heiseisakuraの資産運用ブログ

株の相場観と運用の基礎をお伝えする日記です

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投資信託で資産運用

投資信託の内容を理解しよう 2

目論見書を見てみよう

今回は投資信託のリスクや費用に関する説明部分について説明します。

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説明に使う銘柄は同じものにしますね。

7ページになります。

 

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投資リスク

基準価格の変動要因とあります。

そしてワザワザ赤字で注意書きしてますね。

投資信託は預貯金とは異なります。

それから実際の説明に入ってますね。株とかで運用してるんだから当たり前ですけどね、昔保証まがいの事をした営業マンがいたって事ですよね。

 

それでは内容の説明をしますね。

株価変動リスク

世界の株式に投資しますが、日本株同様、株価は常に変動してますよ。つまり値上がる事もあるけど、値下がりする事もあるよと言っています。そして株価が変動する理由も様々なんですよと説明しているだけです。

ここは特に問題ないですよね。

 

為替リスク

次は為替リスクです。

このファンドのAとCコースは為替ヘッジをするので、完全ではないですが、為替変動の影響を受けるリスクはかなり低いです。しかし、BとDコースについては為替ヘッジをしないので、為替変動の影響をもろに受けてしまうと言う事が説明されてます。これもまぁその通りだねってなりますね。

ここで言う「ヘッジ」とは?

よくリスクヘッジと言いますよね、あれです。

リスクヘッジ=危険回避ですね、つまり回避です。

為替の変動を回避するという意味になります。

逆に変動を受けたい人(大体は円安の恩恵を享受したい方の事です)は回避行為をせずに流れに任せるわけですね。ですから円高になると円貨ベースで見た場合、資金が目減りした事になります。

簡単な例でお示ししますと、

1$=200円で米ドルを100ドル購入すると、200×100=20000円になりますね。

これが1$=100円になったら、100×100=10000円になってしまいます。

10000円の損失が出てしまう事になりますね。

ただヘッジをしていても、極端に大きな変動があった場合やヘッジをするためのコストが急激に上昇した場合などは結果的に為替変動の影響を避けられない事があるとも説明しています。つまり簡単に言うと、あまりないケースだけど、何かあったらヘッジしきれない事もあるよと言っています。

 

エマージング・マーケットおよびカントリー・リスク

エマージングと言うのは新興国の意味です。

このファンドは新興国の株にも投資します。

先進国と比較すると、

・株式市場成熟度

・株式の流動性

・株価変動性

・政治的安定度

・経済情勢の変化

これらの点で株価や市場に対する変動性(リスク)が高くなります。

このことは、仕方のない事なのですが、成長過程にある国には必ずついて回るリスクとも言えます。かつての日本もそうでした。政情不安は株式市場そのものに影響します。

例え先進国と言えども実は例外ではないですよね。貿易問題とか紛争などが勃発すれば、大抵の場合株式市場は調整を余儀なくされると言う事です。新興国においては同様の事態が発生した場合、受ける影響がもっと大きいものになる事が多いと言う事を言っているのです。なので基準価格に与える影響も新興国の組み入れ比率が高いほど、上昇もし易いですが、下落もまたし易い事になります。

 

次に8ページなんですが、スクショは張りませんが、一応ご注意です。

その他の注意点

ここではこのファンドがクーリングオフの適用外であることを言ってます。

つまりご自身で購入し手続きが完了してしまったら取り消しは不可と言う事です。

もしどうしてもという場合は、反対売買して現金化するしかありません。

その場合は手数料損の分と時価の差額が損失となってしまいます。

 

9ページ

投資リスク

投資リスクの定量情報とありますが、このページもお読みいただければ、その通りの事とご理解いただくだけです。

10ページは割愛します。

 

11ページ

ここから手続き・手数料のお話です。

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ここは是非おさえておいて下さい。

難しい内容ではありません。ただの説明ですから。

このファンドんの購入の仕方についてまず書いてあります。

当初申込期間と継続申込期間に分かれています。

当初の期間が所謂、募集期間になります。この期間では一般的にはまだ運用を開始しておりません。

ですから初日でも最終日でも買付単価は1万口当たり10000円です。

継続期間に入ってからは運用が始まるので、組み入れ状態にもよりますが少しずつ基準価格は変動していきます。よって買付ける日付によって買付けた基準価格は違ってきます。要するに時価で売買する事になります。

