heiseisakuraの資産運用ブログ

株の相場観と運用の基礎をお伝えする日記です

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外国債券で資産運用

国債券で運用してみよう  Ⅱ

実際の運用について

国債券と言っても何を買う?

 

こんにちは

国債券のリスクやメリットのいついて説明してきました。

この回は実際の運用についてご案内させていただきます。

 

国債券と言っても通貨が色々ありますね。

どれを買ったら良いのでしょう?

 

まず基本は米ドルなんです。

ご存知のように米ドルは基軸通貨と言い、世界は米ドルを中心に回っています。

つまり世界中のどの通貨よりも流通量が多い通貨です。

そして皆さんにとっても、テレビやラジオのニュースなどで常に報道されますよね。

と言う事で名実ともに身近で馴染みがある通貨になります。

 

この米ドルという通貨で発行された債券を一般に「米ドル債」と言っています。

では米ドル債にはどんなものがあるんでしょう。

いくつかご紹介します。

まず、有名なところでは米国国債です。

特に有名なのが割引国債ですね。期間が短い物から長い物まで多種多様にあります。

人気は長めの30年国債や10年国債です。

30年と言うとそんなに長くてどうすんの?って思われるでしょうが、ご心配なく!

償還まで保有される人はあまりいないです。さすがに途中で売却します。

 

例えば、米国30年国債

償還    2048年2月15日

単価       48.87%

利率        0%

買為替     108.60円  

こんな条件の国債があったとします。

この国債を額面100,000ドル買付ける事にしたとします。

100,000×48.87%×108.60=5,307,282円

となります。これが買付金額になりますね。

この国債2048年に償還します。

償還すると額面で返還されるので、100,000ドルの現金で返ってくることになります。

今は、この将来100,000ドルになる債券を48,870ドルで買ったと言う事になります。

逆に言うと、今48,870ドルで買った債券は償還する2048年まで保有すると100,000ドル

で返ってくることになります。

 

ここまでのところ、よろしいですか

 

そしてこの債券は利率がゼロなので途中に利金の支払いが無いタイプの債券です。

この様な場合、買ってしまえばまさに後は放っておくだけです、基本的には。

債券の価格は日々少しずつは変動します。なので市中金利の動向によっては1年経っても値上がりしていないと言う事もあり得ます。

これくらいの債券となると何年か越しで見るものなのでそれこそ一喜一憂しません。

 

長期債の特徴は、市中金利の変動の影響を受けやすいと言う事です。

何故か? 期間が長いからです。

例を挙げますと、半年後の償還が決まっている債券は例え今金利が変動しても、償還時には額面で返還されますので、あまり金利変動の影響を受けませんよね。逆に期間が長くなるとその分金利変動の影響を受ける事になります。

従って30年国債ともなるとFRBの利上げや利下げの影響を最も受けやすくなります。

なので債券価格の上昇を狙って買うと言う考え方もあります。

そうする時と言うのは金利水準が高い時です。

そして今後将来的に金利が下がっていくと思われる時に、債券価格が安いうちに買っておくと言った方法です。

 

割引型の債券は金利収入こそありませんが、その分単価がいずれは上昇します。

いずれ償還すると、48.87%で買ったものは100%になるので世の中の金利がどう動こうともいずれは上昇します。

約30年後の事はもう分かりようもありませんが、米国の金利がまだこの先暫く低下傾向になっていくと仮定すると、この債券は時間が経つにつれて若干ずつでも単価が上昇していきます。

48.87で買って2年後想定通り金利が低下し債券単価が50になっていたら、為替コスト分だけでも円安であれば、差額分だけは利益になります。

もし米国の金利がさらに低下すれば単価はもっと上昇しているでしょう。

そうなった時の為替が問題ですが、金利観としてこれ以上は下がらい、むしろ今後は上昇も視野に入れないととなれば取り敢えずドルベースのまま売っておくこともできます。

ここら辺はどうとでもなると思うのですが、基本は買ったら売らない。

これを愚直に行う事がよろしいかと思います。

 

新興国通貨建 外国債

 

先進国通貨で運用するならやはり米ドルで運用するのが良いと思いますが、では新興国通貨で運用するとなったらどれが良いでしょうか?

これは難しいですね。

新興国はどれも一癖あります。

金利が高いと言う利点はありますが、投資する国についての知識や、周りの環境まで出来たら知っておきたいですね。

例えば、

 

ブラジルレアル債

 

ブラジルの通貨はレアルと言います。

ブラジルも現時点で他の国の金利と比較して遜色ない金利水準だと思います。

ブラジルは新興国の中でも資源に恵まれた国です。世界の各地域に様々な穀物や畜産物などを輸出しています。

しかし、世界の景気が鈍化してくるとその影響も受けやすいです。

さらに問題があります。

それはブラジルは通貨規制をしていて、ブラジルレアル建の債券を買う事は出来ますが

その債券を償還まで保有してしまうと原則的に外貨で継続的に運用出来ない事です。

今はそれも緩和されてきていますが、新興国で自国の貨幣を外国に流出させたくない国はよくこういった規制をします。

ですからそうなるリスクが全くないかと言えば保証は出来ないので少し考えてしまいますね。

 

 

南アフリカはプラチナや金と言った貴金属がよく取れる国です。なんですが、電力施設があまり整備されていなくて、肝心な資源がその為にうまく採掘できなかったりしています。今後、貴金属市場が何かの理由で大きく値上がるようなら少しはランドが上昇する余地はあるのかなと思っています。

 

 

トルコは普通に購入できる外国債券の中で最も高金利ではないかと思います。

しかし、現在のトルコリラは下落の一途になっています。以前から経常収支の赤字が続いており、また米国との関係がギクシャクしている事もあり、簡単ではありません。

確か、10年前くらいは1リラ=50~60円していたと思います。今は20円を割れて18円台半で動いています。

トルコについて(ご参考)

トルコは親日国としても有名な国ですね。江戸時代でしたかね、トルコ人の乗った船が座礁か何かで日本に漂着した際に助けてあげて、本国まで送り届けたといった話があったと思います。

トルコの人々はそれを教科書に載せているらしく、日本人に良い印象をもっているようです。

また、トルコは欧州とアジアの交わる土地にあり文化的にも西洋と東洋がミックスされた雰囲気があります。

宗教はイスラム教ですが、政教分離がなされている国でもあります。

最近はエルドアン大統領の独裁に近い施政が取られていますが、一枚岩かと言えば、そこまでではありません。

経済は本来強く、経常収支が赤字続きなのは資源をほぼ全て輸入していることが大きな要因と言われています。

やはり恒常的に経常収支の赤字が続きますと、その国の通貨は売られやすいと言われています。今後の景気動向が気になるところです。

※トルコについては確証の無い話になりますが、別記事でもう少し書きます。

 

その他にもインドやインドネシアなどのアジア諸国を中心に新興国と言われる通貨はあります。それぞれに良し悪しがありますので、金利に惑わされずに確りと下調べをなさって投資に臨ん得いただきたいです。

相場に絶対はありません、債券も為替も株もその点では同じです。