株歴30年生の雑感ブログ

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米国は本気で戦争する!?

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は反発となりました。

NYダウ  +160.29  26539.57

NASDAQ     +140.85       10542.94

S&P500       +40.00           3258.44

VIX指数       -1.34                  24.10

原油            +0.23                  41.27

為替                                     104.94

 

米国株式市場の最近の上下はまだ何とも方向性が出せずにいる気迷い的な商状なんではないでしょうか。

 

結局は小高く始まった相場は徐々に下値を切り上げていき、本日の高値近辺で取引を終えております。

 

一見強くは見えます。

 

NASDAQの140ポイント高などは見事です。

 

しかしこれをそのまま鵜呑みには出来ないです。

 

やはりドルが気になります。

いわゆる円高なわけですが、米国は基軸通貨ですから本来あまりドル高やドル安と言った影響を諸外国よりは受けないのですが、それでも金利が下がり通貨が下がるという現実もあるわけで、株価だけが上がるというのもどうなのかなぁと思う次第です。

 

もちろん以前から申し上げている様に、だから上がるという理屈?的なことも分かっているつもりではあります。

金利が下がる、FRBは今後も低金利かつ資金供給を継続するとなれば、詰まるところ貨幣価値の下落を人工的に誘発させ、翻ってインフレ傾向に経済を持って行こうとする。

 

その結果の株高であり、景気を反映したとか、そういったこととは違う要因で株価は上がる、つまり不景気の株高といった様相であるとしたら説明は付くのかなと思います。

 

加えて折からのハイテクブーム。

新型コロナウイルス対策としてのリモートや在宅・遠隔など、今後多くの人がそれに関わる世界がやってくると想定した場合、それらの産業は成長しかない。

 

株式相場がそれを放っておくはずがない。

 

だからハイテクを中心としたNASDAQ市場がいち早くそう動いた。

これからハイテク以外の業種においてその恩恵を早く享受できる体制を構築できた企業ほど株価も上昇余地が生まれるともいえそうだ。

 

だから株は上がるとしたら、今回の下げも買い場としては間違っていないのかもしれない。

 

でも、しかし、なんだな。

やはり政治的なリスクは要注意だ。

 

お互いの総領事館を閉鎖し、ネットに出てくる話をそのまま言えば、中国の領事館からかと思われる所から銃などが見つかり、それらがアンティファなど過激テログループに流されていたとか、意味不明な種子が中国から米国に配送されているとか、中国人男性2人をハッカーの容疑で逮捕したが、米国のワクチン開発などの情報を盗もうとしていたとか、様々な情報が流れています。

 

どれもこれも裏を取ったわけではなく、もしかしたらフェイクかもしれません。

 

しかし、中国のこれまでの戦略同様、そういった「事実」や「事象」の積み重ねが段々と真実化していき、中国は人権をも踏みにじる、そして相手を騙し続ける悪い国であるというイメージが醸成されていきます。

 

今の習近平主席が米国などに反発するやり方が続けば続くほど緊張感は増大しますし、今ではネットでさえ南沙諸島に作られた中国の軍事基地をごく近い将来米国が攻撃するだろうと言われていますよね。

 

そのためと思われる軍事演習なども行われているし、米国の軍事態勢を中国向けに編成し直したとも言われています。

 

中国はここ何年間か東シナ海などで傍若無人な振る舞いを続けてきました。

その一部が尖閣諸島に対する行為でもあります。

 

だから東南アジア諸国がそれぞれ領有する海域などにも当然のように主権を主張して堂々と人の庭に入り込んできて一方的な境界線を引こうとしていますね。

 

そんなこと許させる訳がないのですが、東南アジア諸国のそれぞれの国単位では中国に敵うはずもなく、抗議はしても実力校行使までは出来ません。

 

やっと米国がこのままでは全ての面で中国の世界支配となってしまいかねないという事態に気が付いて行動し始めてくれました。

 

 

そんな政治的緊張が高まる中で、100ドル200ドル株価が上がったとしても余裕をもって眺めているわけにはいきません。

 

もっともそんな事を気にしていて、結局局地戦にもならなかったら株は上がってしまいかねず、収益機会の喪失にも繋がりかねません。

 

だったらそれらリスクを承知で買うという事、この選択もありという事になります。

 

信じるか信じないかはあなた次第という事なのかもしれませんが(笑)

今回の流れは、私からすると一戦交えることも可能性はあるのではないかと思うのですが、皆さんはどう考えますか?

 

このまま米国が領事館の閉鎖だけで終わるとは到底思えない。

 

それとも局地戦まではすでに想定内であり、それも含めてこの株価とでも言うのでしょうか。

 

前回のコロナショックでの暴落も騙しがあったと思います。

だから今回も一見すると何でもない、織り込み済みみたいに見せておいて、どこかでドッカーンとやるのかなとも思っています。

 

これまでとは米国の動くが違うと思ってしまっている私の杞憂なのかもしれませんが、前から言っている通り、ダメだと思ったら手を出さないだけです。

 

多少の損失を気にしてはいけません。

ダメだと思ったら投げるべきです。

 

しかしながら、前回かな?、書いていますが、戦争以外の理由としては景気後退という理由以外は買いなんですね。

そこの所の見極めが難しくはあります・・・

 

今日からの相場は一喜一憂せず、相場の動向は当然ですが、政治的な動きにも目を向けて行かなければなりませんね。

 

 

嫌な雰囲気になってきましたが、天気もまだ晴れ間がない日が続いています。

そういった事も気分を憂鬱にさせる事に繋がっているのですが、そう言ってばかりもいられません。

 

今日も夏なんですから元気出していきましょう、それでは。