換金についても何時は出来て何時が出来ないのか書いてあります。

実際の日付は記載されないので、もし換金を考えている場合はネットで検索してスケジュールを確認するか、野村証券の店舗に問い合わせるようにして確認する必要があります。

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12ページは11ページの続きです。

ここも基本読めば分かる事ばかりです。

信託期間が無期限である事や決算が何時かなどですのでお読みいただければよろしいだけかと思います。 

 

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 そして13ページ、ここは重要です。

手数料の説明ですね。

まず、購入時に購入金額に対し3.24%(税込み)かかります。

例えば、当初100万口購入したとすると、

1,000,000口×103.24%=1,032,400円となります。

つまり100万円購入で消費税(8%)合計で32,400円手数料がかかると言う事です。

この場合でいくと、購入代金合計は1,032,400円となります。

さらに、運用している期間中に自動的に差っ引かれていく費用、信託報酬ですね、これがじわじわとかかっていきます。

このファンドでは年間合計で1.6524%(税込み)ほどかかっています。

これは年間でそうなるように自動的に毎日計算されて引かれて行くんですが、概ね100万口だと16,500円くらいかかっていると言う意味になります。

もちろん運用期間中ですから、これは1年間保有した場合の金額です。

もし5年保有して基準価格がさほど変化が無かったとしたら

約5倍の金額がかかっていた事になります。約82,500円程度ですか。

更に更に、その他費用として事務費用と売買委託手数料がファンドの中ではかかっているとも記載されてますね。

だからどのくらい売買委託手数料がかかっているか分かりませんが、購入して1年間でかかる費用は少なくとも3.24+1.6524+0.108=5.0004%になります。100万円に対して約5万円はコストとしてかかってしまいます。

 

そして2年目以降は1.6524+0.108=1.7604%かかるので

約17,600円程度はかかっている事になります。

金額は基準価格が10,000円で計算しているので、基準価格が値上がりしますとその分取られる分も多くなりますね。

基準価格が値上がりしても事務経費は変わらないはずなのに何故か「率」で計算するので実額は多くなっていきます。

もし基準価格が年間平均で15,000円となれば経費は26,400円という計算になりますね。

毎日基準価格が変動するので毎日信託報酬は計算されており

1日当たりの額の積み上げが年間の費用だったことになります。

なので正確には分かりませんが大体で言うとそんな感じになります。

そしてこの費用は基準価格が下がっても取られますので、運用会社はこの経費以上に利益を上げなければ元本割れと言う事になります。

 

このように見て行くと投資信託は中長期で保有する事を推奨しておりますが、結果が出続けるならばたとえ費用が掛かろうとも預けていても良いわけです。

ですが、費用倒れになってしまうリスク、またはべ下がりリスクもあります。

値上がりしても値下がりしても同じように費用は掛かってしまいますので、そこの所はよく考えてみないといけませんね。

先ほどの例でいきますと、

100万口購入してもし黙って3年間保有したとします。

経費は3年間合計で約85,000円になります。年間で割ると約2.15%になります。

そうしますと、運用会社が毎年2.15%の運用をして初めてトントンになります。

つまりそれ以上の運用益を上げ続けなければ損になってしまう事になります。

当然、もっと大きな利益を出すために運用のプロが一生懸命運用しています。

ですがそもそもの相場がダメだったり、世界的な大問題が突如として発生し大幅下落にぶつかったり、運用方針と相場環境が違ったりして結果的に損となる事も少なくありません。

投資には絶対は無いのですが、儲けようとプロがやってもその通りにならないものです。なのでどうしてもリスクを取りたくない方は別の方法で考えて行った方が良いかもしれません。 

 

以上で目論見書の見るべき所の大まかな個所についてご覧になっていただけたかと思います。

最後に、投資信託はその運用について様々なタイプがあります。

ここでご紹介させていただいたのは、その中の1つにすぎません。

運用するタイプによってはもっと複雑な構造についての説明や

運用対象そのものの理解が高度な物もあります。

くれぐれも理解の浅い段階での運用は一度思いとどまっていただき、確りとした理解のもと投資に踏み切っていただきたいと思っています。

 

株式を始めとした変動商品での運用は時として直接投資するよりも大きな利益を生み出す事も少なくありません。ですので商品理解のもと、この低金利時代には資産を増やしていける武器にもなり得ますが、その逆となってしまう事も多々あります。

よくお考えになっていただいて是非挑戦していただきたいと思います。

それでは今回の投資信託の説明はこれで終了させていただきます。

ありがとうございました!