はようございます
昨晩のNYは大幅安になりました。
NYダウ -333.75 26864.27
NASDAQ -98.19 8175.42
S&P500 -32.80 2980.38
VIX指数 +2.18 16.12
原油 -1.07 57.51
為替 108.84
結局金利次第な相場だったって事ですね。
パウエル議長がトランプ大統領に囲われてるとでも思っていたのでしょうか?
本日の雇用統計がどのような数字かまだ我々には分かりませんが、個人的には今回の議長のコメントは妥当なものではないかと思っています。
今回0.25%の利下げをする事は織り込まれていたわけですが、先の9月分についてこの場で確実視するような経済状況にはないと思うからです。
やはり米中摩擦や北の問題、イランの問題、EUとイギリス等々、これらは一気に世界の流れを変えて行くだけのインパクトを持った事案です。
そんな中景気に配慮すると言って金利をまだまだ下げますよ~って言うほど稚拙な発言をすることはないですよ。
トランプ大統領が度々パウエル議長やFRBを批判しますが、企業家であるトランプ大統領の考える事と、金融政策者であるFRBがいつも同じスタンスでいるとは限りません。さらに大統領はパウエル議長を批判することで自分に対する批判をかわそうとしている様にも見られ、本気で野次っている感じでもありません。
従ってそこそこ出来レース的な感じさえするわけですが、今後利下げしないとは言ってない、でもこれから暫く利下げを継続するとも言ってないというスタンスは今時点では丁度良さを感じます。
実はFRBに限らず中銀と言うところは、一度金融政策を決めるとそっちの方向で暫く動く傾向があります。
その意味で今回は10年半ぶりに利下げとなった事で、暫くは金利低下局面入りという「期待」があったわけですね。これが逆に一回限りとなると政策の失敗を意味する場合もあって中々難しいんです。
投資家から見ますと、曲がりなりにも利下げに踏み切ったと言う事は今後は何度か利下げが続くと見る事が多いです。
ですから今回のパウエル議長の発言は失望感を誘い大幅安になっ
たと言う事になります。
ところが株価は最高値圏にあって金利を下げる必要があるとは思えない状況にありますよね。ここが判断を難しくしているわけです。
今後利下げ観測が後退すればするほど株価の調整は余儀なくされるでしょう。
逆に、「あれっ? 金利下げる?」ってなればまたうそみたいに上がっていくんでしょうね。
これからの動きはよく見ないといけませんね。
ところで、日本株ですが、CMEは200円安位でしたね。
スターとしてもそのまんまで推移しています。
昨日も187円下げておいて、今日200円下げてやっとNYの下げに帳尻があってきたと言った所でしょうか。
為替は108.90円くらいで円安なんだから、本来日本株は昨日の下げを考慮すると、もう戻しても良いはずです。でも戻らない、やはり人気が無いんですね。
もっとも個別株中心で行くわけですからそんなに関係ないですけどね。
取り敢えず、下がっている日は下で買うチャンスでもあるので、そのスタンスで行きたいですね。