おはようございます
昨晩の米国株式市場は小幅高となりました。
NYダウ +92.39 25827.36
NASDAQ +53.00 10207.63
S&P500 +14.15 3130.01
VIX指数 -0.94 27.68
原油 +0.45 40.27
為替 107.51
何といってもナスダックと言いますか、ハイテクの強さが目立ちます。
連日の最高値更新!
やはり近い将来も少し先の将来においても、ネット社会の拡張とそれに伴うIT分野の成長期待はまだまだ高いものがあると言うことでしょう。
金利が下がり大量の資金があるために株に資金が集まっているだけなのは分かってはいるんですが、空売っても潤沢な資金がそうはさせないとばかりに買い上がっているということなのでしょうね。
もちろん何かあったらすぐに暴落もするんですけどね、お金があるから・・・(笑)
つまりどっちにも行けるんだね。
でも上がっている方が見栄えが良いからね、ただそれだけ。
これで株も下がったら米国人は何もかもやる気なくすよ。
そして一気に中国共産党の勢いに呑まれてしまうだろうね。
雇用統計が発表されました。
非農業雇用部門の雇用者数が市場予想の290万人に対して480万人と発表されました。
市場予想に比べ大幅に雇用が増えたことを好感した株式相場だったと言えるでしょう。
しかし、米国株式市場はプラスで終えたものの、ほぼほぼ行ってこいの展開となってしまいました。
朝方500ドル近く上昇していた事を考えると92ドル高はほぼ雇用統計の数字を織り込んだだけでなく、材料としては買い材料をもう打ち消したような格好ですね。
ハイテクの強さを端的に表しているナスダックも続伸しましたが、テスラに引っ張られたと言った方が良かった感じですね、他の銘柄は指数と同じでちょぼちょぼでした。
ところで、雇用統計の発表は毎月の第1週の金曜日と決まっているのですが、今回は何故木曜日の夜の発表なのでしょう?
正解は、7月4日は米国の独立記念日ですよね、これが土曜日なので一日繰り上がって3日に休日となるわけですが、その影響で発表も一日繰り上がったということです。
大した事情ではないと言うことでした・・・
感染者数の記録を更新するという悪いことも発表されているのですが、経済は止めないという基本的な方針が株価を確りとしたものにしているのでしょうか。
一日4万人とか5万人とか言われていますが、それで株が下がらない。
株価は米国景気のV字回復を期待しているといいます。
さすがにV字と言われると、そこまで出来るかなって正直思いますけど、あくまで「期待」ですから・・・
期待が現実になることを期待したい・・・
別にダジャレが言いたいわけでは・・・
しかし、よく分からないですね。
何が?って
いや連日のように叫ばれる中国の暴走の度が過ぎている事に対する西側諸国の非難声明、そして中国のあの高飛車な態度に対する様々なところから感じる雰囲気。
これらにすごくギャップを感じるんですが、そんなことありませんか?
私は大変違和感を覚えます。
と言うのも、香港に対する国安法が制定されてしまいました。
英国をはじめ、中国の無法に対して非難する声明が上がっています。
トランプ大統領も非難していますし、西側諸国は一様に同じ態度をとっています。
過去の事象から推測すると、これは必ずと言っていいほど貿易制限や関税といった経済制裁に直結する話ですし、事態によっては軍隊の出動なども考えられるほどの大問題となるはずです。
事実それだけの事を中国は行っていますね。
でもですよ、株式市場ってどうですか?
米国株はハイテク中心に高値圏にいますし、欧州株も上昇しています。
そして中国株も昨日あたりはそれなりに大きく上昇していますね。
これって何ででしょう?
不思議ですよね・・・
あれだけ非難しておいて、制裁は不可欠くらいな体で行くように見させておいて、株はどこの国も「高い」です。
もしかして、またもや一般庶民は騙されている?
本当は西側諸国も中国に対して何か制裁するっていうことは無い?
表面面ヅラは厳しく対処すると叫びながら、腹ん中じゃあベロ出してる?
そしてそうこうして民心が落ち着かないうちに株価を上げて儲かりそうに見せて、そして落とす・・・そんな感じなのかな?
言われている事と実態にかなりの乖離があるように感じているんですよね。
相場は常に二面性と言うか両面の材料が混在しています。
今は良い方を取り上げる傾向なので株は上がりやすい、そう言ってしまえばそれまでですが、それじゃあ単純すぎます。
結果的には我々がいくら推測しても答えは「ない」ので無駄な努力なのですが、不自然さを感じずにはいられないんです。
まぁそれでも株式市場が上昇を続けていただければそれで充分なんですが・・・
話は変わりますが、バイオとセカンダリーはもう相場は終わったんですかね?
アンジェスを始めとしたワクチン絡みもそのアンジェスが下落し続けていますね。
こんなもんなんですかね、国産ワクチン開発というのは・・・
もっとも株式市場が期待する程簡単に出来るものじゃないですからね、時間を要するわけでして、その意味で上下を繰り返すんでしょう。
だからまた何か有望なIRでもでればまたどこからか湧いて出てくるように買いが入ってくるでしょうし、それが収まってくるとシレっと下がる。
この繰り返しですかね、当面は・・・
問題はIPOのセカンダリー銘柄の値崩れが酷い所です。
IPOは先月下旬から再開されました。
しかし、それまで相場を賑わせてきたセカンダリーはお役御免とばかりに下げてしまってます。
こちらもそんなものでしょうか?
ちょっと相場に対する見方を変えて行かないといけないかもしれません。
そんな事も含めて全て相場なんでしょうね。
今日は早くも金曜日です。
梅雨はまだもう少し続きますが、昨年のように真夏の豪雨とならない為にも今のうちに降るべきは降って、夏らしい夏になってもらいたいものです、それでは良い週末を!!