらいたいものです。

批判をする以上は政策も出してもらう、批判だけしてお金をもらうのはただその人が職業としてそれで知お金を稼いだだけであり、実は景気にはマイナス効果かもしれませんからね。

 

景気を良くするというのは簡単ではありませんが、かといって打つ手なしと言われても困りますよね。

 

経済素人であり文系特有のロジックになっていない話で恐縮ですが、何かしら良い方法がないものかと妄想に近い格好で思いつきな文章となってしまいました。

 

取り留めのない話で申し訳ないです。

今日はこの辺で失礼します(笑)、それでは。