株歴30年生の雑感ブログ

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アフターコロナと米国株の行方

おはようございます

 

昨晩の米国株式市場は反発しました。

NYダウ  +260.01  23775.27

NASDAQ     +139.77         8634.52

S&P500       +38.94           2836.74

VIX指数       -5.45                  35.93

原油            +0.69                 17.19

為替                                    107.54

 

昨日の米国株式市場は週末ということもあり順当な感じではなかったんでしょうか。

NYダウは週足では若干の陰線になった感じですが、昨日の午後からの戻りがなければ、もっと陰線が大きかったので、寄り引け同値が指数では事実上不可能である事を考えた場合、ほんの20ドル程度の違いは「誤差」と考えても良いのではないでしょうか。

 

4月20日 寄付き 23,797.50

4月24日 引け値 23,775.27

 

その差22.23ドルなんですよね。

NYダウ構成銘柄が30しかないとはいえ、時々刻々と30銘柄の株価が変化していくのを月曜日の終値と同値にして終わらせるなんて無理ですよね。

 

ということはほぼ同値で終えたと考えても良いのではないでしょうか。

 

NYダウ最高値が2/14の29568.57でした、それ以降の最安値は18213.65でした。

その下落幅は11,354.92ドルで、率にすると約38.4%になります。

よく使う半値戻しが23,891.11になりますが、この水準はもう先々週に達成しています。

半値戻し達成の打ち返しが今週だったように思いますね。

とすると、ここで寄り引け同値は来週以降の相場がどちらに行くか分岐点となっていく事を示唆している様にも見えてきますね。

 

約1か月で10,000ドル以上も下落するという暴落を経験した後、すぐさま返す刀で半値戻しを達成しました。

この間株式市場に公的資金が直接介入した形跡はありません。

そもそも米国はそういった事を良しとする文化ではないですから。

でもちゃんと大幅な下落に対してリバウンドはセオリー通り半値で返ってきます。

大体においてそんなもんだろうと思っている事が、ちゃんとそうなるって「言う」のは簡単ですが、実行されることは難しいです。

ましてや巨額な資金が動くマーケットで結局そうなっているというのは、普通に考えたら人知を超えていると思わざるを得ません。

 

もしかして、人知を超える人たちの存在があるなら話は別ですが・・・

 

ここら辺のデリケートな話はあまり詮索しない方が良いと思いますが、もしそんな事があったとしても、それでも綺麗に数字を揃えて行くのはかなりのテクニックが必要なんじゃないかと思いますけどね。

 

そっか・・・ コンピュータを使えば今の時代造作もない事なんでしょうね。

 

まぁその話はいいとして、半値戻しを達成したNYダウは今後どちらかに方向を決めていく事になってきますが、私は期待とかではなく上に向かっていってしまうのではないかと考えています。

それは一見すると楽観論のように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。

むしろ購入機会の喪失となってしまう可能性を考えてしまいます。

 

一般的な解釈としては、上ならV字回復で、下なら長期底値形成相場となります。

で、パターンとして多いのは後者の方です。

だから普通なら、今回もご多分に漏れず過去例のない未曽有の大惨事となったわけですから、経済がすぐに良くなるなんてならないわけで、長期低迷相場になる可能性の方が高いという事になります。

 

もっと言えば、究極的には戦争に発展することすら想定できる状況なので、そうなったら上どころか、今度は立ち直れない位の大暴落となることだって確率的にはゼロではありませんから。

 

ただ人間それは絶対的には回避すると思われますし、どんな理屈で世界の人々が戦争もやむなしと理解を示してくれるのか思い当たる理由がありません。

 

その前提で考えると、米国が中国と戦争状態となること以外では戦争リスクはほぼ無いですし、巨額の経済立て直し資金を投入したので、これから別に戦争費用を巨額に出す事は、それこそ破綻する事に繋がりかねません。

いかなトランプ大統領といえども、そこまで無謀なことは出来ないと思います。

 

取り敢えず、新型コロナウイルスの発生が中国にある事、それに対する賠償責任を追及する事、それを拒否するなら制裁を加える事、こんな感じでまずは話を進めていくのではないでしょうか。

 

中国が強く反発する事が容易に想像できますが、この時の各国の様子を良く観察して強く出れそうならもう少し圧力をかけ、無理そうなら話そのものをうやむやにして自分の国は自分で何とかしろって感じにしてしまうなんて事も考えられますね。

 

そうなるとどこの国が有利かと言えば、そう、断然中国に分があります。

早くにコロナが収まったばかりではなく、薬においても様々な研究開発が「緊急性」のもとに行われ、治療薬やワクチンでさえ他国に先駆けて開発が出来るようになるかもしれません。

また経済においても、中国の発表が嘘でなければですが、工場の稼働が開始されれば経済の回復が最速なのは中国となります。

 

中国から発生し、そして大量の中国人が世界へ行く事でパンデミックとなったにも関わらず、アフターコロナで中国が最も有利に事が運ぶとなったら、世界の人々、特に先進国の人々は納得するでしょうか?

 

それとももう既にそれすら文句も言えない程中国は強大化していているのでしょうか?

 

そうだとしたら、米国はじめ西側諸国はいずれ時間の問題という形で没落しますね。

 

簡単ですが、こんな想像をしたのですが、これだけ酷い目に遭っていながら、中国が無罪放免だなんてどこの国の国民も納得はできないと思いますので、やはり順当にいけば中国に対する非難や制裁が時間を追うごとに叫ばれてくると思いますね。

 

その意味で行きますとやはりトランプ大統領の指揮のもと、中国に対する強烈な責任追及がじきに始まってくるのでしょうね。

 

その時に株式相場がどう反応するのかが問題になりますね。

どうなるんでしょう?

 

やはり大きく下落する事になるんでしょうか?

 

それとも、それはそれこれはこれで株式市場は上手く上がっていくのでしょうか?

 

取り敢えず、コロナによって押さえつけられていた需要はある程度盛り返します。

しかし、その時期にあるはずだった需要の全部が後で出来るわけではありません。

 

その影響はGDPに最終的には現されます。

消費税すら議論できない日本は話にならないですが、いち早く対応してきた米国などはその辺がどれくらいカバーできたのか興味がありますし、事によっては潤沢な資金が投資へ向かうことにも繋がる可能性を期待されるかもしれません。

 

結局は早く手を打てないと、後手を取り戻すことは極めて難しいということ。

 

日本はもう論外かもしれませんし、そもそも日本が何かで先んじようものなら米国や世界が由としない風潮がありますからね、早くやろうにも出来ない面があります。

 

だからやらなくて良いというわけではありませんが、この際日本はおいておきます。

 

なので結局は米国と中国と欧州のどこが次の段階で有利に立てるかと言う事です。

 

個人的には米国がやはり主導権を握っていてもらいたいです。

 

間違っても中国に覇権を獲られるなんて事になってはいけません。

 

今回の騒動で通信の分野、つまり5Gで先手を中国に取られ、世界の各地に中国マネーがはびこり、米国をはじめとする白人たちが劣勢に回され始めた事の危機感がよく分かりました。

欧米のやり方は常に何百年もの間残虐であったわけですが、そうは言っても共産主義を地で行く中国の支配が強まってしまう事も望みません。

 

やはり今の段階では、米国の傀儡と言われても、平和ボケと言われようとも、戦争がなく目の前の仕事をきちんとすることで生活が出来ている方を選択してしまいます。

 

政治的には資本主義のほうが個人の自由がまだ脅かされにくい点でやはり良いと思いますが、実際には米国資本は好き放題やっている事も事実ですよね。

その為に被っている犠牲が国内においても随所にある事はある程度理解しているつもりです。

しかし、あの中国共産党の振る舞いは許せないものが有ります。

それに比べればまだ西側でいるほうが良いと思うのです。

 

株式相場がどっちへ行くかの話からまた話が逸れてしまって申し訳ないのですが、そんな事に思いを馳せながら、相場の行く末を心配している感じなんです。

 

昨日の日本の新規上場セカンダリー相場はやはり大崩れとなりました。

GW手前と言う事もあり、少し調子に乗り過ぎた銘柄もあったので致し方ないと思いますが、さりとて他に良いところも限られていると思います。

アンジェスが途中まで頑張っていましたが、お約束のように凄まじいガラに襲われていました。

でも71円も上昇して終えましたので、また来週ということなのでしょう。

ここら辺は面白いのかもしれません。

また貸し株残高が多い武田薬品も最近株価をジリジリと上げてきました。

こういったコロナ関係の銘柄かセカンダリー相場がもう暫く続くと思っているのですが、もしかしたらセカンダリーは一回チャラになったんかもしれません。

 

投資の基本姿勢としては米国ハイテク株と日本のコロナ関連株で行こうかと思っていますが、いかがなもんでしょう?

 

またこの週末にでも考えますか・・・

 

最後に毎回で恐縮ですが・・・

くれぐれも感染しませんように・・・

 

手洗い・うがい・消毒ですよ!